新生ロエベ J・W・アンダーソン
2014年10月10日
コレクションの当日がJ(ジョナサン)・W・アンダーソンの
30才の誕生日だったという事です。
ファッション界のアンダー30はアレキサンダー・ワンだけと思っていた私は、
ちょっとビックリ!
若手だとされていたラフ・シモンズがすでに40才代後半ですものね
更に次世代が育ってきても不思議はありません
30才のアレックスや、ジョナサンからカール・ラガフェルド(81才)、
ジョルジョ・アルマーニ(80才)まで幅広い年齢層の、
それぞれが、独特の個性でキャラクターを確立しているというのが
ファッションをよりエキサイティングに、奥深い物にしていると思います。
なのに、ゴルチエのように62才でプレタポルテ引退する人もいて
ファッション業界って、本当に自由な感じがします。
さて、話題のジョナサンですが、ロンドンのシグネチャーコレクションとは
一線を画した、素晴らしく洗練された大人のコレクションを見せました。
テーマは「本当のラグジュアリーを知る女性」
ショーの舞台に選ばれたのは、名建築で有名なユネスコのイサム・ノグチの庭園です
安藤忠雄のメディテーションルームを背景に
朝一番の清々しい空気に包まれた開放感溢れるコレクションでした。
上質で着心地が良く、リラックスしたロエベにぴったりのコレクションは
ロエベならではのとろけるようなスェード、レザーに
リネン、コットンを合わせたナチュラルな素材感が特徴でした。
まずファーストルックは、黒のコラムラインのシンプルなドレスに
胸元にひらひらのリボン飾り!と思いきや
スェードのカラーサンプルのような端切れを無造作に重ねたアクセント
バッグにも注目!スペインの扇子のようなデザインです
他にもバッグは豊作!新作がたくさん出ています。
ドローストリングのフリンジをアクセントに!
ポケットに大きく布をたたんで捻ったようなディテールでボリュームを付けたり
ニットと麻のマキシスカートを、さらりとテキスチャーコントラストで見せたり
素材を扱いなれた、30才とは思えない手練れぶりです!
最も印象的だったのはロエベらしいスェードとレザーの表裏をひらひらと
打ち寄せる波のようアシンメトリーに扱ったデザインのトップスやドレスで
かなり多く登場したので、ジョナサンのお気に入りの逸品なのではと推測しました!
シャープなスポーツグラフィックのカラーコントラストも
若々しくて素敵でした。
柔道着の帯のようなステッチの入ったベルトの大きな結び目がアクセントです。
私のお気に入りはこのティーシャツ!ボタニカルな風景画にバンビが
いたりするのですが、なんとなく可愛い!
レザーパンツに合わせるなんてスタイリッシュです。
屋外と屋内を使用したコレクションでしたので
モデルが近くから遠くまでよく見えます。
コンクリートの打ちっ放しとオーガニックな服が素敵なコントラストです。
30才の誕生日を迎えたジョナスは、ジーンズにコンバースオールスターでした
若者ですね!
トレンドセミナー10月31日(金)13:00の部 満員御礼ありがとうございました
日頃から格別のお引き立ていただきありがとうございます。fプロジェクトより
「藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー2015春夏4都市コレクション」
のお知らせをお伝えいたします。
・10月31日(金)13:00〜16:30(1回目)の部の満員御礼について
10月31日(金)13:00〜16:30(1回目)※明治安田生命ホール
上記のお時間がおかげさまで本日、満席となりました。
沢山のお申込みありがとうございました。
その他のお時間は現在も受付ておりますので、お早目にお申込くださいませ。
・セミナーの終了時間変更について
セミナーの終了時刻が変更となりましたのでお知らせ致します。
急な変更となり、誠に申し訳ございません。
10/21(火) 会場 : メルパルクホール
❶ 13:00〜16:30
10/31(金) 会場 : 新宿明治安田生命ホール
❷ 13:00〜16:30(1回目)
❸ 17:00〜20:30(2回目)
大阪会場
10/22(水) 会場 : サンケイホールブリーゼ
❺ 13:00〜16:30
sacai 軽快なロマンティックスポーツ
2014年10月1日
今回は会場が変わり、オデオンの薬科大学に。
まず最初に登場してきたのは、白地にブルーのスカーフプリントに、
カーキのコットンのミリタリー調のフラップポケットを
ディテールに合わせたドレス。
ロマンティックな雰囲気がぴりっと
ユニフォーム感覚で引き締まります
今回はユニフォームのディテールがフェミニンなアイテムに組み合わされて
エッジの効いたデザインが多くなりました。
エポーレットやネックベルト、ナポレオンカラーにボタンなど
ハードなディテールが合わされます
カラーも、カーキ、ネイビーなどユニフォームカラーが中心
そんなユニフォーム感覚に気を取られていると、
こんなチロリアンテープを使ったペザント調も登場!
本領を発揮するのは、やはり素材ミックス。
コットンカーキとレース、ボーダーニットとレースの組み合わせなど
ベーシックなものとロマンティックな素材が合わされ、
ふんわりしたガーリッシュな雰囲気が!お得意のラインですね
次に登場したのはタータンチェックのレース!
ブラックウォッチのタータンをレースにするなんて発想がすごい!
とても可愛かったです
最後はマキシドレスが登場しましたが
小花とミリタリーの組み合わせだったり
プリーツ加工で、ソフトなシルエットになったり!
再びカーキとネイビーのユニフォームドレスが登場。
やっぱりこれがテーマなんですね。
メンズストライプもブランドのアイコン素材なのですが、
フィナーレはメンズストライプのレースアップやネイビーとのブロッキングで
フェミニンなイブニングを提案しています。
あ~パリも後一日です。
ルイヴィトンにミュウミュウ、エルメス、本当に楽しみです!
ディオールは、白、小花、ロマンティック
2014年9月29日
ディオールのコレクションは、これまでルイヴィトンがテントを張っていた、
ルーブルの中庭に、な、なんと鏡張りのテントを張って
廻りのルーブル宮を映し出すという、素晴らしいアイディアで、
まず息をのませました。
鏡張りなので、モダンな趣向にクラッシックな建造物がゆがんで映り込み、
迷宮に迷い込んだような不思議な感覚に包まれます。
なかはいくつかのサロンに分かれています
まずトップに登場してきたのは、「白」!
パリに入ってからは、このオプティカルな白のオープニングがとても目立ちます。
全身白のこーディーネート!パンツスーツから
シャツドレスまで、力強く、清潔感とシャープさがあふれる白。
中盤から白にアイボリーやペールなスカイブルーが加わり、デリケートなニュアンスのあるペザント風の小花柄のプリントや刺繍が加わってゆきます。
70年代のペザントルックを思わせるファンタジーな雰囲気です。
風をはらむように揺れる透ける素材はロマンティックで、
夢見るガーデンガールのよう!
ムッシュのニュールックを思わせる大きく膨らんだバッスルスカートも登場し、フィット&フレアーのシルエットを強調しています。
ディオールの伝統はどんなモダンな解釈にもしのばせてあります。
フィナーレは、イブニングドレスではなく、ラフ・シモンズが大好きな
カラフルメタリックサテンのロングベストを着た、
白いTシャツと黒のバミューダパンツのカジュアルだけど
最高にスノビッシュな大人のカクテルルック!
スタイリッシュなエンディングでした
展示会はまだですけれど
正確な情報は、またその時に!
今回はアナ・ウインターをあちこちで見つけました
プラダだけではなく、ルイ・ヴィトンをよく着ているのが
なんとなくアナらしいというか、らしくないというか、、!
まあどちらもよく似合っていましたが!
一生懸命お仕事をしている感が伝わってきました。
ドリス・ヴァン・ノッテン 素足のまま草原を!
2014年9月26日
ランパレでのショーは初めてですが、ちょうどニキ・ド・サンファールの展覧会も
やっていて、一般の方も同じ入場口で大賑わいでした。
なので「アート」がらみのコレクションかなと予想していたら
やっぱり「芸術と手仕事への情熱」が大きく謳われていました。
会場には、ドリス・ヴァン・ノッテンがエクスクルーシブにオーダーした
4週間以上もの時間をかけた手織りのカーペットが敷かれ
まるで、草原のような芝生を思わせるテクスチャーで
ナチュラルな雰囲気が漂います。
これは、ブエノスアイレスを拠点に活動するビジュアルアーティスト
「アレキサンドラ」の作品をランウエイとして使用したもの。
凝った、本物のアート作品です
草原を歩くように、ほっそりしたシルエットのドレスや、パンツとジャケット。
コートとパンツ姿のモデルさんが、最初と最後はBGMなしで
素足のように歩きました
素材はほとんどがジャカート、ブロケードのボタニカルコーディネートでした。
特に、きらりと光沢を加えたブルーの魅力はひときわ輝いています。
今回もっとも大きく打ち出されたのは
ボーダーです。
デッキチェアのようなボーダーから、ぼかしのようなぼんやりした切り替えの
だけど大胆な配色、エスニックな配色、シンプルなボーダーまで
モチーフはボーダーが主役です
ルネッサンス初期や、ラファエロ前派、真夏の夜のロマンスとミステリーなど
「愛の戦士」たちを思わせる言葉が書留められたプレスリリースは
とても詩的で、、ドリスらしいウィットに富んでいました
さあ、本格的なパリコレクションの幕が開きました!
紫の砂丘 プラダ2015春夏
2014年9月25日
高い階段が会場を取り囲むように作られ、その階段を下りて
自分の席に着く設定です。
登ったり、下りたり。やっと自分の席にたどり着いた時にはふ~!
もう一仕事終わった気分です
目の前に広がるのは、大砂丘!なんと紫の本物の砂で作られていて、
まるでサハラ砂漠の映画のワンカットのように広がっていました。
モダンなインテリアに砂丘!もうこれだけで幻想的です。
いつも観念的だったり、メッセージ性に富んだコレクションなのですが
今回は、服に集中し、フェミニンなクチュールの手仕事が施されています。
今回のキーワードは
ステッチワーク
まるでデニムのステッチのような太いステッチが服を彩ります
ベーシックなのに、構築的な印象です。
パッチワーク
ステッチが施された個所はほとんどが、パッチワークされているという凝りよう!
三つ目は60~70年代の素材、19世紀の素材、特にブロケードにフォーカスして
30種類のブロケードを新たに開発。ちょっとレトロなクラフト素材を
服のパーツやパッチワークに用い、しかも切りっぱなし。70年代調とも異なる
不思議なシックさを醸し出しています。
足元も凄く可愛い!
アンクル丈のブーツやサボに何種類も編み地を変えた、
魅力的なソックスが合せられ
視線は足元にも釘づけです
ソックスだけでも欲しい!!!!
フィナーレは、紫の砂漠の周りをモデルがパレード。
映画を見ているような圧巻の風景でした
やっぱりプラダはすごいな!
汲めども尽きぬクリエーションの泉です
またパワーアップ 新生ジル・サンダー
2014年9月24日
ミラノコレクションは、今回大豊作で素晴らしいコレクションが目白押しです
グッチの可愛い70年代ルックは、フリーダの得意とするところの
本領発揮というところ!
プラダは、今度はこう来たか!と意表を突くハンドクラフトの集積でした。
ドルチェ&ガバナはスペイン征服下にあったシチリアを
ドラマティックなフラメンコで表現。
大御所から中堅まで、一斉に花開いたようなコレクションが続出する中で
ひときわ大きな話題になったのが、ジル・サンダーでした。
新しいクリエイティブディレクターは、ほとんど無名に近い
ルドルフォ・パリアルンガ。
プラダで10年以上のキャリアを積み、
ヴィヨネのクリエイティブディレクターを経て
2015年春夏からジル・サンダーのクリエイティブディレクターに就任しました。
派手ではないけれど、大ベテランの実力派の登場です。
今回は、デビューショーという事もあって、ジルサンダーのクリーンな構築性、
モダニティといDNAを見事に
引き継ぎながら、ベーシックなアイテムの軽快な重ね着と、クリーンな色使い、
その上着やすそうな(というより、絶対着たくなる!)
リアルクローズに仕上げています。
コレクションの後のみんなの話題がすごかったです!
あれが欲しい!これが欲しい!と。
無造作にロールアップしたシャツ、細すぎず、
ふと過ぎないバーミューダ、膝丈タイトも
セクシー過ぎないスリットが入り、清潔な女らしさがどのアイテムにも漂います
カジュアルなのに、くだけすぎない大人のルール感がきちんとキープされ
安心して飛び込んでゆきたくなるコレクションんでした。
今回はインスピレーション源は、30年代に活躍した作家兼写真家の
アンヌマリー・シュバルツエンバッハ。
既成概念に囚われない自由で自立心に富んだ女性だったそうです。
何だか、ブランドの創始者ジル・サンダーさんを彷彿させる女性像です
スフォルチエスコ城を目の前にする絶好のロケーションで
自然光で生き生きと見せられた素晴らしいコレクションでした。
バーバリー2015SS 鳥とミツバチ 英国の庭
2014年9月19日
いまやロンドンコレクションの風物詩となった
ケンジントンパークに張られた大きなテント。
今回もたくさんのギャラリーとパパラッチに囲まれながら、入場します。
今回のテントは凄い!!
シースルーのビニールテントにカラフルなペインティングが施され、
中に入ると、プレスリリースもカラフルに座席ごとに
春夏だから、うんとカラフルになっているのです!
セレブリティも勢揃い!ケイト・モスから首相夫人のサマンサまで
ロンドン中のセレブがずらりと並びます。
ちょうどスコットランド独立を問う投票日を控えていたため、
夫のキャメロン首相はテレビに出ずっぱりでしたが、
サマンサはロンドンファッションを応援していました。
今回もクリストファーが支援する若手ミュージシャンが
ライブ演奏をおこないBGMになっています
ジェームズ・ベイのライブ。パフォーマンスでした。
今シーズンのテーマは「The Birds and The Bees」
イングリッシュガーデンの花や虫、また40年代の本の装丁から
インスピレーションを得ています。
またメンズコレクションでも数多く披露されたデニムが利便性と耐久性に優れ、
ブランドのアイコン素材である、コットンギャバジンと通じるという
意味で多く登場しました。
デニムとスパンコール、デニムとシフォンなど、エッジの効いたコントラストが
クリストファーの手にかかると、この上もなくエレガントに!
中盤になるとプリントオンパレード!
花や虫などのアブストラクトなガーデンモチーフとともに
本の装丁からとられたタイポグラフィが大きくプリントされています。
ハードなトップスとオーガンジーなどの素材の同系色使いでも
パンチのきいた素材コントラストがファンタジックです
トレンチコートにも、タイポグラフィのプリント!
ベルトはオーガンジーを結んで、「ドラゴンフライ」のように!
イブニングドレスは、オーガンジーやシフォンの柔らかなグラデーションが
深い色調を見せ、女らしいミステリアスな雰囲気でした。
今回は足元がとてもカジュアルで、どの服にもすべてスニーカーか、
サンダルを履いています
フィナーレは、ブックカバーのタイプグラフィと蜂のプリントを施した
バーバリーのアイコン
トレンチコートのパレード!
カラフルで寒色系から暖色系から様々な配色のトレンチコートは
新鮮な魅力に溢れています
Hunter Original
2014年9月17日
先シーズンのデビューショーの衝撃が大きかったため
今回は、早くもロンドンコレクションの
見どころの一つになったハンターオリジナル!
期待の大きさを物語るように、会場の前には
ずいぶん前から、黒山の人だかりです。
場所はスポーツセンター、以前はプールがあったスペースで開催されました。
大きなスクリーンがステージを横切り、
ショーが始まると、波や深海、サブマリンなど
水のイメージが、次々と映し出されハイテクを駆使しながら、
幻想的なイメージが、会場を包みこみます。
ファーストルックは期待通りカーキが出ました!
アウトドアの定番としてだけではなく、トレンドカラーとしても注目の色です。
カーキの機能コットンを用いたシャツジャケットや
パーカ、ミリタリー調のコートなどべーシックなアウトドアが
とてもカジュアルで若々しく見えます
ソフトなモヘアをに甘く編んだレースのようなセーターは、
スポーツテーストでありながら、とてもガーリッシュ!
ちょっと欲しくなりました
そういえば、10月にRegent Streetに待望の路面店がオープンするそうです。
楽しみ~!
レザーのパーカやオイル加工のごつめの
パーカもカラーが素敵でした。
最後に登場した透明ビニールやカラフルな
アート柄も、これまでのアウトドアにはなかった新鮮な色使いで、
スポーツというより、お洒落着として
街でも着たくなる魅力的なアイテムでした。
ハンターを着たら、傘をささずに歩きたくなりそうです






















































































































