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インビテーションロンドン編
2016年9月20日
いつものホテルに着くと、「お帰りなさい!」と言われるようになりました。
なんだか嬉しい!「良いお部屋を用意しておいたから」と言われ、お部屋に着くと
大きな窓から前にある「ヴィクトリア&アルバートミュージアム」が
窓いっぱいに見えて緑がいっぱいで、ロンドンに来たって実感がします
こんなお部屋があったのね!!とスーツケースを開け、
山積みになった招待状の整理し始めました。
まだ全部来ているわけではないけれど、ロンドンの特徴は招待状がなんだか大きい。
アニヤ・ハインドマーチは、いつもの素敵なショッピンングバッグ
中に入っているのは、いつものステッカーではなく、グリーンレザーのブレスレットでした。
マルベリーは小包を開けると、さらにボックスが中にはグリーンレザーの素敵なメモ帳が!
グリーンがトレンドカラーできていますね
シャーロットオリンピアは可愛い!バナナがテーマらしい。
このバナナちゃん瞳がリアルでまつ毛着き 可愛い!
J.W.アンダーソンも早々についてて嬉しいな。いつもギリギリだったから。
あと多いのは今季のロンドンは光り物のパッケージがやたら目に付きます。
光りすぎて読めない〜
インビテーションの話ができるのも、今日くらいまででしょうか!
コレクションに入ってしまうと、明日の用意するだけで精一杯になってしまいます
またロンドン便りしますね!
CO I TO スポーティでガーリーエレガンス
2016年3月25日
もはや80年代生まれのデザイナーが活躍する時代になりました!
その頃一晩中踊って、帰りはタクシーチケットで帰宅という思い出のある方も
いらっしゃるのでは??
CO I TOは、80年代半ば過ぎに生まれたフランチェスコ・フェラーリと
トマゾ・アンフォッシの2人組が生み出す、スポーティで可愛く、エレガンスも忘れずにという
若さと女らしさのバランスが取れた、可愛らしいブランドです。
ギャラリーで開催された展示会は、ゆったりとした空気が流れる中、モデルちゃんもリラックス
スタイリングはとてもシンプルです。
シャツに巻きスカートや、シャツにタイトスカートにショートコートを羽織って!
でも、ワンポイントの刺繍や、煌めき加工が、シンプルな服を特別な輝きに変えています。
私が良いなと思ったのはスポーツテーストをさり気なくトリミングに生かした
きちんと感のあるドレスやカジュアルなスーツ。
ラメ入りジャージーから霜降りグレーまで、同じテーマでも
素材感を変化させています。
手に持つシルバーバッグも、大きさが若々しい感じですね。
自分たちで撮った写真をプリントしてみたり、スカーフプリントのような使い方で
中にシャツをイン。トラッドな着こなしのGOOD GIRL風です。
フローラルモチーフを陰陽のようなモノトーンでインターシャニット。
セットアップでシアーなシャツと合わせます。
同じ柄でレースも登場。
キラキラ色石使いは、イブニングにも、デイリーにも着こなせます。
ブルゾンからロングドレスまで!
カジュアルで着やすい!
輝き加工や、スポーツテーストなどトレンド感も満載!
可愛くって、ダークロマンな招待状!
2016年3月22日
2016秋冬シーズンは、前季のロマンティックがぐんとダークに触れ
ミステリアスな雰囲気さえ漂います。
筆頭はドルチェ&ガッバーナ!
何といってもオルゴール付きの招待状は多分初めてでは?
分厚い招待状を開いたとたんに流れ出す「星に願いを」
しばしベッドの上でうっとり、、。
シンデレラ城から、白雪姫、不思議な国のアリスまであらゆるプリンセスやヒロインが
登場する童話が登場するコレクションだったのですが、
招待状が届いたときから、もう夢の世界に!
招待状はまるで童話の本のようです。
「そして二人は末永く幸せに暮らしましたとさ」の裏表紙です。
不思議な物語性と言えばプラダ。ノートの招待状を開くと様々な
女性のモチーフが張ってあります。
女性の多様性を歴史をさかのぼって、旅に例えたプラダならではの謎のワープ!
禁煙マークが大きくなってあるステージに煙がもくもく!
服が中から燃え上がる奇想天外なコレクションはモスキーノ!
焼け焦げた招待状がマッチと一緒に入っていました。
ロック感覚のジャストカヴァリ!みんなで飲み物飲んでいたら、いきなりショーが始まるのでビックリしましたが、招待状もセクシーなロック感覚。煙草OKですか?!
モダンなグラフィック感覚も今季は増加中!
フェンディの点滅するライトの感じ。ステージも同じ演出でした。
パリではドリス ヴァン ノッテンの招待状が話題になりました。
なんと1枚として同じイラストがない!!
イラストレーターのジル・バートンは1000枚以上手描きしたとのこと。
イラストと同じメイクのモデルさんが登場しました
話題のグッチはこれ!
ミケーレが大好きな蛇が前面に!
中には動物や鳥類のネガが入っていました。
動物柄がすごく多かったコレクションを予感させる招待状です。
2016秋冬コレクションの最後を飾ったミュウミュウです
個人的にはこれはLOVE&BESTな素晴らしいコレクションでした。
人によって異なるベルべッティな素材にゴールドの縁取り
赤の人もいたけれど、私はこのラベンダー取っても気に言っています。
会場のソファもベルベットでまさにトレンドな雰囲気でした
もっともっとお見せしたい招待状がたくさんありますが
長くなるのでいったんこれで終わります。
講演会では、招待状の御紹介が復活します。
素敵な招待状がいっぱいです。
ロッセラ・ヤルディーニ(Rosella Jardini)に注目!
2016年3月7日
ホテルミランのクラッシックなサロンで開かれた
ロッセラ・ヤルディーニ(Rosella Jardini)初のカプセルコレクション。
ルック数は20体少しですが
さすがにフランコ・モスキーノの時代から
モスキーノを支えてきた実力派!
ユーモアのある若々しさがとてもフレッシュ!
スポーティさとフリルなどの組み合わせがとても巧みで
それを20年代風のほっそりとしたシルエットにまとめています。
今シーズンパリでもすごく多くなったテーラードの
マスキュリンスーツも、カジュアルな着こなしで。
パジャマスーツやフリルのチュニックなど
トレンドアイテムをカジュアルな大人のコーディネートで見せてくれました。
最初はサロンに座ってみていましたが
気がついたら、立ち見の人でいっぱい!
サンドイッチをつまんで
気持ちもお腹も満たされて次へと急ぎました
プラダ 女性らしさのコラージュ
プラダのコレクションがある日は、朝から緊張感が張り詰め
絶対に遅れないように時間配分をします。
エントランスが混むのに加えて、会場の周りが
ほとんど通行止めのような状態で混雑するからです。
やっぱりミラノのスーパースターブランド!
詰めかけるジャーナリストたちも相当気分が上がっています。
会場に足を踏み入れると、そこは公共のステージを思わせる劇場空間。
2階にも客席、ウッドに赤が塗り分けられた2色使いの手すりがついて、
不思議な空間になっています。
オープニングはミリタリーを思わせる機能的なジャケットにコルセットをした、
スーパーコーディネートが続きます。
フラップポケット付きのジャケットにコルセット、
そこにチャームのようにたくさんのアクセサリーが組み合わされます。
後半はぐっと女っぽくジャカード、ブロケードにゴールドやラメを入れた
輝き素材のドレスにコルセット、セーラー帽もマストアイテムです。
首回りにつけられたアクセサリー類も複数使いが魅力的
コルセットも布地で仕立てられ、アクセサリーと化しています。
プラダのコレクションが終わると、なんだか大仕事を終えたようなホッとした気分です。
素晴らしいコレクションは、エネルギーを生んでくれます!
素敵素敵!
気分が上がります。
女性らしさをコルセットに象徴させながら
トラベル、ミリタリー、リッチ、プアなど様々な要素を組み合わせたコーディネートでした。
パンツと毛皮がアップカミング!!
2016年2月24日
TATE BRITAIN(美術館)の中を通ってショー会場に入るという贅沢な環境で、
しばし鑑賞に時間を使いながら会場へ!
80メートルもあるというランウエイの手前には、トップショップのいつものランチの用意が!
ロンドンでは「オーガニック」「ロウ フード」という言葉がいたるところに溢れ
ファーストフードも、ほとんどオーガニックを売り物にしています。
キヌアなどの穀類や豆類とマーシュなどの葉ものがミックスされて、エビやサーモンをトッピング美味しいサラダを中心に提供されています。
時間がないときは本当に助かります。
Thank you TOPSHOP!!
ショーはスポーティなレギンスルックでスタート。
街でも100%に近い着用率で、若い子はレギンスを履いています。
さすがにトップショップ ストリートと近いですね。
スポーティと思いきや、透ける素材もあって、ちょっとびっくり!
スリンキーなパンツだけではなく、緩いワイドパンツも登場!
パンツがとてもエレガントに着こなされます。
70年代風もまだまだ継続、ロンドンは70年代の震源地ですから
もはや伝統のスタイル?!
グルーピー風のレースのミニドレスやハイウエストのミニスカートも可愛い!
たっぷりしたオーバーコートも今シーズンは基本です
ファーの毛足の長いものからミドルファーを中心に
いかにもファーらしいコートがスリムなインナーに大きく羽織られています。
「ユニーク」は一部を除いてフェイクですが、今季のロンドンコレクションではファーの増加が
目立ち、テレビでも、「動物愛護団体」の抗議(なんとこの寒さの中で裸で抗議!)や、
果たしてファーは必要なのかと討論番組まで組まれていました。
先シーズンは、「ウエッジウッド」にインスパイアされたドレスがとても素敵だったのですが、
今年はもうサイズ切れで買えず、このコレクションに賭けましたが
今季は、パンツのシーズンのようで、ドレスはとても少ないです。
ルーズなセーターを合わせたミディ丈ドレスが少々。
夜の服は、毛皮のロングベストも肩にかけ、ブーツをはいた若々しいスタイルでした。
フロントローでは相変わらず、スニーカースタイルが目立ちます。
天候に関係なくロンドンンコレクションは粛々と進んでゆきます。
VIVA!ティアラ&髪飾り
2015年11月2日
髪飾りで最も親しみやすいのはバレッタでしょうか?
バレッタと言うにはあまりにも大きい、まるで50年代調の帽子のような大きい髪飾りは
ミラノのアントニオ・マラス
白バラのレースや蝶々がモチーフです。
顔回りは盛り盛り!が今シーズンのトレンド!
カチューシャのように三つ編みを額に渡し、上にはバレッタ、耳には、
シャンデリアのようなイヤリング、おまけにシルバーの大きなサングラス!
バランス的にOKなのかどうか?気になるところです。
もはや定番とも言えるドルチェ&ガッバーナの「花の髪飾り」
来年の春は花とレモンやオレンジなどの果物で、こちらも盛り盛り!
セルフィする携帯も同じオレンジ色で可愛いですね!
スカーフで大きくリボンを結ぶのも、トレンドですが
サングラスの装飾の迫力には負けそう、、。
真打ちはコレ!
最強の髪飾りティアラです
今シーズンはティアラが凄く多くて、ミラノでもパリでも引っ張りだこの
大人気です
ドルチェ&ガッバーナは、「お姫様ティアラ」
イタリアのシシリア王国のお姫様でしょうか?
髪はナチュラルに、ティアラでゴージャスに!
限り無く本物っぽいですね!
パリでは、ロックフェスの王女さまサンローランの「フェスティバル ティアラ」
(とサンローランは名付けています)
日本でも、コレを付ける女子が増えそうですね
花冠の次にくるのはティアラ?!
ミュウミュウでは、こんなロックンロールなティアラが登場
一見可愛らしいのに、凄みがあって、迫力ではミュウミュウが最強ではないでしょうか?
願うのは「愛と平和」2016年春夏コレクション
2015年10月30日
リカルド・ティッシのクリエイティブデレクター就任10周年を記念して
今回のコレクションはニューヨークの、ニューワールドセンターを望む
ハドソン川の埠頭にテントを建て2000人の招待客という大がかりなものでした。
テーマは「民族の垣根を越えた愛と平和」
ニューワールドトレードセンターが見える場所を選んだ意味が、とても良く伝わります。
今季はジバンシィに象徴されるような、「愛」「平和」「共存」を謳い上げたコレクションが
目に付きました。
レインボーカラーも愛と平和の象徴です。
トレンドブックの表紙を飾ったのはクロエのレインボーカラーのドレス
ハッピームードが漂いました。
ショーはWe Wanna Freedomというスローガンでスタートしました。
女心は鷲つかみされて、ぶるぶる震えるほど素敵なショー!
講演会でも「クロエが一番好き~」という声が聞こえるほど
ゆらゆらと優しく揺れるドレスに、春のロマンティシズムが溢れました。
バックステージは、ロマンティックなペザントというトレンドと共に
サイバーなルイ・ヴィトン、金銀の壁が張り巡らされたミュウミュウ、
ポリカーボナイトのオーロラが天井を埋め尽くしたプラダのステージも
トレンドブックの表紙に入れています
ロマンティックなペザントが主流ですが、日本のアニメのセーラームーンやヱヴァンゲリヲンから
アイディアをとったティアラやプリントも登場
セーラームーンがつぶやいていました、、!
ニュートレンドはペザントフィーリングやエクレクティックレイヤー
シャーリングやスモッキング、小花のパッチワークドレス等がたくさん登場。
グッチやプラダを筆頭に様々な要素を重ね合わせるエクレックティック(折衷主義)なレイヤードも
新たな装飾の気配です!この流れは目が離せませんね!
ディテールにはペザント感覚を引き立てるソフトで優しいクラフトワークがいっぱい!
この春はディテールの季節と言ってえも良いほど、凝りに凝ったアップリケや
ドローストリングなど、魅力的なディテールがオンパレードです。
この春は小物アクセサリーの季節と言って良いほど、アクセサリーが多くなりました。
特に夏にもかかわらず帽子が少なく、かわりにティアラ、カチューシャ、カチューム、
ジュエリー付きのバレッタ等、ヘアアクセサリーは、
メガくるくる回っちゃいそうなほど、可愛くて欲しい物がたくさん登場しました。
アクセサリー春夏のキーアイテムに躍り出そうですね。
リボン、コード、テープが大活躍の季節に、タイムリーにリボン、テープのSHINDOのトレンドは、実践に直ぐ役に立ちそうなサンプルが付けられています。
要チェックです!
トレンドブックの裏表紙は、今回からELLE!
「最強お洒落スナップ」の特集です
今季から環境に優しい再生繊維キュプラ。
日本の匠の技「ベンベルグ」も御紹介することになりました。
「ベンベルグ裏地ミュージアム」にぜひお出かけください。
日本の洋服、裏地の歴がわかるユニークなミュージアムです。
オーストリッチを始めエキゾチックレザーでは定評があるストック小島。
南アフリカオーストエリッチ協会の特集ページ
ニナ・リッチのコレクションにはオーストリッチがいっぱい!
「プリンセスドリーム」展の御案内
女子の大人気のニュージーランド「トリロジー」の出展もあります。
皆さま是非トリロジーのローズヒップオイルお試し下さいね。
タリーズコーヒーで薫り高い美味しいコーヒーと
ニュージーランドのフレッシュなアボガドも
大人気でした
11月6日に東京の2回目、3回目の講演会を開催します。
ロマンティックとサイバーが共存する面白い季節です。
トレンドが分かりやすい季節は、消費者や読者にとっても
興味にあるファッションの季節!
春夏らしい軽やかででも作り込まれたファッションを是非ご確認下さいね。
バーバリー 花盛りのフロントロー
2015年10月22日
実際コレクションの時のそのブランド着用率では、No1と言って良いのが
バーバリープローサムです。
ハイドパークに張られたテントの前にはカメラマン席まで用意されていて
美しくバーバリーを着こなしたゲスト達がポーズを決めます。
スキ・ウォーターハウスとアンバー・アンダーソン
モードアイコン アナ・ウインター
ベネディクト・カンバーバッチと奥様のソフィア
ポピー・ジャミーが着ているコート、、すっごく素敵です!
褒めまくって撮影したら、「このコート大好きなの!」と得意顔
必ずしもフロントローでなくてもバーバリーの顧客がばんばん着こなして被写体になっています
アジアの比率が高くなってきたのも最近の特徴です。
広い年齢層に愛されているのが、国民的ブランドのバーバリーの凄いところ!!
カッコ良い! フリンジコート!
パッチワークのドレス! これ欲しかったんですよね、、。
キャメロン首相夫人サマンサは毎回お馴染みのゲスト
いつも赤のドレス、赤が好き?何ですよね。
座る席も、いつも同じ。(警備の問題?)
今季はステージ中程にオーケストラボックスが作られ、
ライブパフォーマンスが行われました。
コレクションのテーマは「ファンクションレガリア」
「機能的」と言う意味のファンクションと王位や気品のある装いを表す
「レガリア」を組み合わせたもの
バイカーズジャケットやバックパック、等のスポーティな要素、ロイヤルネイビーに象徴される
クラシックなダッフルコート等制服の要素に、レースやサテンのイブニングに用いられる
ドレッシーなドレスを組み合わせて、テーマの「ファンクション レガリア」の
コーディネートが完成しています。
ダッフルコートのトグルボタンやロイヤルネイビーの金ボタンがファンクションをアピールします
感動のフィナーレのあとに登場したクリストファー・ベイリーは、
ライブで熱唱した英国人シンガー アリソン・モエをまず讃えます。
客席も大歓声!
始まる前はリラックスしたケイト・モスやカルラ・デルヴィーニュ、シエナ・ミラー、
スキ・ウォータハウス等きれいどころがずらりと並んだフロントは
フラッシュの嵐!
スン・リーやリュー・ウエン、ゲイ ・ランメイ等アジアの女優さんが
ずらりと並んで、これも又、アジアンビューティで圧倒!
バーバリープローサムのコレクションはショーが始まる前から、そのあとまで余韻が続く
ファッション界でも有数のメガトンクラスのコレクション。
中にいるだけでもパワーを感じます。