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白いレースとギンガムチェック

2014年11月20日

今回のホットトレンドエクステンションのトレンドブックは、
服と雑貨、シーズンカラーを一体化させたシーズン展開にしました。

トレンドカラーもパントーンとDICの両方で入り、お陰様で使いやすく、
見やすいと好評を頂きまして有り難うございました。

表紙には2015年ファッションを通底するテーマ「70年代」の日本市場向けの解釈を
裏表紙には、ロングブーツやタイツの登場などシーズンレス化する小物雑貨の
「いつ売る?いつ買う?」をホットトピックとして取り上げました

シーズン別に見やすいレイアウトに内容をまとめ、日本市場で必要な
キーアイテムから素材、パターン、小物雑貨、
アクセサリーに至るまで網羅しています

これ一冊あれば、2015年の春夏のポイントは全て掌握!!
完全市場制覇ブックです。

とてもインスパイアされました」という参加者のお声を戴き、
本当に嬉しかったです!

数あるトレンドの中でも日本市場に、絶対必要なアイテムは幾つかありますが
その中で今日ご紹介するのは、レースのバラエティとギンガムの復活です。

スポーツは若いブランドでは継続しますが、日本市場で大切なのは
クールな甘さの「ニューロマンティック」白いレースのドレスから、
部分使いでの差し込み、ギンガムもクールパステルだけではない
カラフルなカラーも登場してきました。

まず、正統派で御紹介したいの白いレースの数々!

アイレットレースや英国レースを使用したシンプルなドレスや、セットアップが
驚くほどたくさん出ていて、しかもアクセサリー無しの着こなし
多いのが今季の特徴です。

キモノスリーブのティーシャツとミニスカートの組合せ

シャツやブラウスとのセットアップ

シンプルなドレスは、レースそのものがスケールや柄の異なるもの同士を組み合わせたりたださらりと仕立ててあるだけではないところがポイントです。

サンローランのクロッシェドレスは●百万するすると言うこと!誰か作って!!
     これです ↓↓↓

MSGMは英国調レースと大きなアイレットレースを
シンプルなフィット&フレアに組み合わせて、モダンで可愛いです

クロエも英国調レース

N21のスリップ調ドレス

ケイトスペードはトラッド調のシャツドレスにレースを合わせて

トレンドと言うより定着した感のあるブルゾンには、甘いレース使いで新鮮さを!

レースのパーツ使いは、セーターやティーブラウス等
フェミニンなものばかりではなくシャツやスウェット、
パンツまで範囲を広げています。

レースのタッチがあれば、ベーシックも今シーズン風のフェイスに変わります
魔法のレースタッチ!!

お袖だけレース使いも多い

プリーツの一部もレースに

アップリケ風の扱いもたくさんありました

大きなレースのモチーフを打ち出したものも、バリエーションいっぱい

スウェットタイプにもレース使いが目立つのも今シーズンの特徴です

キュロットにもレース

もう一つ気になるのがギンガム!!とて~も気になります
特にカラー使いが、これまでにないローコントラスト配色
なっているのがクールで新鮮です。

2014春夏のプラダのギンガムは可愛くて気になっていましたが
さすがインフルエンサー!2015SSには、また異なる解釈で多くのデザイナーが
ギンガムを提案しています!

ボッテガヴェネタは大人の女らしさをカジュアルにドレスとカーディガンに!

私が今季特に好きだったのは、ニューヨークのアルチュザラ!!!!です。
ジョセフ・アルチュザラ絶好調!

素敵なストライプのシャツドレス等もたくさん出していて
大人のリアルクローズをカジュアルにほどよい甘さで提案しています。

ギンガムもドレスから単品組合せなど幾つか提案していますが
コットンのテープ使い等の、さりげないディテールで、軽やかさを演出しています。

No21のギンガムは、スェットからレースと合わせたシャツ、キュロット、
パンツに至るまで用いられ、ギンガム同士のトリミングまで施され
縦横にカジュアルに用いられています。

でもやっぱりカラーは白×ベージュ等が主流。
クールパステル使いの大人っぽいギンガムが魅力的です。

アメリカンな赤白や青白などのストレートカラーのギンガムはほとんど無し!
2015年春夏のギンガムは、ローコントラストの配色がキーになりそうです。


次なるファッションは+デジタルへ  uccieのつぶやき

2014年11月18日

散々「寒いの最高!」とか言っていましたが、
目が覚めたら震えながらヒーターの前に退避しているuccieです

そんな季節がいつの間にやら到来していたのですが、
最近では「Groony」の着る毛布が流行ってるらしいですね

なるほど…これは暖かくてダメ人間になりそうです

この着る毛布…さすがに外出は厳しい感じはしますが
チェック柄も可愛らしく、ショート丈ならコートとして
登場するかもしれません?

15SSではAcne Studios がタオル地を使用していましたが
今度の秋冬は全身毛布待ったなし! かな?

着る毛布を検索していたところ、もっとダメになりそうものを見つけました
それは「着るこたつ

これぞ日本人の夢の一品

すごくダメになりそう…(笑)
ちなみにこの「kotatsu parka」の価格は255,000円(税別)

ちょっと変わった、機能面を重視した服を挙げました。

で、今回はいよいよファッション+デジタル化が凄いことになってきました
思っていた以上の速さで進展していた…!

まずは「Bluetoothを装着してしまったニット帽

凄く単純な発想なんですけど、胸をすくような実用的なアイテム
イヤホンがなかったりと、日本では難しい場面もありますが、
ランニングなどのスポーツにも使ってみたい

こちらは一体化してますけど、帽子に取り外し可能なBluetoothものが
アクセサリーとかで登場しそう?

続いてはNokiaの「ポケットに入れつつスマホ充電可能なパンツ

 

説明通りですが、ポケットに入れておくだけで充電される優れもの

…と言っても、充電端末をポケットに組み込んだだけらしいです(笑)
充電なども未定とか

でもこれは近い内に必須になっていると予想!
充電機能付きのパンツを履いていれば、座るだけで充電出来る
充電イス」とかも街中とかに登場!…したりして?

もうリモコンもマウスもいらない?
指輪型ウェアラブルデヴァイス

アメリカのNod社のリング型デヴァイスの「Nod」
これ一つでPCやらテレビやらゲームが操作できるという

全く知らなかった自分にとって、ちょっと衝撃的でした
もちろんブレスレットだったり、他のアクセサリーでも登場しそうな予感

ただこの指輪を失くしてしまうと…

「Nod」のムービーは下記URLから
https://www.youtube.com/watch?v=dy-Ac9X9oSo

 

さて色々とご紹介しましたが、結局はこれがどう影響するのかに
かかってくるかと思います。

APPLE WATCHです
自分は特にApple贔屓というわけではないんですが、機能もさることながら
デザイン展開も気になります。

見た感じだと、デザイン性はまだこれからなんですが、
実は海外では「ハイファッションとコラボしたらどうなる?」と
架空のデザインまで紹介されていたりします。

なんとなーくどのブランドかわかります。
http://www.wired.com/2014/09/apple-watch-mashups-hint-company-go-high-fashion/

もうこんなデザインが出ているので、注目度は凄いことになりそう
そしていつかは Apple Jacket  Apple Hat…もあり得るんじゃないですか?

発売は来年ということなので、ファッション界にどう影響を与えるのか
楽しみに待ってみたいと思います。

 

 

 


来春のアウターはスタジャン vs ジャケット!? uccieのつぶやき

2014年11月6日

こんにちは uccieです

寒いです。でも冬はいいですね、なぜなら
寒いと言ったらアウターの季節!

なので春夏のuccieが注目するアウターを紹介!

勢い充分なスタジャンと復活した感のあるジャケット
皆さんが注目されるのはどちらでしょうか!?

まず、スタジャンは一層フェミニンで華やかに

花柄デコラティブ推しで、メンズ感を一掃

女性の為のスタジャン!という印象が、
男目線からすると特別感があって、可愛さ倍増
カラーも白などで柔らかな印象です

打って変わって、インパクト大な光沢素材+柄
従来のもっさりした素材ではなく、テロテロっとしたナイロンなども
多くなりましたが、来シーズンは 光って いただきまショー

スタイリングも柄×柄やスポーツ×エスニックと大胆
光るスタジャン…メンズでも出してくれー!

エネルギッシュなスタジャンですが、対抗するのは
クリーンなジャケットスタイル!

ホワイトのジャケットはスタイリングもクリーンな印象
より、ディテールやシルエットが楽しめそうです

来シーズンのトレンドのロングな帯ベルトもディテールで

 

ネイビーのいわゆる王道なジャケットは
どうぞお好きに合わせてちょうだい!
と、言わんばかりの様々なパンツスタイルが登場

細身のデニムにワイドなドローストリングパンツ…
いや、もう何を合わせても問題無いです

ちなみに→のドリスはベストですが、よりリラックスな印象です

最近のコレクションは春夏や秋冬が混在するような印象ですが、
今回紹介したスタジャンとジャケットはより春夏らしさを
楽しめるアイテムになりそうです!

え…?どっちか選ぶことが出来ない?
じゃあ、このポールスミスを推薦させていただきます…!

今回紹介したスタジャンとジャケットは、11/13(木)に開催する
HOT TREND EXTENTION SEMINER 2015年春夏 
にて、解説予定です!
お日にちが迫っておりますので、お申込はお早目に!

http://f-fiori-cafe.com/?p=13159


70年代ファッションってエキサイティング!

2014年10月27日

70年代とその前の時代との大きな違いは何だと思いますか?
それはラグジュアリーブランドと結びついたファッションアイコン
不在と言うことです

50年代はジヴァンシーとオードリー・ヘップバーン
60年代はカトリーヌ・ドヌーヴとイブ・サンローラン

と言うように、スターブランドには、ミューズ的アイコンがいて
ラグジュアリーブランドと車の両輪のように、
時代を象徴する存在になっていたのです。

ですが70年代は、ファッションがぐっとドレスダウンしていった時代です
ミニスカートサイケデリックの流行を引きずりながら

KENZOのペザント20年代ルックの流行がフラワーチルドレン、
ジーンズ、エスニックと混じり合い、
よりカジュアルに、より個性的になっていった時代です。

平和の象徴は「花」であり、自由の象徴は「ジーンズ」であり、正統派の美しさより
キッチュな「悪趣味って悪いことなの?」と当時のVOGUE誌が特集を組むほど
柄と柄の組合せが増加、同時に新たなエレガンスが生まれ、ゆったりしたブラウスや
ソフトなマキシスカート等、フェミニンな方向へと向かっていった時代でもあります

そのカジュアルさと自由で個性的な雰囲気を体現した70年代のミューズ
ジェーン・バーキン

今でこそ、エルメスのバーキンなんて、ラグジュアリーの代名詞になっていますが
もとはと言えば、当時ジェーンが愛用していた籠バッグがインスピレーション。

ノーブランドの女神です!

このブラウスと緩いワイドパンツの組合せは
なんだかクロエのコレクションを思わせる新しさです。

ハンカチーフヘムのゆったりブラウスに柔らかい素材で仕立てられた
スーパーワイドパンツ。

自由な時代にファッションリーダーであったジェーンは
こんな可愛い白いピンタックとフリルのブラウスにデニムパンツ、
厚底のサンダルを合わせて
さり気ないけれど、まさに70年代そのもの!

そういえば2015春夏コレクションでも、ゆったりした白いブラウスが
パンツと一緒にコーディネートされてすっごく可愛かった!

まるで、当時ローリングストーンズのミックが
コンサートで着ていたようなふんわりブラウス

ミックの方がもっとひらひらだったかも!

ロマンティックで少しエスニック クラフトの要素も
70年代ルックには欠かせませんが

白のクロッシェレースのドレスも当時のトレンド!

大きな編み地もカジュアルで、ジェーンや当時その美貌にもかかわらず、
独身主義を貫いたジャクリーン・ビセットもクロッシェドレスでお洒落を!

エスニックな柄やカフタンブラウス、水玉や花柄の柄同士の組合せも70年代の特徴
サンローランの当時のルックです

ダークな地に大きな花柄! 
サンローランもセリーヌも柄行きは完全に70年代のアーカイブ
インスピレーションですね。

70年代「ある愛の歌」でスターダムに駆け上ったアリ・マックグローも
ファッションリーダーの1人

センターパーツの黒髪にエスニックなカフタンブラウス
太いベルトを締めてパッチワークのドレス等、サブカルチャーの匂いがぷんぷんする
その意味では、正統派70年代ルックです。一体どこの服を着ているんでしょうか?

ヘアスタイルは、まさにアリ・マックグロウのような
ナチュラルロングが主流だったのですが
こんなウィッグをツィッギーがかぶっているのでギョギョ!

なんと、マーク・ジェイコブスのコレクションのおかっぱウイッグと同じ!
マークは70年代の映画「チューインガムを嚙む女の子」から
アイディアをとったと言っていたけれど、
まさかこんな70年代繋がりがあろうとは??

ナチュラルVSウィッグ?!は70年代を表してる?!

そして驚きのメイク!
これは偶然の一致だとしか思えませんが、もし、ニコラ・ジェスキェールが
時計仕掛けのオレンジ」を見てこのメイクをやったとすれば、

す、すごい70年代のサブカルチャーの代表作を
さり気なくコレクションに取り入れたって事ですね!

このアイメイクは、全員に施されていたのではなく、一部のモデルさんだけだったから
ひょっとして主人公15才のアレックスを投影していたのかも、、?!

70年代は、後半「アニーホール」ルックなどが流行し「華麗なるギャッツビー」の
影響もあって、少しずつトラッドの雰囲気が強くなりますが、
そこで注目されるのが、ラルフ・ローレンです

でも2015春夏に関しては、60年代から流れてきたフラワーチルドレン
ジーンズの自由でガーリッシュな70年代前半ぐらいまでが、
最も注目すべき時期に当たるのではないでしょうか?

本当にお洒落の宝庫ですね!LOVE 70年代!


やはりストライプ・ボーダーは目白押し!uccieの予想答え合わせ編

2014年10月23日

こんにちは、uccieです

まず今週の21日(火)、22日(水)に
「藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー 2015春夏4都市コレクション」
東京会場、大阪会場を開催致しました。

両会場共に多くのご参加、誠にありがとうございました。

残す31日(金)ですが、13:00の回は満員御礼となっております。
誠にありがとうございます。

17:00の回も残りのお席僅かとなっていますが、お申込を受け付けております!
どうぞよろしくお願いいたします。

 

というわけで、ひとまず2015年春夏のトレンドが出揃った感じですが、
軸になるのは、本命70年台でしょうか?
はたまた前回ご紹介したジャポニズムのような特徴的なスタイル?

いやいや、忘れちゃいけないのがボーダー・ストライプ

実はuccie、今年の5月にストライプがさらに来る!と
勝手に大胆予想していたわけなんですが…
↓↓↓
夏も冬もストライプの予感 uccieのつぶやき

2015SSコレクションも終了したので答え合わせも兼ねて!
今シーズンのボーダー・ストライプを確認していきたいと思います!

 

まず5月に予想したのはアート×ストライプ
というテーマでした。

その中のまず一つ目がダニエル・ビュランのカラーストライプ

今シーズンではビーチテントなどに使われる、カバナストライプとして登場!
セットアップやトップス、ドレスに使用されて、
明るくてフレッシュなカラー使い!

ポールスミスのセットアップは上下で向きが違う合わせ
アースカラーのストライプも新鮮です

後は、偶然かと思いますがシャツには光沢使いを合わせてみたりと
このカラーストライプ、使い方は変幻自在のようです。

続いてはフランク・ステラの独特な色使い

取り上げた作品がエスニック調のカラーでしたが、
フランク・ステラ風(?)ストライプはやはりエスニック
落ち着いたアースカラーやトーンの低い組み合せに注目です

最後に紹介していたのはゲルハルト・リヒター
やはりこのストライプは何度見ても吸い込まれそう

リヒター風ストライプはちょっと見られませんでしたが
トミーヒルフィガーの細さの強弱や色使いは少し近い…かな?

…さて、答え合わせは如何だったでしょうか?合格点なら嬉しい限りです
それにしても、今シーズンのボーダーの豊富さは見逃せないところ

そんなボーダーでも要注目なのが、マルチボーダー

70年台のような多色使いで、春夏らしいカラフル感
ネオンカラーやダークカラーと色使いも豊富で新鮮なボーダー!

マルチボーダーなどのトレンドは、冒頭でもお伝えした
「藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー 2015春夏4都市コレクション」
にて、より詳しくご紹介いたします!

31日17:00でお席も僅かとなっておりますので、お申込はお早目にお願いいたします!

 


SS15の新ジャポニズム旋風!?~uccieのつぶやき~

2014年10月13日

こんにちは、uccieです

嵐が連続して襲ってくるという、秋の滑り出しですが、
2015年春夏トレンドセミナーへの準備は着々と進行中!

いくつものトレンドを紹介したいところですが、
uccieは ”ジャポニズム”が気になります!

もちろん日本人にとって、取り上げやすいテーマですが
今回はより新しいジャポニズムが展開。 進化したジャポニズムをピックアップ!

まずは皆さんも印象に残っていると思われる 「カルヴェン」!!

まさかのカタカナ+フォントに SNS上でも当時このルックが飛び交っていました、
コレクションやファッションをあまり見ない友人からも
「おもしろいけど、こういうのが流行なの?」 …(´-`).。oO(俺が知りたいよ…)

…といった声が多数ありと、かなりの存在感!
フォントの元ネタはベム??70年台??それとも他に…

こんなチャレンジをしてくるとは…ギョームアンリどんどんおもしろく…!
って思っていましたが、なんとCARVENでは今回が見納めに…

「カルヴェン」のロゴ以外にも和柄を採用
浮世絵モチーフなどをワンポイントで取り入れて
ソフトなオリエンタルで意外と取り入れやすそうです

実はこの感じ、少し前に取り上げた”RAF SIMONS”の15年春夏にも登場してます。
来るのか?浮世絵&レトロカタカナ旋風!?…

ジャポニズムはサンローランにも登場!
氷梅や菊の紅白プリントに迷彩柄という
エディ発、新ジャポニズムスタイル

様々な和柄テイストをパッチワークしたのはグッチ
ドレスも着物風ディテールで本格的ジャポニズム
でも足元はスエードブーツで締め

春夏シーズンはやっぱりパターンが楽しいシーズンです!
今回ご紹介したジャポニズムはほんの一角
様々なデザイナーが、それぞれの日本アレンジを見せてくれるので
非常に新鮮に感じられました。

それと同時にギョームアンリの退任は少し残念(メンズ的な意味でも)

ジャポニズム・パターンを含めた、2015年春夏のトレンドは
「藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー・2015春夏4都市コレクション」
にて、徹底的にご紹介予定ですので、ご期待ください!

多くのお申込をいただいて、10月31日(金)13:00の部 が満員御礼となっておりますので
他のお時間のお申込はお早目にお願いいたします。


新生ロエベ J・W・アンダーソン

2014年10月10日

コレクションの当日がJ(ジョナサン)・W・アンダーソンの
30才の誕生日だったという事です。

ファッション界のアンダー30アレキサンダー・ワンだけと思っていた私は、
ちょっとビックリ!

若手だとされていたラフ・シモンズがすでに40才代後半ですものね
更に次世代が育ってきても不思議はありません

30才のアレックスや、ジョナサンからカール・ラガフェルド(81才)、
ジョルジョ・アルマーニ(80才)まで幅広い年齢層の、
それぞれが、独特の個性でキャラクターを確立しているというのが
ファッションをよりエキサイティングに、奥深い物にしていると思います。

なのに、ゴルチエのように62才でプレタポルテ引退する人もいて
ファッション業界って、本当に自由な感じがします。

さて、話題のジョナサンですが、ロンドンのシグネチャーコレクションとは
一線を画した、素晴らしく洗練された大人のコレクションを見せました。

テーマは「本当のラグジュアリーを知る女性

ショーの舞台に選ばれたのは、名建築で有名なユネスコイサム・ノグチの庭園です
安藤忠雄のメディテーションルームを背景に
朝一番の清々しい空気に包まれた開放感溢れるコレクションでした。

上質で着心地が良く、リラックスしたロエベにぴったりのコレクションは
ロエベならではのとろけるようなスェード、レザー
リネン、コットンを合わせたナチュラルな素材感が特徴でした。

まずファーストルックは、黒のコラムラインのシンプルなドレスに
胸元にひらひらのリボン飾り!と思いきや

スェードのカラーサンプルのような端切れを無造作に重ねたアクセント

バッグにも注目!スペインの扇子のようなデザインです
他にもバッグは豊作!新作がたくさん出ています。

ドローストリングのフリンジをアクセントに!
ポケットに大きく布をたたんで捻ったようなディテールでボリュームを付けたり
ニットと麻のマキシスカートを、さらりとテキスチャーコントラストで見せたり
素材を扱いなれた、30才とは思えない手練れぶりです!

最も印象的だったのはロエベらしいスェードとレザーの表裏をひらひらと
打ち寄せる波のようアシンメトリーに扱ったデザインのトップスやドレスで
かなり多く登場したので、ジョナサンのお気に入りの逸品なのではと推測しました!

シャープなスポーツグラフィックのカラーコントラストも
若々しくて素敵でした。

柔道着の帯のようなステッチの入ったベルトの大きな結び目がアクセントです。

私のお気に入りはこのティーシャツ!ボタニカルな風景画にバンビが
いたりするのですが、なんとなく可愛い!
レザーパンツに合わせるなんてスタイリッシュです。

屋外と屋内を使用したコレクションでしたので
モデルが近くから遠くまでよく見えます。

コンクリートの打ちっ放しとオーガニックな服が素敵なコントラストです。

30才の誕生日を迎えたジョナスは、ジーンズにコンバースオールスターでした
若者ですね!


トレンドセミナー10月31日(金)13:00の部 満員御礼ありがとうございました

日頃から格別のお引き立ていただきありがとうございます。fプロジェクトより
「藤岡篤子 ファッション・トレンド速報セミナー2015春夏4都市コレクション」
のお知らせをお伝えいたします。

・10月31日(金)13:00〜16:30(1回目)の部の満員御礼について

10月31日(金)13:00〜16:30(1回目)※明治安田生命ホール
上記のお時間がおかげさまで本日、満席となりました。
沢山のお申込みありがとうございました。

その他のお時間は現在も受付ておりますので、お早目にお申込くださいませ。

・セミナーの終了時間変更について

セミナーの終了時刻が変更となりましたのでお知らせ致します。
急な変更となり、誠に申し訳ございません。

10/21(火) 会場 : メルパルクホール 
❶ 13:00〜16:30

10/31(金) 会場 : 新宿明治安田生命ホール
❷ 13:00〜16:30(1回目)
❸ 17:00〜20:30(2回目)

大阪会場
10/22(水) 会場 : サンケイホールブリーゼ
❺ 13:00〜16:30

 


sacai 軽快なロマンティックスポーツ

2014年10月1日

今回は会場が変わり、オデオンの薬科大学に。

まず最初に登場してきたのは、白地にブルーのスカーフプリントに、
カーキのコットンのミリタリー調のフラップポケット
ディテールに合わせたドレス。

ロマンティックな雰囲気がぴりっと
ユニフォーム感覚で引き締まります

今回はユニフォームのディテールがフェミニンなアイテムに組み合わされて
エッジの効いたデザインが多くなりました。
エポーレットネックベルト、ナポレオンカラーにボタンなど
ハードなディテールが合わされます
カラーも、カーキ、ネイビーなどユニフォームカラーが中心

そんなユニフォーム感覚に気を取られていると、
こんなチロリアンテープを使ったペザント調も登場!

本領を発揮するのは、やはり素材ミックス
コットンカーキとレース、ボーダーニットとレースの組み合わせなど
ベーシックなものとロマンティックな素材が合わされ、
ふんわりしたガーリッシュな雰囲気が!お得意のラインですね

次に登場したのはタータンチェックのレース
ブラックウォッチのタータンをレースにするなんて発想がすごい!
とても可愛かったです

最後はマキシドレスが登場しましたが
小花とミリタリーの組み合わせだったり
プリーツ加工で、ソフトなシルエットになったり!

再びカーキとネイビーのユニフォームドレスが登場。
やっぱりこれがテーマなんですね。

メンズストライプもブランドのアイコン素材なのですが、
フィナーレはメンズストライプのレースアップやネイビーとのブロッキングで
フェミニンなイブニングを提案しています。

あ~パリも後一日です。
ルイヴィトンにミュウミュウ、エルメス、本当に楽しみです!


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