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英国庭園のムードにビッグチェック Mulberry

2013年2月19日

このところずっと開催しているクラリッジホテルの大ホールでコレクションショー
エントランスには、大きな蝶々やお花の飾りつけで、まるで春のよう
ショー会場に入るまで、様々な美味しいサービスが用意されています。

英国名物大盛りマフィン!!
甘いものと、マッシュルームとトマトがあって、私は甘くないほうをチョイス!
ケーキサレのようでちょっとした軽食です

飲み物はアップルジュースとクランベリージュース

ナチュラルな感じの瓶づめジュースは、日本ではあまり見ませんが
両方ともホテルが近いのでお持ち帰り。お部屋で飲みました!
少しうす味?美味しかったですが。

プレスリリースとお土産に頂いたトートバッグと一緒に撮影!!
トートバッグの中にはテントウムシの形(可愛い)のチョコレートが入っています。
どこまでも、自然にこだわりをみせます

ショーは得意の英国調の色調とチェックの大柄を生かして
大胆なシャープなシルエットでまとめて、若々しいコンサバルック!
私はこのテースト大好きなのです。

オープニングは、クチュール風のバルキーツィードのチェックのジャケットで。
スクエアシルエットが、シャープですが、素材がファンシーなためミニマルにならず
クラシックで、若々しい!

しかも英国伝統のカラー、チェック柄、を生かして
ほかの都市ではなかなかお目にかかれない、チェックへのこだわりぶりです。


様々なサイズとテキスチャーに展開されたツィードが魅力ですが、
ニットや袖だけ異素材にしたジャケットも多く、7分袖の厚地がトップスの主流です。

ライトブラウンのタフタのドレス、輝き同色素材でトリミングした
黒のジャケットもシックで素敵でした


トスカーナのシープスキンを使ったセットアップは軽やかに

素材バリエーションはそれほど多くありませんが
カラーパレットは、まさにこの秋冬にぴったりフィット

黒の代わりにミッドナイトブルー、キャメルやグレー、落ち着いたピンクや
トープ、それにウエッジウッドブルー!
なんだか色っぽい、女らしさが漂います。


アイディア満載!!TOPSHOPユニーク

トップショップのオリジナルブランド UNIQUE
最初見たときから、ロンドンで最も好きなブランドの一つになったのですが
チーム編成が変わるのか、浮き沈みが激しいのが難でした。

春夏のショーでは、白を基調にミニマルなコレクションを見せ、アレッ?
と拍子抜けしてしまいましたが、今回はポップな個性とモード感が満載で、
完全復活
!!嬉しい!

ユニークの個性が全開!トレンドセッターとしての提案が若々しいリラックスウエアで
提案されています。今季はテートモダン美術館でコレクション。

お隣の部屋では、草間弥生さんの「BIG SPLASH」 が開催されていました

ショーの前に会場に流れていたのは、60年代のママス&パパス、ビーチーボーイズなどの
オールデイズ。私は大好きなのですが、60年代調の登場か?
と期待していたら、ショーで流れたのは、カバーバージョンでした。
リリースには、90年代調のコントラストのあるシルエットとなっていました。

まず光沢のあるボンディングやパテント素材と、シャギーやモヘアのような
ヘアリー素材のコーディネート

このテキスチャーコントラストに、プロポーションのコントラストが加わり
そこにアクセントの「」が利かせられるというカッコよさ!

カラーは、ミッドナイトブルーから黒のダークパレットを
テキスチャー違いで合わせて、新鮮なハーモニーを出し
スカートは膝丈ですが、ぐっとモードに生まれ変わっています

ファーはフェイクですが、ゴージャスに見えるような大人っぽい使い方で、
スタイリングも大人の雰囲気です。
ウエッジウッドブルーの淡い水色をはじめ、オールドローズのような
カラーファーがたくさん使われていますたくさん!

今季はブルーはとても大切。ポストブラックとして大活躍しています
ミッドナイトブルーはトレンドカラーです。

キャメルトープも定番のコンサバカラーが素地の組み合わせでこんなに新鮮に
ワークウエアオーバーサイズにするだけで、すごく新しいストリート感覚です。

ニットもプリントも英国伝統のカーペットや、パブの壁紙が、大小さまざまに用いられました。

黒にスパンコールを付けたカクテルにも着られるドレスも
可愛らしくまとまっていました。

ピンクなどカラースパンコールもスポーツと合わされています。

絶好調のユニーク!!
安くて可愛いロンドンストリートを代表するブランドが元気が良いと
大ファンの私も元気が出てきます
さ~て、次に走りましょう!


世界一ルイヴィトンを売るその理由は?

2013年2月7日

上海から更に南西に下ると西湖(中国4代美人の一人、西施が入水したことでも知られる)
が美しい杭州があります。

瀧井茶でも有名ですが、ここは中国でも有数の毛皮皮革製品産地
シルクプリントアパレルの生産地としても有名です。

コーディネーターのTさんが「ここにフェンディなどのOEMがあり
アウトレットにいけますよ!」と甘い囁きを!

「NO」今回はやめておきます、、、ホントーかなという気もありますし。

駆け足で廻りましたが
何と言っても世界一の売上げを誇るルイ・ヴィトンショップが、
北京や上海でもなく杭州に存在すると言うのが気になりました。

なぜ杭州??

場所は「杭州TOWER」何だか森タワーみたいな名前ですが
ラグジュアリーブランド勢揃いの商業施設です。

外観も2棟のタワーがそびえ立っている、しかも光化学スモッグで
上まで撮影しようと思っても、どんより上が曇って綺麗じゃないし
飛行機の上から見ても一面灰色で、下界が見えず、大気汚染を実感!

地元の人は意外と平気な人が多く、ドライバーは窓明けて走ります(寒いのに~w)
タワーのメインエントランスはドルチェ&ガッバーナです。

入り口はさすがに王者の風格GUCCI中国人の女優をキャンペーンモデルにした
美しい写真に圧倒されます。

中は世界中同じでエルメス、トッズ、カルティエとお馴染みのラグジュアリーブランドが並びます
旧正月直前なのでディスプレイも祝祭の雰囲気が漂います。

で、気になるルイヴィトンは、一階の中心に位置しています。
見たところ、日本と同じディプレイだし(世界共通のVMDですから)、売り場はレディスとメンズの
2層になっていますが、広さも商品も日本の標準店舗と変わらず、というか
むしろ狭い感じがするのですが、、。

その秘密はカスタマーにありました
杭州は浙江省にありますが、隣にあるのが同じ浙江省の温州
ここは世界的に名高い温州商人の産地!ご存知でしたか?

私は知りませんでした。

ちなみにコーディネーターのT(中国人)さんは温州人は「中国のユダヤ人」と言っており
ウイキペディアで調べたら、同じ事が書いてありました。
またチャイニーズマフィアの出身も温州が多いとか、、Waoooh! Year of the Dragon !

つまり、伝統的に経済感覚発達し、商売上手
世界中に華僑としてチャイナタウンを作っている人達の出身地だそうなのです。

中国の経済開放政策のモデルにも選ばれたほど、経済意識の高い地域。
アパレルなどを起業して成功を収めている人達もこの地方出身が多いそうです。

ちなみに私を迎えてくれた会社の社長は42才でしたが、大成功を治め
ロールスロイスが(関税100%にもかかわらず)愛車です。もちろん温州出身!!

お金持ちファッション感度高い
その人達が多く住む杭州は、地方都市にもかかわらず、どの大都市よりも、
ラグジュアリーブランドが売れ

その象徴であるルイ・ヴィトンはこの規模の店舗でも、飛ぶように売れ、結果的に
世界一の売上げを記録しているそうです。

ほかのお店と較べると、お客様の入り方が格段に違いました。


エルメス買い放題!シルクだけの古くからの商店街

シルクロードの発祥地だけに、シルク製品、特にスカーフなどのOEMが発達していて
現在も世界の高級ブランドのOEMがたくさんこの地にあります。

その名産品&OEMから流れたとされる有名ブランド品が驚きの価格で???
軒を連ねています

伝統を感じさせる通りのエントランス中華街な感じ?!当たり前!

約200メートルぐらいの距離にずらりとシルク製品を扱うお店が密集しています。
観光客だけではなく、地元の人も結構見かけます。

通りに立つマネキンはレトロで、こういう感じ私は好きです。
全員エルメス?のスカーフを巻いています!

または大気汚対策なのでしょうか?マスクをしていたり
パジャマルックやパネルプリントなど中国の日常着も売っています。

どのお店も、エルメスロエベシャネルばっかり!???
グローバルな人気ランキングなのでしょうか?

思わず買う気が充満してきましたが、OEM流れってホントー??
目の前で黄色いエ○○スのタグ付けているし、、。

これってコピー商品ですよね?とTさんに尋ねると
微妙な笑い方、、。

とても良く出来ていましたけれど、何かが違う!NGにしました。
シルクロード発祥の地だけに、こんなオブジェがあちこちに置いてあります。


今週の一皿 マカオ火鍋

コーディネーターのTさんが連れて行ってくれた杭州タワーの最上階にある
マカオ火鍋(店名)高級チェーン店と言うことです。

確かにシャンデリア下がってるし、白で統一されたロココ&モダンのような
不思議なリュックス感が漂い、いかにも余裕ありそうな方々で一杯!

ちなみに臨席のママ友らしきヤングマダムの話題はもっぱらダイエット
一回3000元(都市部サラリーマンの平均給与より高い)の銀の針が 効くそうで、
毎週一回いっているとの話題で盛り上がっていました。

着ている物もバーバリープローサムコレクションラインでした。お金持ちは存在しています。

火鍋のお洒落なポイントは「一人鍋」 大きなお鍋を囲む伝統のワイワイ感はなく、
一人ずつというのが新しくリュックス感を醸し出すようです。


選択肢がもの凄く多く、スープから具材までジグソーパズルのように選んで行きます。

数あるスープの中から茸のスープをベースにし、 湯葉、高野豆腐
(何とお豆腐を凍らせた物!大胆な発想)、茸盛り合わせ、何だかわからない川魚 エビすり身、山芋、ほうれん草、レンコンetcなど、量も知らず

発注!

付けだれが、20種類ぐらい用意してあり、自分流でアレンジして食べるのですが
私は胡麻にニンニク、ネギなどを入れ、濃厚味に調味!

美味しかったのですが 残念ながら三分の一も食べられず、ダウン、、、w

皆さま 現在中国では「もったいない」キャンペーンが行われていることをご存知ですか?
またの名前が「完食」キャンペーン

大量の料理でもてなし、残す程の量ももてなしの証しである中国では、
現在2億人分の一年間の食料が残飯となり、 年間穀物生産量の10分の1に当たるそうです。

オリンピック時にもこの運動があったらしいのですが、その後自然消滅

習近平体制で、新たに始まったそう レストランなどで、多くとりすぎて、
残したりすると注意されるのです!
ホテルのレストランなどでは、必ず「豆腐料理が二つはいっているけれど、一つにしたら?」
等と言われてしまいます。

アイパッドでのオーダーなので、ついついタッチしちゃうんですよね。


Uccieのつぶやき 13-14年秋冬メンズ2!やっぱりエディはかっこいい!

2013年1月31日

引き続きもう一本 Uccieが13AWメンズをつぶやきます
さらに個人的見解でガンガンいきますね!

男たるものスーツですが!ダブルもそろそろいいですよね!

マルジェラのファーストルックはネイビーのセミダブルスーツ
かっちりしたダブルではなく、Vゾーン深めの遊び心あるものがいいです!
シャツを選ぶのも楽しいと妄想が進みます…

リラックス?パジャマ?チェックのセットアップが新しいです!

ドリスランバンで偶然かチェックのパジャマ風セットアップが登場
柄シャツのチラっと具合のドリスにグッときます

襟はド派手なカラーアクセント!

ウールフォーマルなコートやジャケットにビビットカラーのコントラストがかっこいい
特にCARVENの襟は でかい!

チャレンジしたいスタイリングはトラサルディカラーバランス

今乗りに乗ってるウミット・ベナンのトラサルディは個人的ベストコレクション!
小物、インナーなどを駆使し、トーン揃えたカラーコーディネートは絶妙!
特にこのスヌードが効いてるんですよ~

靴は間違いなくプラダチロリアンシューズ

な、なんだこのソールは!?と印象的だったのはプラダのこのシューズ
チロリアンであってるかな?ややシャープめなフォルムが綺麗です
…また完売ラッシュですよ

シューズでもう一つ注目はハイテクスニーカー

ランバンとラフシモンズがお得意のハイテクスニーカーは今回もよさそう!
フォルムや素材などの複雑なギミックが魅力的

ちなみにラフシモンズはアディダスとのコラボも!これも注目!

最期にサンローランです!やっぱりエディはエディのまま!?

メンズではファーストコレクションとなったエディ・スリマンサンローラン
もちろん第一印象は、エディだ!Dior Hommeだ…!でした

左:Saint Laurent  13-14AW 右:Dior Homme 05-06AW “glam”

左:Saint Laurent  13-14AW 右:Dior Homme 07SS “we look good together”

左:Saint Laurent  13-14AW 右:Dior Homme 07-08AW “80’s new wave”

ちょっとイジワルな感じで比較してみましたが…実際どれもかっこいいんですよね(笑)
アーカイブ眺めていても、全ルック「あ~あったな~」と覚えてるものばかりでした。

で、こう比較してみてわかるんですが、Saint Laurentの方がやっぱり今っぽさを感じます
どのルック見てもエディ色強いんですが、それでもSaint Laurentは新鮮です
…まあちょっと大きな変化というかYSLらしさも見たかったりもしますが(笑)

ちなみに一番好きなDior Hommeのシーズンはフォーマル一色だった
06-07AW “these grey days” ですね、改めて見て大好きです。

エディの服好きなんですけどね…着れないっすよね、細すぎて…


Uccieのつぶやき 13-14年秋冬メンズ!やっぱりコートがナンバーワン!?

2013年1月29日

寒い…寒すぎる…
でも寒いシーズンといったらラーメ13-14年秋冬コレクションです!
一足先にメンズコレクションが発表されました!

超!が付くほど個人的趣味ですが、気になったものをピックアップ!

1.チェックコート

間違いなく着たいのはコート!今年の寒さもあって今から大注目
その中でもチェック!男たるもの無地ではダメです。チェックこそ紳士です!(?)

その中でもPRADAのギンガムチェックはキてます。完全にモテ線だろこれ…

2.ガウン風、ラップコート

ちょっと変わったコートがいい!そんなアナタはラップコート・ガウンを着るチャンス
リラックスとラグジュアリーな雰囲気が漂います。
実はプレフォールにもちらほら出てきたので…レディースコレクションにも登場の可能性大!?

3.起毛ウールとボルドーカラー

絶対に外せないのは起毛ウール!これはレディースでも絶対!間違いなく!本当に来ます!
今回メンズではデザインに大きな変化がなく、素材の差で個性を出していたので、要注目
ですが、いつものようなダークカラーではなくボルドーに挑戦

4.差し色に使いたい!ターコイズシーグリーン

無地じゃない!ボルドーだ!…と豪語してますが、やっぱりダークカラーは外せない秋冬
だったら差し色に使いたいのはこの綺麗なターコイズシーグリーン
やや光沢のあるニット、逆にくすんだカラーのパンツなど色味の変化も楽しめそうです

5.首元は遊びのきいたギミック+暖かみ

毎年寒いシーズンになってマフラーを買ってないことに後悔するuccieですが…
このマルジェラの交差してるマフラーは必ず買います。
いつも巻き方やフィット感に悩むんで、サッと使えて暖かい。そこに魅力感じてます。

もう1個首元の小物はジルサンダー!大き目の付け襟
首元覆っていて防寒も万全!暖かくてちょっと変わった首元の小物に注目です。

6.Moncler Gamme Bleuの素材切り替えダウン

凄く贔屓目に見てしまったのはMoncler Gamme Bleu
特に異素材切り替えのダウンは抜群に気になりました!
切り替えの分量が絶妙です。一目惚れだったので悪いとこ見当たりません(笑)

やはり欲しいものをあげるとキリがありませんね…
ファッショントレンドは春夏の立ち上がり前に本当に酷なことをしてくれます!
またシーズンまでお預けですが、着こなしを妄想しつつ待ちたいと思います。

さて、レディースはどんなコレクションとなるのか、この時期は楽しみでしょうがないですね!


アメリカンビューティの定番 ボーダー&ストライプ

2013年1月16日

2013春夏は、ルイ・ヴィトンが予言したようにGrid(縦線、横線)
幾何学的な直線がトレンドですが、マリン感覚でこの数年絶大な人気のボーダーが
最もその影響を受けているようです。

完全に二極化です。

ボーダーより、縦のストライプの方が新鮮に感じられます。

アート的に変化したブランドは圧倒的にミラノブランドが多く
前に御紹介したドルチェ&ガッバーナのツィーディなテクスチャーにプリントや
わざとはみ出したり、歪んだりと手描き風のラフなタッチでボーダーを描いたたものや、
ボーダーとスカーフ柄を合わせたパネルモチーフ等が、多く出ています。

同じくミラノのMSGMでも、ジャカードのボーダーとストライプを合わせたエスニック風や
ストライプにアメリカングラマーのグラフィティを合わせたプリントなど
一捻りしたボーダー、ストライプが出ていて、本当に可愛い!!

パオラ・フラーニ(セカンドラインのPF )では、ティーブラウスに
黒のレースをボーダーにはめ込んだり、プレーンなボーダーにボイルのトップスを合わせて
エレガントに演出!

定番を工夫次第でこんなに新鮮に!

グログランの色違いテープをボーダー状にはめ込んだ
ギャザースカートなど、素材を変えるだけでシルエットに張りが出て
普通のデザインが、新鮮に甦っています。
さすがにヨーロッパならではのきめ細やかなトレンドの取り入れですね!

ところがアメリカのブランドでは、巨大ブランドになればなるほどボーダーが多くなる法則??
ビッグブランド帝国では、トレンドセッター的位置付けブランドでは変化球のボーダー、
売るブランドでは、定番に近いボーダーが、必ず提案されています。

例えばラルフ・ローレン

一体幾つあるか数え切れないブランドの多さですが、今季は
ファーストラインがスパニッシュ、フラメンコをテーマにしながら
まるでナバホ族のブランケットのような配色でボーダーが提案されています。

一見ベタな定番柄ですが、上質なシルクトリコットのマリンセーター。
ナンタケットの別荘でカロライン・ベセットが着ていたような洗練の一着です。

アールデコプリントのビスチエは、新鮮!
シンプルなネイビーのニットドレスは、ゴールドのマリンボタンがアクセント

ボーダーニットでも、ケーブルの地模様だったり、不規則な太さだったり、カットソーから
ニットへと移り、高級感が重要になっています。

革ジャンにボーダードレスのコーディネート。意外です!
ボーダーのブレザー、ボーダーのブラウス、大きなフリルのついたカーディガンまで
ラルフローレンはあらゆるブランドのフルアイテムでボーダー全力展開!!!

もちろんバッグにもボーダーです。

アメリカンビューティのもう一方の雄マイケル・コース
この展示会もボーダーで一杯!
もしくはマリンと言うべきでしょうか?

スカーフ柄と合わせたり、柄を散らしたボーダーだったり、
とにかく定番に見えて定番じゃない物ばかり。

インバーテッドプリーツもボーダー2種使い!
シンプルなオレンジや赤のトップスを合わせると、
モダンでレトロなリゾート感がでて、お洒落になりそう!

赤白の太さ違いのボーダーの上下がお薦めコーディネートでした

マイケル・コースは、アメリカでは想像以上のセレブリティで
ニューヨークの社交界の人気者!

ハリウッド系だけではなく、パークAvプリンセスと呼ばれる,
お金持ちのお嬢さま達の熱烈なファンが彼の人気を支えています。

ハンプトンハイヤニスポートの別荘にヘリコプターでバカンスに行くような
本物のセレブリティがマイケルのファンなのです。

マイケルのキャラクターも率直で愛嬌があって本当に良い感じ!

1度だけ来日したときに、パークハイアットに会いに行った時も
当時大好きでフルコーディネートを着ていったMARNIの服をメチャ褒めてくれて
「その服素敵!どこの服着てるの?」なんてデザイナーらしからぬ
質問攻めに会った記憶がありました。

可愛い!!マイケル hartfulな人でした。

リゾート感覚のトートバッグや靴もボーダー

ついでにマルニの今季の代表的な幾何学チェックを見て下さい
プリントと織り地の両方が巧みに合わさって用いられています。

マルニで可愛かったのは、アニマルモチーフです。滲んだクロッキーのような
トラや羊、アナグマが可愛らしかった。このティーシャツ 欲しいなあw!

マーク・ジェイコブスは、Gridの本家本元です。
NYコレクションでも、ルイ・ヴィトンに先んじて
イレギュラーボーダーオップアートのようなボーダーと市松の組み合わせが!
よく見ると小さなスパンコール刺繍という手仕事!

トリー・バーチは70年代風マルチカラーのボーダーのニットをたくさん出しています。

靴にはボーダーがありますが、ちょっとエスニックなリゾート感覚が特徴。

バッグはプリントのカラフルポーチと70年代レザークラフト風、
エスニックなかすり風ベルトが付けられたトートが!
今回のコレクションは「世界中を旅して、収集してきた物」がテーマでしたので
エスニック風が、ちらちら味付けされています。

トリー・バーチは、自分の青春時代の70年代をコレクションに良く投影しています。

トリー・バーチのマーク入りクッキー! こうやってみるとなんだか最中にも見えますが、、、
今、私のPCの側にも一個。 おやつにします。美味しかったです!

展示会をいっぱい見ていると、寒かったり雨が降っていたりと天候も色々です。
ほっと一息つける温かい飲み物と、目にも可愛いおつまみがあると
心も身体も和みます。

英国ブランドを集めたBLBGの展示会(私が大好きなグローブトロッターや
高級文房具のスマイソンなどが展示されます)では、英国のハイティーをイメージした
スコーンやサンドイッチ、デコ盛りの可愛いカップケーキなどが
たくさんの果物と一緒に饗され、微炭酸入りのマテ茶(日本新発売)も美味しく
展示会をみたあとしっかりお喋りしながらくつろいでしまいました。

ブランドの個性と合ったおもてなしは、本当にセンスを感じます。


人気急上昇!ニナリッチ&カルヴェン、MSGMも!

2013年1月15日

ピーター・コッピングにデザイナーが変わって以来、パリのクラッシーな
ドモアゼルルックを今に甦らせ、スマッシュヒットを続けるニナ・リッチ

同じくギョーム・アンリになって3年目にして、すでに大人気ブランドとして復活したカルヴェン

両方とも、「眠れる美女」老舗のクチュールメゾンをあっという間に
若い人気ブランドに仕立て上げた凄腕クリエーターの存在が素晴らしい。

ニナリッチは、2013年春夏のコレクションでは、可憐清純なこれまでの路線を大きく変更し
一見コンサバティブなラインでありながら、強さを随所に取り入れた新たな境地を見せています

ランウエイの構成も画期的で、暗転した会場に白い花びらが舞い散ります。
雪?それとも桜?
スポットライトに映える白い煌めきは本当にロマンティック!

お洋服はロマンティックなのですが、カラーもテクスチャーも主張が強くなりました。
デザインはエレガントなのですが、縁取りがゴールドのジッパー使いで
強い印象に変化したり。

レースでも優しさより、カットアウトのような幾何学的なパターンが新鮮です
ドットでも不規則なドットが散らしてあったり

カルヴェンではもっと強いテーブルクロスのようなレースが登場しています

MSGMではもっとわかりやすく、テーブルクロスレースが登場し、
ワンピースからブラウスまで用いられています。

ついでながらMSGMはテキスタイルでも、ニューフェイスの宝庫でこんなレースも登場
バルキーヤーンで凹凸を付けたレースや、レースプリントで柄を出したドレス
ドレスはお買い上げで~す!

ついでにMSGMのボーダーリップル織りスラブヤーンツィードプリントなど
面白い提案がたくさんあり、ドルチェ&ガッバーナ等でも提案されていましたので
一寸寄り道してご覧になってください

フラットなボーダーやストライプはもう退屈!

 

ニットセーターも様々なディテールが細かくテキスチャー違いで組み合わされ
ベーシックなポロスタイルやカーディガンが新鮮に甦ります
ポロセーターの襟にタックを取ったり、ゲージ違いのニット同士の組み合わせ。


またカルヴェンは襟だけ切手柄のプリント使い、トップスの下部をプリントで構成したり
布帛とニットをドレーピーにエレガントに組み合わせたり。
カラーブロッキングレースの編み込み柄で更に袖のカラーを変化させたり!

ベーシックデザインほど遊びが工夫されていて、その意味では革新的なコンサバです。

なんだかsacaiから火が付いたニットと布帛の組み合わせが
ワンピースドレスで提案されています。

ニナリッチはランウエイではドレープに見えましたが
やっぱり、ギャザーリングテクニックのタイトスカートがとても多い!
アシンメトリー
のラッフル使いです。

クチュール伝統のノーカラージャケットですが
オパールの光沢コーティングとジッパー使いで、不思議な光沢とスポーティさを演出しています
スカートも一見ツィードに見えますが、同じ素材のゴールドで。

 テープを編んだエスニック風ディテールをTブラウスに取り入れたり
合わせるスカートもノットが柔らかく結ばれてアシンメトリーを強調しています。

個人的に大好きだったドレス2点!!
購入予定ですが、、、自分のクロゼットの状態を考えるとちょっと悩んでいます。
シンプルですが、ちょっとフェミニンで着ると凄く素敵なんですよ!

ガウンコートやイブニングスーツはジッパー使い等共通していますが
テキスチャーは繊細でゴージャス!
スモッキングや波打つバイヤスへムなど、これぞニナリッチというキャラクターを感じます。
可愛い!


 


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