BLOG

新年のご挨拶

2012年1月10日

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。 
旧年中は格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、fプロジェクトをより一層のご支援を賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。

日本最大の規模でお送りする、
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークの4都市コレクションのトレンド解説
藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー 4都市コレクション

2012-13年秋冬コレクションセミナーの日程
3月28日(水)東京メルパルクホール
3月29日(木)大阪テイジンホール
3月30日(金)名古屋デザインホール
4月4日(水)新宿明治安田生命ホール 昼の部・夜の部

※詳細は1月下旬にご案内いたします

マーケットの1年先のファッショントレンドを予測する
FTF ファッション トレンド フォーキャスト セミナー

コレクショントレンドを日本の市場に落とし込む最強のMDプランニング
マンスリーMD セミナー

以上も、例年通り開催予定となっております。
詳細はメルマガとDMにてお知らせ致します。

f-fiori-cafe Blog

大好評の藤岡篤子のブログでは、
コレクション現地での速報、展示会レポートなどのホットな情報を即座アップしています!

中でも好評の今週の一皿は、今年もお楽しみに!


2012年も、fプロジェクトをどうぞ宜しくお願いいたします。


人気急上昇 ジルサンダーnavy

2011年12月21日

ジルサンダーと言えば、アーティスティックな印象があり
ピカソなど文字通りアートからのインスピレーションが多く
ちょっと敷居が高いと思っている方も多いかと思います。

でも、ファーストラインのエクステンションブランドとして
一年前に発表された「Navy」ラインは上品で若々しく、清潔感に溢れ
ジル・サンダーの匂いを残しながら、買いやすい価格に設定されていて
最近人気急上昇です!

ファッションナイトアウトの時もブティックで開催された
navyのミニショーには若い人達が雨にもかかわらず詰めかけていて
ぎりぎりに着いた私は、写真を撮るどころか
殆ど見えない所に立って見るしかできませんでした。

すご~く売れたそうです!
代表的なアイテムとしてはシャツドレスなどトラッドベースの
ベーシックにデザインの手を加えたモノ。

ウエストがドローストリングになったり、ヘムにテープ使いが施されていたりと
シンプルですが、とても品が良くある意味通好みのカジュアルです。

ドレスの提案は多くランニングドレスにオーガンジーのステッチで素材レイヤーにしたり

2012春夏の展示会では、実は、結構出ているサマーツィードルーレックスヤーンを入れた
丸襟のちょっとブルジョア風のおすましドレスもカジュアルな雰囲気で。


今回はファーストラインが「ザ シャツ」なので、navyでもシャツバリエーションは豊富です
衿のあるモノもティーシャツもデザインが加えられ、立派な外出着になっています。



スカートは膝丈で、箱ひだピッチの大きいひだスカートなど、基本的で
着やすいデザインが主流なのですが、腕の見せどころは素材のチョイス!!

形は基本形に近い着やすいデザインなのですが、
素材がとても新しいのです。

私が気になったのはのような質感のゴールド
スカートやルーレックス入りのひだスカートです。

もちろんコレクションでも登場したオーガンジーのチェックの重ね
ジオメトリックなブロッキングスカートも旬な感じでGOOD!


サイクルウエア登場のグッチ

ハードデコ」という鮮明なメッセージを打ち出したグッチ。

展示会では小物、雑貨とともに着やすくフリーダ好みの
お嬢さま風のMDラインがずらりと並んでいて
コレクションとは異なる興味深い展示会です。

今季は深いグリーンが基調色に用いられていました。

ここで目を惹いたのは会場の真ん中にどんと置かれたグッチカラーの自転車

今年はグッチ90週年フィアットとコラボした(内装と外装)車を出していますが
なんと自転車までが!!

赤とグリーンのWEBカラーがアクセントになってカッコ良い~!
自転車のためのヘルメットグローブまで全てグッチカラーで揃います。

自転車大好きな私は、興味津々ですが、カッコ良すぎて
意外に乗るのは難しいかも、、、。

もう一つ可愛かったのがキッズです。

最近は、どこの展示会でもキッズに力を入れていますが
グッチの子供服は靴からドレスまで揃っていて
「おしゃま」と言うより、素直にグッチのDNAを子供服で表現しているところが
とってもチャーミング
お友達に子供が生まれたら絶対プレゼントしたい物がたくさん!

美味しいグッチチョコは展示会の定番でこれはどれかいただかなくちゃ!
バレンタインに行列ができるそう。


フェンディはマセラッティとコラボ

イタリアの贅沢ブランドを象徴するフェンディと
マセラッティが組んだセレリアラインがメンズに登場しました。

会場には乗った気分を味わえるDVDも流れサウンドも楽しめます。

どちらも超高級なのでローマで開かれた発表会は気分が上がったそうです(プレス談)

それはそうですね、一つ手にしただけでも気分が上がるのに
二つ一緒って、ス、凄すぎなコラボです。
メンズだけにボストンバッグや写真立て、サングラスなど雑貨が中心のコラボレーションでした。


でも今季のフェンディは、レディスのバッグがとっても可愛いんですよ!
カラフルでジオメトリック
一つ持てば今季のコーディネートは完成するほどのインパクトです。



お洋服はため息が出るほどのファーが春夏らしく
他の素材とアレンジされてでています。

駆け足の展示会はまだまだ続きます


ジルサンダー12SS 現代のメンズウェアとは

2011年12月15日

こんにちは!
アシスタントのuccieです。

先日、JILSANDER 12SSシーズンの展示会に連れて行っていただきました。
ほぼ初めての展示会だったということもあり、緊張しておりましたが
個人的に大好きなJILSANDERということもあり、終始興奮気味でした!

今シーズンのテーマは
全ての時代のジェネレーションから成る現代のジェネレーション
戦後の十年毎の全ての断片が、切り取られ不均衡につなぎ合わせられている。とのこと

ルックではハイウエストのパンツ、タックショーツやボックスシルエットなどが印象的でしたが…

やはり一番印象的だったのはスネークスキンの数々!

ヴィヴィットカラーでのデイバッグや、ボディバッグはインパクト大。
オレンジのバッグはメッシュと組み合わせてスタイリッシュな印象

ゴムソールのシューズもパイソン仕様。ルックでも見られたアーミーブーツ
こちらは落ち着いたカラーでの独特の光沢がたまりません。

パイソン柄のプリントTシャツはモノトーンカラー、サラッとした素材で着やすい印象。
パンツインもいいですが、裾を出しボックスシルエットでも是非着たいです!

続いて印象的だったのはニットではないでしょうか?
立体的で、編み目やカラーが目に焼き付いたアイテムだったと思います。
ルックだけではわからない細部を見ることが出来、とても感動しました。

外側を覆うことで生まれる表面感を再定義した、うねりのあるカラーフィルター。
手の込んだテクスチャーは、細部のこだわりを感じます。

70年代を意識した大き目の衿のシャツと、半袖トップスのレイヤードは是非注目したいです。

たっぷりとしたシルエットのナイロントップスは幾何学柄の刺繍
ブルーとイエローの方を是非欲しいです。こんなトップス他にはないですし!

クロッシェ編みのセーターとレイヤードしたPVC素材の透明なコート
ラフシモンズの素材使いにはいつもワクワクしますが、今回のテクノ素材も素晴らしかったです。

こちらのバッグもワンポイントのスネークスキン。

12SSのジルサンダーでは、ややマンネリ化していたメンズウェアの中でも
明らかな”新しさ”というものを感じました。

時代を振り返るというのも大事ですが、それを組み合わせるというアプローチは
とても力強くて、服そのものを見ておもしろいと感じることが出来ました!
要するに早く着たいです。ハイ 

展示会では細部を見ることが出来、本当に勉強になりました。
また機会を頂けるよう頑張っていこうと思います。


今週の一皿

代官山で行われたクロエの香水の発表会のあと、
すぐ隣にある蔦屋T-SITEのレストラン「アイビープレース」に行きました。

そんなにお腹は減っていないけれど
ちょっとくつろいでから帰りたい気分でしたし、
新しいレストランにも行ってみたかったから。

私たちが席についた後にも大きな籠を持った女性達が
ぞろぞろ立ち寄っていたので、お店の人は
「荷物重いですね~」と言いながら(言われました)、きっと内心何事だろうと
思われていたのでは?

お腹も減っていないし、シャンパンを飲み続けていたので
お薦めのビールはいただかず(ブリュワリーがあるのです)、
スパークリングウォーターで

まず「カラマーリ」のフライ。

ミラノコレクションの主会場が移る前ですが、会場の側にあった。
トラットリア「エミリオの店」(正確かどうかわかりませんが私達はそう呼んでいました)の
カラマーリが美味しくて、ランチの時全員カラマーリを注文していたので
みんな笑ってしまったのを思い出しました。

美味しかったです!

お野菜も欲しかったのでシェーブル(山羊のチーズ)とビーツのサラダ
全員シェーブル好きだったので、今度来るときは2皿頼まなくちゃ!

メインはこれ!シーフードのスモークです
ツナにサーモン、ホタテ、、、。

お薦めの品だけに絶品のお味でした。

赤ワインが欲しくなりましたが、これ以上はもう飲めない状態だったので
お楽しみは次回に取っておくことにして、代官山で解散しました。



ギンガムのバラエティとカラフルボーダー

2011年12月14日

ショールームに一歩入ると、
ぎっしりとラックに架けられたマーク・Jの世界が広がります。

テーブルの上には美味しそうなスィーツやフルーツ
思わずつまみたくなりますが、ガマン、ガマン!飲み物だけ!



2012春夏はチェックが消えたブランドと
変化させながら継続しているブランドとが、はっきり分かれていますが
マーク・Jは継続派

オーガンジーやコットン、それも透けるプリントを3枚も重ねて3D効果
狙う使い方など、永遠の定番ギンガムを新しいアプローチで提案しています。

まずオーガンジーのギンガムは、ジル サンダーなどでも多く使われていましたが
重ねて目の錯覚を誘う2枚重ね3枚重ねのテクニックで
ドレスやビスチエで提案されています。


ギンガムをバイヤスにプリントし、ジオメトリックに変化させた使い方で

ローウエストにギャザーを入れたチュニック(ミニドレスにも)や
定番トレンチコートもカラーギンガムで新しい表情に甦っています。

今シーズンはギンガムがグレー落ち着いたブルーフォレストグリーン
白赤、白紺などと違いカジュアルではないカラーと合わせることで、
大人っぽく変身しています。


もう一つ魅力的だったのがレースと輝き素材

どちらも今季のスター級の素材ですが
煌めき感、ゴージャス感にテクノタッチを加えたレースや光沢は
単なる古いゴージャスさとは一線を画した若々しさがあり、
花火のような大きいモチーフ使いがとてもモダンです。


オーガンジーのビスチエにもヘムがゴージャスレースであったり
セロハンテープをオーガンジーで挟み込んだキラキラ素材
のビスチエ、ハンドテクニックなのにハイテクという
不思議な、でも新しいゴージャス感が新鮮です。

ボーダーはマーク・Jは大好きなモチーフ
必ずコレクションには出なくてもクルーズなどには登場していますが
今季もボーダー豊作です!!

トロピカルなカラーボーダーからトリコロールのバリエーションまで
マークならではのキュートな配色でティーシャツから
ジャージーのマキシスカート、
ドレスまで、様々なアイテムに落とし込まれています。

私は同行したMさんにマキシスカートを強く薦められ
目下思案中です。真夏に着るとリラックスしつつお洒落で良い感じになりそう!

同時にマークならではのポップ感は小さなハート柄やモノトーンの小花柄の
ティーシャツやドレスなど着やすく、可愛いアイテムにも登場します。
ハート柄のティーシャツ凄く可愛い!!ウイッシュリストに入れました。


カーキも消えそうで消えないストリートの定番カラーです。
ジャケットなどに提案され、さすが若者のマークバイです。

バッグにもギンガムチェックがたくさん

服と同じく落ち着いたカラー使いが、定番のギンガムのイメージを
がらりと大人っぽく変化させています


定番のレザーバッグはピーチピンクベージュのバリエーションで
甘くガーリッシュな雰囲気で。
グラフティ感覚のポップな柄行きも今年らしい明るさでいっぱいです。

お土産は嬉しい来年のダイヤリー

早速来年の予定をもう入れています。
カバー付きで、使いやすいレイアウトになっており
本当に嬉しい!!

アロマキャンドルも、ちょうど良いサイズですぐ使えそう

 


蔦屋書店 TーSITEオープニング

12月2日にオープニングのパーティがあったのですが
蔦屋書店」「OTONA   TSUTAYA」と謳っているだけに
書籍の充実ぶりは目を見張るばかりです

重厚でありながらモダン落ち着く空間は
待ってました!!と言いたくなるほど大人の時間の流れを
充実させてくれる予感に満ちています。

パーティはAnjinのラウンジで開かれたのですが
パーティの始まりがウエイターに混じって、
同じウエイターの格好をしたヴェルヴェッツの面々が
「トューランドット」の「誰も寝てはならぬ」を会場のあちらこちらで歌い出し

「エッ!何?」と驚いている内に

全員がステージに上がり、最後を一緒に歌うと言う心憎い演出で始まり
さすがに「知の殿堂」とさりげなくも確実に出席者が心に刻んだ瞬間でした。

増田社長の挨拶も主賓の小泉元首相の挨拶も
リラックスしつつも、誠意ユーモア知性に溢れ
プレミアムなOTONAの雰囲気を体現して、本当に素敵だった!!

久しぶりです!
こんなにリラックスしつつセクシーさも感じる大人のパーティなんて。
和みながら、新しい大人の空間の誕生をお祝いしました。

私は後にもう一つ予定があったので
早々に失礼しましたが、もっとゆったり過ごしたかった。
と本当に残念な気持ちでパーティ会場を後にしました。

お土産に頂いた。
落雁がおかしかったのでご紹介します。

蔦屋書店の壁面ブロックと同じ「T」の文字が可愛らしく組まれているのです!
なんだかこのまま永久保存版にして持っていたいほどでした。

書店らしく本が3冊お土産です。

建築のコンペティションについて書かれた「11
これは代官山プロジェクトを巡る11建築家の提案

空間建築家池貝知子の仕事と意見」池貝さんはとてもチャーミングな
今回のT-サイトの空間デザインをコーディネートした女性です。

そして、Tーサイトの建築を担当した「クライン ダイサム アーキテクツ」の
初の書き下ろし本

「11」は持っていましたが、他の2冊も読みやすく、かつ的確な表現で
あっという間に読むことができ、私は自分の部屋を片付けながら
読んでいたら、やめることができなくなり
何と自分の部屋で立ち読みで完読してしまいました。

お薦めの本です。

私の大好きなシネマ名言集も入っていました。

これは365の映画に出てくる名台詞を集めた物
私の好きなページをご紹介します。

あと色々ありますが、次号ではここにできた
アイビープレースのレストランの様子もお伝え致します。
お酒好きにはたまらない美味しい物がたくさん用意してありますよ。


プリントとレースがいっぱい2012年春夏のヤング伊勢丹

2011年12月8日

展示会場は、編集者でいっぱい。
みんな真剣に写真を撮ったり、打ち合わせしたり身動きもできないほどの混雑ぶりです。

最初に目に着いたのは、たくさんのプリント
そしてスタイリッシュなハットです。

昨年までブームだった中折れ帽の次に来る物を捜しているのですが
赤と黒のトリミングが効いたストロー製の女優帽
ロープに金のチェーンを絡ませた
ハンチング型、

スカーフプリントのリボンをまいたパナマタイプ

レディライクな深めの ブリムハットなど、あ~これが欲しかったという
ハットがたくさん提案されています。


人気継続のボーダーはトリコロールのバリエーションもありますが
新しいのはこちら!

サーマーダークのボーダーTシャツの胸元には
おしゃまなリボンを付けた「カウ」とカラフルな「LOVE」の文字が。
今季のボーダーは、サマーダークがカッコ良いですね!

この春どこの展示会でも目に付くデニムですが着々と復活です。

ここではダメージデニムと太いブロッキングボーダーのパフスリーブのドレスが
提案され、カジュアルなシンプルドレスで提案されています。

アフリカンなホットカラー同士をパッチワークにし、更に異なる色でトリミングまでした
カラフルボーダーのティーシャツもでていて
フレンチボーダーからアフリカンカラーへと賑やかなボーダーに変化しています。

ヤングスポーツのお洋服はとにかくモチーフ使いが勝負です。
やっぱり来春はプリントが重要!!

レンチな小花と同時にグラフィックなデイジー(やっぱり50年代から60年代初期の
ミッドセンチュリースタイルが来てますね。)ハートや鳥など新たなアニマルモチーフ
果物などが小さくプリントされており、よーく見るとクスっと笑い出しそうな
ユーモラスな柄がたくさん提案されています。
スマイルは、この時代に何よりの宝物です。

スカーフプリントや夏らしいタイダイ柄、お花の写真プリントなどもでています。

靴はトレンドの「男靴」がミュールタイプからモカシンオックスフォードメダリオン
ずらりと揃いヤングの言う「おじ靴」がしっかりフォーカスされていました。



でも私が好きだったのは、シンプルゴージャストングサンダルやニナリッチレース風に
カットアウトされたローヒールサンダル!
今季のニナリッチは頭のてっぺんから、足のつま先まで、うっとり素敵なコレ
クションでしたから。

レースは様々に登場していますが、
圧倒的に多いのはテーブルクロスのような大きな柄使い

ドレスもこんな風にパネル柄で用いられ、モダンでロマンチックな雰囲気でした。

モロッコ風だけど、見た事が無い新しいデザインのクラッチバッグ?
なんだかイモムシみたいで可愛いでしょ!
ピンクのポンポンのチャームにも心打たれ、購入しようかどうか迷っているところです、、。


当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。