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LVやアンリアレイジ! デジタルエイジ登場@パリ

2015年10月13日

パリ初日に開催されたアンリアレイジのショーでは、開催前から
スマートフォンを持参するかどうかを聞かれ、持ってない人には貸与する旨が告げられ
いったいなにが起きるの??と期待に胸が膨らみました。
会場のパレ ド トーキョにはiPhoneを詰めたビニール袋を下げたスタッフが
iPhoneを配り、これまで無い緊張感が高まります
一人ずつヘッドフォンも渡され、BGMならぬサウンドトラックが
立体的な音響で響きこれも新鮮でした。
登場してきたお洋服は、生成を中心にしたモノトーン。
そこにリフレクターをパッチワーク、またはプリントして複雑な柄を出し
カメラのフラッシュに反応して、柄が浮き出るという趣向でした。
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花火のような柄、メタリックシルバーから千鳥格子、万華鏡のようなパズル柄まで
モチーフが多彩で飽きさせません
サカナクションのサウンドも、雑踏や手拍子など意表を突いたサウンドが
このフューチャリスティックを更に猥雑なアナログ感を与え
カオス感がいっそう高まります。
フィナーレに登場した森永さんもサカナクションへの敬意を表し、
コラボレーションの素晴らしさを讃えていました。
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ロエベの「スーパーハイテク」など進化するテクノロジーを駆使したコレクションが
若手にちらりちらりと見え始めていますが
会場毎デジタル感を演出したのが、ルイ・ヴィトン
黑いキューブ状の会場に入ると、そこはデジタルワールド!
510平米に渡り、HDスクリーンが設置され、それは32トンにもなっているとか。
2600のスクリーンンモジュールが使用され、28キロメートルのケーブルでつながれています。
何だかぴんと来ない数字ですが会場内はこんな感じです
開始前とフィナーレでは点滅せず。
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コレクションが始まると壁面はビジュアル化し、ヘッドマスクをしてゲームをする男性の
脳内に侵入するかのようにスクリーンが点滅し、閃光が走ります
アニメ風ドレスにはぴったりはまるバーチャルな世界が次から次へと展開されます。
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パリでは、デジタルではありませんが光りを意識したショー演出が目立ち
最終日のミュウミュウでは、金と銀のシワ加工された紙が会場全体の入り巡らされ
不思議な輝きの中でコレクションが披露されました。
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近未来、バーチャル、シグナル、主流となった大自然を意識した草木や土をひいた会場とは
真逆の、こんなコレクションが増えてきたのも、今季を象徴する新しい流れです。


花に彩られたディオール

2015年10月6日

バッグのデルボーの展示会はセーヌ川の河岸のギャラリーであります。
そこからポンデザールの橋を渡ると目の前が会場のルーブル。
パリに入ってから、お天気が良いので昼間は日焼けしそうなぐらい日差しが強く、
でも気持ちの良い日です。
橋を渡りながら、セーヌ川をパチリ。
のんびりした一瞬でした。
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結構早めについたと思ったのに、会場の近くは、警察が交通整理に入り、あたりは騒然!
街行く人もこの週は慣れてるとは言え、何事かと立ち止まるので、ますます混雑するばかり!
入口の外には、右手にパパラッチ、左手に素人のカメラを抱えた人たち、、野次馬?
とにかく、メゾンの人気ぶりを象徴するような騒乱状態です。
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ゲートを入ると、ええーっブルーがかったお花の山が出現!
この巨大なお花の山に大きく「DIOR」と書かれたエントランスがあり、
そこを抜けて会場に入ります。
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会場内でも大きなお花の山がエントランス
私たちもそこから入りますが
モデルさんも、お花に囲まれたランウエイから登場します。
3-5 (1) 3-5 (2)DIOR_SS16_set_7 ツゥ Hiroaki Fukuda for Dior
コレクションは、ラフシモンズ得意のミニマルなテーラードからロマンティックなホワイトが
たくさん登場しました。
白もピュアな白からクリームの柔らかく温かいホワイトを重ねて、
ニュアンスのあるホワイトがとても素敵でした。
後半には立体的なコサージュを重ねたロマンティックなテーラードもイブニングのように登場。
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カラフルなニットやジャカードセーターも可愛くてラフ・シモンズらしいミニマルな中に
「花」に象徴されるフェミニンな雰囲気が溢れています。
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フィナーレに登場したラフはなんだか上機嫌!!
胸にハートマークを作っていたり、余裕の表情でした(見とれて写真取れませんでした、、)
客席にもディオールのドレスを着た美しい人たちがいっぱいでした。
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ドルチェ&ガッバーナ 愛のイタリア

2015年10月5日

出身地のシシリアへの愛が、謳われることが多い
ドルチェ&ガッバーナですが、今回は愛国心がいっぱい!
今回のテーマはずばりこれです。
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ITALIA IS LOVEのおおきな文字
その下には、イタリアの下町に見られる野菜や果物屋、観光土産もの屋などが、軒を連ね、ショーが始まる前には、ゲストの写真スポットになって超混雑!
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イタリアLOVEが全開になっていたショーですが、裏テーマはSELFYでした
モデルさんは登場すると自分をセルフィー、いかにも観光地にありそうな風景ですが、
これが壁面のスクリーンにオンタイムで映し出される演出。
バックステージの様子も同時に映し出されます。
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どの服もイタリアを代表する観光地やシシリアの名産を取り入れた、
ドルチェ&ガッバーナらしい服。
先回の「ラ。マンマ」もそうでしたが、このくらい強いメッセージ性があるほうが、心打たれます
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全部で90作という大コレクションですが
フィナーレに登場した各地の名前と特徴をプリントや刺繍したシンプルなドレスは何と60点!!
全部で150点というメガトンクラスのコレクションです!
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フィナーレに登場したドルチェとガッバーナも
貫禄がついてきました!余裕の雰囲気ですね。
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翌日開催された展示会でも、アクセサリーが
可愛らしく、目が釘付け!
古いライカを思い出す写真機型のバッグはご愛嬌!中にはしっかり入ります。可愛いなあ~
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どれもこれもイタリアへの愛に溢れ、女性の心も
わしづかみという、LOVE,LOVEなコレクションでした
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GUCCI 恋愛の国に生きる

2015年9月30日

台風かと思うばかりの暴風雨が吹き荒れ
土砂降りの雨の中を久しぶりに全速力で走りました。
池のような水たまりにはまりながら
グッチ渋滞で動かない車から出て
新しいショー会場である郊外の
電車の引き込み倉庫へと、全力疾走!!
靴は水浸し、、(笑)
会場に入った途端に「あと2分でスタート」
ぎりぎりで間に合いました。
引き込み線の倉庫というのに
エスニックなカーペットが敷き詰められ
同じくエキゾティズム漂う屏風が何本も建てられています。
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ショーの後でセルフィーしたくなる気持ちよくわかります。
コレクションは、先シーズンの流れを汲みながら、70年代風のニュートラをお思わせる、
小柄の連続柄、50年代から70年代にかけて流行した
トロンプルイユ(だまし絵)のテクニックが使われています
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よくみるとお襟が描いてあったり、
襟元にリボンやボウが飾られていたり
先シーズンと、コーディネートの基本は同じですが、今季の特徴は
より素材がゴージャスになっているところ!
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プリントも大きな花柄、小さな花柄が
バランスよく、ベレーやスカーフと合わせられ、ガーリッシュというより、
フェミニンな雰囲気が漂います。ベレーも無地だけではなくストライプで軽快な柄物も登場。
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しかし、ショー会場をよくみるとグッチの着用率の高いこと!
こんなにショーピースを着ているコレクション会場は久しぶりに見ました。
特に、華奢なアジアの人たちには絶大な人気でした。
来シーズンはさらに増えそうですね。
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素敵な招待状@ミラノ

2015年9月26日

山のような積まれた招待状とボックスやパッケージ
最初に目についたのがこれ!
何のボックス??
MOSCHINOだからいつも凝っているのだけど
それにしても大きすぎる!
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黄色と黒の危険マークのシールを恐る恐るはがすと
これ?!
かぶって来いというのかしら?
会場でどのくらいの人がかぶってくるか見てみようっと
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次にNO1と書かれたラグジュアリーな香りのパッケージ!
ドルチェ&ガッバーナからです
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何だか素敵!なにかしら?と開けてみたら
観音開きの神々しいパッケージに包まれてそびえたつのは
「ソフィア・ローレンNO1」と書かれた一本の口紅。
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これは彼女のためにカラーだそうです、、!
私達にもおそそわけ。
イタリアを代表する大女優ですものね。
恐れ多い感じもするけれど、使いやすそうなカラーで嬉しい!
グラッチェ!
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一番驚いたのはグッチ!
女の子っぽいレースと小花の刺繍に彩られたオーガンジーのピンクの封筒から出てきたのは、これまた繊細にカットワークを施された招待状。
宛名も素敵な花文字で書かれていて、とってもロマンティック!
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これまでは10年以上トムの時代からフリーダの時代まで、
黒のプラスティック製のバーが招待状だったので、意表を突かれながら、
「変化」を痛切に感じました。
プラダも到着
白の光沢紙に凹凸感のある封筒
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上部が取れるようになっていて、そこを開けると
三枚のプラスティックが入っています
それぞれのコーラルカラーが調和して一枚でも3枚合わせてもきれい!
どんなショーになるのか楽しみです
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バリーの展示会は宛名書きも達筆でかっこよいけれど
開けると内側がスカーフプリントになっていて
なかなかクラッシックで格調がありました
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今回初めてエミリオ.プッチのクリエイティブディレクターとしてデビューする
マッシモ・ジョルジェッティのプッチの招待状は
MSGMを思い起こさせるカラフルなフェザー使いです。
今回はライブ。ストリーミングをやるとか!
気合入っていますね!
待ち遠しいです♡
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こんなことを招待状を見ながら書いていたら
もう出なければいけない時間になりました
またご報告いたしますね!CIao Ciao!!♡


マーカス・ルプファー@テームズ川

2015年9月25日

お天気の良いテームズ川の側の通りを入ると、そこが会場
朝の気持ちの良いフレッシュな空気を思い切り深呼吸しながら会場に入ると、
「ブレックファースト」と称してなんとテキーラとワカモレのサービス!
みんな割と平気で、ぐいぐい行っていました。
ちょっとびっくり!
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2階の会場では、一歩入ると床がお花で埋め尽くされ、まるで春の野原を再現したみたい。
可憐な春の草花がゆれます
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モデルさんのお洋服も、レースとプリントのみ。
お花も小花を散らしたものと、パネル柄でデザインしたタイプなど
バリエーションは色々です。
ゆったりしたパンツや、シアーなインナーにジャンパードレスをわせたり
若々しい緩いカジュアルな可愛らしさが漂います。
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足元もお花とフリンジでアクセント!
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イヤリングやチョーカーなど顔廻りのアクセサリーが
お花モチーフで増えています。
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お天気がよくオープンエアの会場では、バルコニーで談笑する人たちも多く
モデルさんもリラックスして、気持ちよさそうにポーズを取っています。
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オープニングにふさわしい気持ちの良い朝のプレゼンテーションでした
ロンドンアイを眺めながら、次のショーにGO!


キャンプ場でHUNTER ORIGINAL

2015年9月24日

会場は大きな駅の側にある引き込み線の倉庫。

HUNTERは常にアウトドアの雰囲気を大切にしているので、
スポーツジム等の大きな会場を使っていますが、今季は、なんと電車が入る倉庫でした。
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会場には、キャンプ場を思わせるカラフルなテントが壁いっぱいに張ってあり、それをヘビーデューティなテントを張るザイルでつないであるという、野外を思わせる設定。
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ガールズ ミート ボーイズの感じで、男女のモデルさんが、
同じデザインでガールバージョン、ボーイバージョンで同じ服が登場します。
今回は、オペーク(乳白色の半透明)のロングパーカを
インナーに着て、上にユニフォームジャケットを着るなど、
レイヤリングの面白さが提案されています
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オペークのナイロン素材を柔らかにぼかしたマルチカラー使いは新しかった!1枚をワンピースドレスのように着て、長いストラップを垂らした着こなしは
なかなか迫力でした。

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かと思えば、カラフルなストラップをレースアップで
フリンジのように垂らして、アクセントにしたり
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カーキからオリーブのバリエーションを濁りのない
クリーンな色で重ね、同系色の大きなリュックを背負うコーディネートなど、若々しくて、
新しさのあるカラー提案で見せてくれました
驚いたのは、はと目使いが予想以上に多く、しかもはと目そのものが大きい!
温かくない春のコート!
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真打は予想された通り、スカジャンのパレード!
ジャンパー丈から、ロング丈のコートサイズまでレングスはバリエーション豊か!
サテン地に刺繍からワッペンのアップリケを施した
なかなかカッコ良いスタジアムジャンパーです。
ひょっとしてパリのステラのコレクションにも
スタジャン出るのかしら?
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ステラといえば、ちょうど私と同じ時間に
会場に到着!
車から降りて、しばらくスタッフとお喋りしていましたが、ミニ丈がよく似合う事!
4人のママとは思えないスリムでスタイルが良く
運動と食事制限で、うらやましい体型を維持しています
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会場では、隣がアナ・ウインター
パパラッチのフラッシュの的でした
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フェンディ 初のオートクチュールコレクション@国立博物館

2015年8月2日


シャネル2015秋冬 美術館がブラッスリーに!

2015年6月18日

丸ノ内にある三菱一号館美術館で開催されたシャネルの2015秋冬の展示会です。
格調高い「三菱一号館美術館」は、丸ノ内最初の洋風建築として、明治時代に建てられた
(旧)三菱一号館を三菱地所(ジョサイア・コンドル設計)が2010年にレプリカ再建したもの。

全館に19世紀後半に英国で流行した古典主義の
優雅なクイーン・アン様式が用いられています。

天井が高くて、重厚なウォルナットの木造、それだけでもうっとりな気分ですが
パリコレクションと同じようにブラッスリーの演出がされていて
なんと床はパリと同じように全部モザイク床に貼り替えてありました!

この気合いの入れよう!さすがシャネルです。

エントランスで出迎えてくれたのは、今シーズンの代表作4点です
ギャルソンルックがイブニングにも!
ブラッスリーのようにコートハンガーまで、随所においてありました

リボンを織り込んだツィードの身頃に、シルバーのテープを絡ませたブレードで、
ナポレオンノットをデザインしてあり、シャネルは、
近くで見ればみるほど、テキスタイルの凄さが迫ってきます。

袖はキルティングを施してありますが、黒の小さなリボンでマーキングしてあります
カフスはツィードという、凝ったトリミング!

各所にブラッスリーらしいソファーが設けてあって
モデルさんの代わりにマネキンがポージング!
ヘアスタイルも、モデルと同じ黒いヘアリボン

テーブルにはお茶のセットと共に、アクセサリーやバッグが飾られています。

このバッグ!!!ショーで見た時は、本物の食器に見えましたが
やっぱり本物の陶器製でした!
このユーモラスで遊びの精神に満ちた発想こそ、カール・ラガフェルドの真骨頂です!


奥に入ると、人気アイテムが勢揃い。

この秋冬はウール、カシミア、ニットがずらりと揃います
英国調メンズパターンや伝統的なチェックもウールにつけられ、クラッシックな印象に!
スカートはロングタイトが今季のシャネルの提案です。

英国調のジャケットにフェザーのスカート、、、!このコーディネートのバランスは凄い!

ワイルドな毛足のモヘアのマキシコートに、スェードのブラウス。

オーガンジーレースにカラフルなスパンコールで刺繍ジャケットを
ラメにセーターの上に着て、キラキラが透けています
大人のゴージャス!!

キラキララメのチェックコートにはニットドレスを合わせて、軽やかに!
ニットドレスは色違いも。

ジャケットのコーディネートも素敵です。
ジャケットにエナメルフリルのトリミング

カメリアをジャカードでレリーフにしたニットベストやラメ入りカーディガンなど
カジュアルだけどシャネルらしいニットが、たくさん提案されています。

ゆっくりお茶でも飲んで、もう一度ショーの動画もみたかったけれど
次の時間が迫っていたので、美味しそうなレモネードも飲めず、、残念!
でも、シャネルの世界しっかり堪能しました。


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