輝きとタヒチアンプリントのNo. 21
2011年9月24日
No. 21は私の大好きなブランドの一つ
デザイナーのアレクサドロ・デラクアは
ブリオーニのレディスをやらなくなったので、このブランドに集中です。
いつもの甘いコーラルピンクなどもありますが
今シーズンは、モノトーンのタヒチアンプリント
ゴーギャンが描いたタヒチの女とヤシの葉が
グレーを中心とした抑制のきいた写真プリントで登場しました。
今シーズンのハイライトは輝き
羽根とシルバーはオープニングで登場しました。
私が一番好きだったのがこのルック!
バルキーボーダーのカーディガンにシルバーのインナー
ヤシの葉プリントのテディパンツをはいています。
バランスがすごく可愛い!
アルベルタ・フェレッティの客席にフラッシュの嵐!!
何事かと思えば、中国の女優ヤン・ミーです
知らなかった、ヤン・ミー、、。、
最近中国の女優さんが
美しく着飾って、(日本人から見るとやりすぎなくらい)
登場することが多いのですが、このくらい飾らないと
オーラをアピールできないのですね
日本の女優さんが来場していても
さりげないので、まったくカメラマンが集まらない、、。
フェラガモは、ジュエリーの発表パーティです
マンゾーニ通りにある、これまで公開されたことのない
広大なパラッツォで展示会&パーティです。
入口は広くないのですが、入ると広い中庭が広がっていて
まだ8時ぐらいは明るいので
皆三々五々、シャンパン片手にくつろいでいます。
グリーンが心地よくて、ほかのパーティがなければ
もう少しいたかった
エントランスのキャンドルもロマンンチックでした。
フェラガモのロゴをデザインしたブレスレット
フェラガモのジュエリーはほとんどがシルバー製です。
フェラガモ氏が、もっとシルバーの良さを身近に感じてもらいたいとの
意志でジュエリープロジェクトが始まったようです。
フェラガモのアイコン「バラ」をモチーフにしたブレスレットは幻想的でした。
バーバリーはカラフルスポーツ&エスニック
2011年9月22日
ショー会場に入る前にまず、会場の美しさに見とれてしまいました。
ケンジントンンガーデンの緑の木々に映える透明のテント
興奮した空気が伝わってくるものの、ロンドンの静謐な落ち着きも合わさって
独特の風格を感じます。
エントランス近くにはセレブリティをキャッチするための
カメラブースが作られ、それを見ようとまた人だかりが。
早めに着いたのですが、ちょうど「BODEY」のキャンペーンモデルも
到着して、入り口は大混雑。
日本のプレスの人に促されて会場に入るとそこはまたロンドンの
社交界の重鎮達が立ち話。
トップショップのオーナーやヴォーグのオーナージョナサンに囲まれて、
ひときわ目立つ女性はサマンサ・キャメロン。
20日の夜にはデザイナーなどファッション関係者を集めて、
ダウニング10(首相官邸)でサマンサ主催のパーティが開かれます。
バーバリーのコレクションアイテムを着たマダムの姿も!
ふっくらした体型のマダムがボディコンドレスを悠々と着ている姿は
ファッション文化の奥深さを感じさせて、私は大好き。
会場のシートにはいま発売されて間もない香水「BODEY」が置かれています。
ロンドン中に大きなポスターが貼られて、さながら「BODY祭り」です。
コレクションは、ストローのキャップをかぶったスポーティな着こなしと、
杏色、オークルイエロー、ひざ丈のギャザースカート。
パーカ風のミニトレンチをカジュアルに羽織っていたり、
前シーズンと比べると構築性は姿を消しレイヤードこそないものの、
とても軽快な色のリズムとカジュアルな単品コーディネートで欲しくなるものばかり!
後半はエスニックなアフリカンテーストの更紗の大柄プリントが
ドレスにスカートに用いられています。
カラー配色が絶妙で、「洗練されたエスニック」と常套句しか
思い浮かばない素晴らしさです。
独特の都会的なセンスと若々しさが漂います
バーバリーがロンドンのトリでもよいんじゃない!!とは私の
勝手な感想ですが、クリストファーは貴公子の風情を持った王者の貫録でした。
プリングル ミルク工場跡地で、アートとコラボ
アリスタ・カーにデザイナー交代した新生プリングル
マイアミバーゼルアートフェアとコラボした
モンドリアン風カラーブロックのトートバッグがお土産です。
座席の下に置かれています。
まちが付いていて使いやすいので一日持ち歩きました。
コレクションンはオープニングから
プリングル伝統のアーガイル柄のアレンジ
ミニマルなスポーツ感覚に置き換えていて
なかなかスタイリッシュでモダン。新鮮でした。
春夏ということもあって、ニットも軽やかです。
白黒や色使いはシャープで、革のストラップでスポーティさを感じさせます。
ロンドンらしいピンクマンが目の前の席にいて、釘づけになっちゃいました。
折り紙ラインをクローズアップ クリストファー・ケーン
全面ガラス張りの大きな商業施設のホールを使った
クリストファー・ケーンは若手ナンバーワンの人気デザイナーだけに
今シーズンのカラージェル入りのプラスティックトリミングの
服やバッグを持った人が何人も目につきました
今シーズは「折り紙」風のタックやプリーツが入った、
シンプルなシルエットに凝ったディテールが特徴の服でした。
チルデンセーターをアレンジしたデザインも目につきます。
中堅がなかなか育たない、育ってもすぐミラノやパリにでてしまう
ロンドンでは、貴重な宝石のような存在です。
パープルレディ ミステリアスで官能的なトム・フォード
2011年9月21日
ポール・スミスのショー会場から歩いて5分ぐらいのところにある
トム・フォードのスタジオが会場です。
周りは黒塗りのリムジンがずらり。
近ずくに連れ、心なしか緊張感が高まり、この日のために
持参したハイヒールで背筋を伸ばして女っぷり??を少しでも
上げて、ショーに臨みます。
トムの描く女性像は高いヒールの靴が似合う女だから
少しでも近ずきたくて、、、!
こんなにコレクションで緊張したのはの
トムがグッチを手掛けていた頃のミラノコレクション以来。
OBSESSION 女性は官能的な生き物であるべきという
強迫観念をかんじるのはすでに、トムの術中にすでにはまっているから。
スタジオの入り口には大きな生け花が飾ってあり
シャンパンとジントニックでまずみんな良い気分に盛り上がります。
久しぶりに見た社長のデ・ソーレさんは以前にもまして素敵なおじさまぶりで、
みんなハッピーな雰囲気。
小さな会場にびっしり並べられた椅子の上には
すべてこの白い紙が乗っています
ここでお見せできるのは残念ながらこれだけ、、、。
アナ・ウインター、レイチェル・ゾエなどと一緒に
中央の席にはリチャード・バックレイ氏の姿も。
(ご存じだと思いますがトムの長年の恋人で映画「シングルマン」のモデル)
なんだか、すでにトムの世界、
タンゴの音楽に乗ってピンスポットからモデル登場
パープルのスペンサージャケットに裾フリルのミニスカート
菫の花がプリント、そして刺繍してあります。
首元にはゴールドのネックレス
良く見ると黒白のチェッカーフラッグチェックの上に
菫の花のプリント。大きなフープイヤリングもゴールド!
サテンのマーメイドスカート、レースアップブラウス、揺れるフリンジ
タッセル、シャーリング、すべてトムが好きなものばかり。
ドラマティックで、官能的、繊細でゴ-ジャス!
見たことがあるテクニックばかりですが、描き出す女性像は
天下一品の新鮮さ!!
そうそうこんな感じで、グッチの時もノックアウトされていたのを
思い出しました(YSLはちょっと違う感じでした)
イブニングはラフィアの短いフリンジが幾重にも重なった
エキゾチックなクチュールドレス
ブラウスやドレスはほとんどがパフスリーブで
カフスはフリフリ!
パープルはロングのトレンチも登場し、
印象はパープルレディ。(青味が強かったからバイオレットでしょうか)
ちなみにメイクアップはリップが赤紫、アイメイクもバイオレットで
神秘的なスモーキーアイズでした。
必死で取ったノートを判読しつつ、また蘇る久々の興奮
心に沁みわたる美味しい水です。
ファッションの醍醐味を堪能しました。
何と翌日にも話題にする人が多く、興奮していたのは私だけではなかった!
トムはフィナーレに上機嫌で登場し、友人に囲まれている気安さか
とても開放的な様子でした。
ACNE スポーティなミニマル、カラフル
うっとりと興奮しながら次のマシュー・ウイリアムソン、そして
最後にアクネ!!
もともとすごく好きだったのですが、ショーは久しぶり。
ランウエイは細長く側面はミラー張り、客席も鏡に向かって造作してあり、
モデルと同時に映った姿も見える。
視覚的な面白い趣向でした。
長いのでウォーキングは迫力です。
キャップをかぶったり、スポーティな着こなし、アイテムも
ビッグブルゾン、ビッグパンツなど風をはらんだ
軽やかななスポーツウエアが主流ですが、とにかく色がきれい!
カラーと軽やかさと着眼点は、まるでジル・サンダー(両方にごめんなさい
でもデニムが出てくる以外は印象がすごく似ている!!両方とも
すごく素敵って意味ですけれど)
フィナーレは圧巻でした
セーラムグリーン、白、オレンジ、オーカーイエロー、コバルトブルーなどが
柔らかいニュートラルと配色され、シャープでリラックスした
モダンなスタイリングがミラーに何重も映り込み幻想的な美しさでした。
ごろごろした凄い石畳を歩くしか車に乗る道がなく
ハイヒールにはなかなかハードな帰り道でした、、、
2012秋冬のヒントはシュリンプ?
2011年8月26日
The Shrimpと呼ばれ、一世を風靡したジーン・シュリンプトン(左)
スィンギングロンドンを象徴するモデルですが
彼女の恋人であったフォトグラファーデビッド・ベイリー(右下)との
恋物語やファッションストーリーが、秋の立ち上がりのファッション誌に目立ちます。
今年はトラッド崩しの60年代のキュートな感じが
来ているのですがどちらかというと
パリのBCBGの品のよい行儀の良さがポイントです。
イベントも続き、来年はもっとロンドンが注目されるはず
女っぽく、少し退廃的な彼の当時のロンドンを
もう一度研究してみませんか?
日曜はRozelleマーケットでヴィンテージ探し
2011年8月10日
土曜日には若者に人気の東京で言えば三軒茶屋や中目黒に近いsarry hillsで
マーケットが開かれ、日曜日はもっとヴィンテージが集まる
Rozelleマーケットで生活関連から小物、服まで捜すというのが
いわゆる「通」の探し方だそうです by Takessuy
今回も案内はジュエリーデザイナーのTakessuyさんです
sarry hillsが洋服が多いのに対して、Rozelleは30年代の銀食器から
60年代のお洋服まで全てが揃います。
大樹が茂るパブリックスクールの校庭で開かれる青空マーケットは
木陰が涼しく何時間でも過ごせます。
廻りは果物やさんやカフェが点在する静かな住宅街です。
写真1
ちなみに私は4時間もいて両手いっぱいに買い物してしまい
Takessuyさんに呆れられました。
何をそんなに買ったかと言えば、びっくりするぐらい安い銀食器等です
30年代、60年代が中心ですが、状態は良いものが多く心惹かれて困りました。
何に使うのかわからないようなものも多いのですが
銀のカトラリー5本づつのフォーク計10本で10ドル
アールデコの模様入りのリキュールグラス なんとひとつ1ドル
30年代のアールデコ様式の銀コーヒーポット15ドル、
60年代のポットとグラスセット10ドルと
驚きの価格で並んでいて、ここから価格交渉にいる人も多いとか
毎週同じブースが並ぶのでインチキはなしと言うのも心強いです
服は玉石混合ですが、マネキンが強烈です!この高笑い、、!!
更に日曜日には有機農産物だけのマリックビルのマーケットも開かれ
こちらではオーストラリアで一番美味しいとお墨付きの有機バターが
市価よりやすい値段で売られたり、養蜂業者が出店したハチ蜜など
買いたい物ばかり、、。あ~荷物が重くなる、、
日本人の若いカップルが売っている大根なども評判でした
生ものだけに何も買えず、名物のtoofuバーガーを食べました。Takessueyさんと同じくイヤリングのデザイナーをしている
ナオちゃんと一緒にマーケットの片隅で一休み
とびきりお洒落で可愛いなおちゃんもvinniesファッションで決めています。