GUCCI 恋愛の国に生きる
2015年9月30日
台風かと思うばかりの暴風雨が吹き荒れ
土砂降りの雨の中を久しぶりに全速力で走りました。
池のような水たまりにはまりながら
グッチ渋滞で動かない車から出て
新しいショー会場である郊外の
電車の引き込み倉庫へと、全力疾走!!
靴は水浸し、、(笑)
会場に入った途端に「あと2分でスタート」
ぎりぎりで間に合いました。
引き込み線の倉庫というのに
エスニックなカーペットが敷き詰められ
同じくエキゾティズム漂う屏風が何本も建てられています。
ショーの後でセルフィーしたくなる気持ちよくわかります。
コレクションは、先シーズンの流れを汲みながら、70年代風のニュートラをお思わせる、
小柄の連続柄、50年代から70年代にかけて流行した
トロンプルイユ(だまし絵)のテクニックが使われています
よくみるとお襟が描いてあったり、
襟元にリボンやボウが飾られていたり
先シーズンと、コーディネートの基本は同じですが、今季の特徴は
より素材がゴージャスになっているところ!
プリントも大きな花柄、小さな花柄が
バランスよく、ベレーやスカーフと合わせられ、ガーリッシュというより、
フェミニンな雰囲気が漂います。ベレーも無地だけではなくストライプで軽快な柄物も登場。
しかし、ショー会場をよくみるとグッチの着用率の高いこと!
こんなにショーピースを着ているコレクション会場は久しぶりに見ました。
特に、華奢なアジアの人たちには絶大な人気でした。
来シーズンはさらに増えそうですね。
素敵な招待状@ミラノ
2015年9月26日
山のような積まれた招待状とボックスやパッケージ
最初に目についたのがこれ!
何のボックス??
MOSCHINOだからいつも凝っているのだけど
それにしても大きすぎる!
黄色と黒の危険マークのシールを恐る恐るはがすと
これ?!
かぶって来いというのかしら?
会場でどのくらいの人がかぶってくるか見てみようっと
次にNO1と書かれたラグジュアリーな香りのパッケージ!
ドルチェ&ガッバーナからです
何だか素敵!なにかしら?と開けてみたら
観音開きの神々しいパッケージに包まれてそびえたつのは
「ソフィア・ローレンNO1」と書かれた一本の口紅。
これは彼女のためにカラーだそうです、、!
私達にもおそそわけ。
イタリアを代表する大女優ですものね。
恐れ多い感じもするけれど、使いやすそうなカラーで嬉しい!
グラッチェ!
一番驚いたのはグッチ!
女の子っぽいレースと小花の刺繍に彩られたオーガンジーのピンクの封筒から出てきたのは、これまた繊細にカットワークを施された招待状。
宛名も素敵な花文字で書かれていて、とってもロマンティック!
これまでは10年以上トムの時代からフリーダの時代まで、
黒のプラスティック製のバーが招待状だったので、意表を突かれながら、
「変化」を痛切に感じました。
プラダも到着
白の光沢紙に凹凸感のある封筒
上部が取れるようになっていて、そこを開けると
三枚のプラスティックが入っています
それぞれのコーラルカラーが調和して一枚でも3枚合わせてもきれい!
どんなショーになるのか楽しみです
バリーの展示会は宛名書きも達筆でかっこよいけれど
開けると内側がスカーフプリントになっていて
なかなかクラッシックで格調がありました
今回初めてエミリオ.プッチのクリエイティブディレクターとしてデビューする
マッシモ・ジョルジェッティのプッチの招待状は
MSGMを思い起こさせるカラフルなフェザー使いです。
今回はライブ。ストリーミングをやるとか!
気合入っていますね!
待ち遠しいです♡
こんなことを招待状を見ながら書いていたら
もう出なければいけない時間になりました
またご報告いたしますね!CIao Ciao!!♡
マーカス・ルプファー@テームズ川
2015年9月25日
お天気の良いテームズ川の側の通りを入ると、そこが会場
朝の気持ちの良いフレッシュな空気を思い切り深呼吸しながら会場に入ると、
「ブレックファースト」と称してなんとテキーラとワカモレのサービス!
みんな割と平気で、ぐいぐい行っていました。
ちょっとびっくり!
2階の会場では、一歩入ると床がお花で埋め尽くされ、まるで春の野原を再現したみたい。
可憐な春の草花がゆれます
モデルさんのお洋服も、レースとプリントのみ。
お花も小花を散らしたものと、パネル柄でデザインしたタイプなど
バリエーションは色々です。
ゆったりしたパンツや、シアーなインナーにジャンパードレスをわせたり
若々しい緩いカジュアルな可愛らしさが漂います。
足元もお花とフリンジでアクセント!
イヤリングやチョーカーなど顔廻りのアクセサリーが
お花モチーフで増えています。
お天気がよくオープンエアの会場では、バルコニーで談笑する人たちも多く
モデルさんもリラックスして、気持ちよさそうにポーズを取っています。
オープニングにふさわしい気持ちの良い朝のプレゼンテーションでした
ロンドンアイを眺めながら、次のショーにGO!
キャンプ場でHUNTER ORIGINAL
2015年9月24日
会場は大きな駅の側にある引き込み線の倉庫。
HUNTERは常にアウトドアの雰囲気を大切にしているので、
スポーツジム等の大きな会場を使っていますが、今季は、なんと電車が入る倉庫でした。
会場には、キャンプ場を思わせるカラフルなテントが壁いっぱいに張ってあり、それをヘビーデューティなテントを張るザイルでつないであるという、野外を思わせる設定。
ガールズ ミート ボーイズの感じで、男女のモデルさんが、
同じデザインでガールバージョン、ボーイバージョンで同じ服が登場します。
今回は、オペーク(乳白色の半透明)のロングパーカを
インナーに着て、上にユニフォームジャケットを着るなど、
レイヤリングの面白さが提案されています
オペークのナイロン素材を柔らかにぼかしたマルチカラー使いは新しかった!1枚をワンピースドレスのように着て、長いストラップを垂らした着こなしは
なかなか迫力でした。
かと思えば、カラフルなストラップをレースアップで
フリンジのように垂らして、アクセントにしたり
カーキからオリーブのバリエーションを濁りのない
クリーンな色で重ね、同系色の大きなリュックを背負うコーディネートなど、若々しくて、
新しさのあるカラー提案で見せてくれました
驚いたのは、はと目使いが予想以上に多く、しかもはと目そのものが大きい!
温かくない春のコート!
真打は予想された通り、スカジャンのパレード!
ジャンパー丈から、ロング丈のコートサイズまでレングスはバリエーション豊か!
サテン地に刺繍からワッペンのアップリケを施した
なかなかカッコ良いスタジアムジャンパーです。
ひょっとしてパリのステラのコレクションにも
スタジャン出るのかしら?
ステラといえば、ちょうど私と同じ時間に
会場に到着!
車から降りて、しばらくスタッフとお喋りしていましたが、ミニ丈がよく似合う事!
4人のママとは思えないスリムでスタイルが良く
運動と食事制限で、うらやましい体型を維持しています
会場では、隣がアナ・ウインター
パパラッチのフラッシュの的でした
秋の主役!ブラウス?それともスウェット?
2015年9月16日
そろそろ夕刻は肌寒く、かといって日中はまだ暑く
季節の変わり目を感じるこの頃です。
そろそろ長袖が欲しくなる季節ですが
この秋冬の主役ブラウスだけではなく、スウェットも変わらず多く提案されていて
トップスは薄手のエアリーなセーターから、スポーティなスウェットまで
バラエティ豊富です。
気になったのは、人気のボウブラウスだけではなく、それを取り巻く
ブラウスのバラエティの豊富さ!
来年の秋にも繋がって行きそうな新しいブラウスがいっぱい!
まず目に付くのは、ボウやライン使いのバリエーションです
ベルベット等のリボンを軽く垂らしたり、トリミングしたり
ボウと言うより、シャープなライン使いがメインです
シンプルなブラウスにレースをはめ込んだフェミニンなブラウスも大人っぽい!
はと目使いをレースアップしたり、ストラップで留め具代わりにした
甘い感じの中にも、ハード感がきりりと際立っていたり
エスニックなプリント柄の大きなシャツ襟や、ペザント風の
プリントの切り換えや、ドローストリング!来年の秋はこの辺りが発展して大ヒットしそうですね。
かと思えば、継続的な人気のスウェット!
これは定番ではありますが
ボリュームを入れたデザインスウェットが、登場
刺繍等クラフト感覚を入れたタイプなど
ロゴやエルボーパッチ入りのロエベ、MSGMなどバラエティも増加。
MSGMのクラフトは近くで見るとビックリ!なクラフトワークになっています
チュニックだけでロマンティックな着こなし提案や、
マキシスカートのセットアップなども提案されています
もう少し寒くなってきたら、ぜったい着たいアイテムばかりです!!
素敵な到来物♡
南国の海をのんびりと眺めていたら、携帯のベルが鳴り、続いてメール着信
えっ 茶豆が届いたので、受け渡したい、、!とA氏
お絵かきをするA氏
えーっと帰国するのが5日後だから、1週間後で良いですか?
と返事したら、「1週間持たないから、またの機会に」とひんやりした返事が帰って来て
がっかり、、!心も海のようにブルーに染まり、、
なぜか、頭の中は茶豆でいっぱい!!
でしたが、そこがA氏の素晴らしいところで
帰国後にご自分の出張先の新潟から美味しい茶豆を送っていただきました。
これが素晴らしい茶豆で、朝の4時に刈り取った茶豆を
そのまま送っていただき、もうフレッシュな香りと味わいに
つまむ手が止まりません。
モロッコの絵皿に茶豆を盛り、ベトナムのアンティークの小皿に
これもまた大好物の葡萄を盛り、なんて幸せな午後なんでしょう!
しかし、この「よらんかね フルマチ」とはいったい何?
私は新潟へは行ったことがありませんが、
新潟市東堀通りにオープンした農家直営ショップだそう!
店長の仁瓶剛さんが、朝4時に農家の方々と一緒に収穫した有機の
農産物を朝10時開店のお店に並べる
産地直送と言う言葉さえ、まどろこしいスピード感のあるお米と、
野菜の直売所なのです
店長さんから、届いた宅急便には、
雪下人参のゼリーや、柿をスライスして干しただけのドライフルーツなどが
詰め合わされていましたが甘いゼリーは苦手な私が、
続けて2個たべてしまったほど、滋味豊かでほっこりする美味しさ!
本物の有機が持つ味わいの深さに感動しました
色んな新鮮食材は、送ってもくれるそうなので
食いしんぼの方は是非、下記のサイトでご覧になって見てください
美味しさとフレッシュさは折り紙付きです
http://yorafuru.com/
茶酵素ってご存知ですか?
最近色々と滞りが多く、体重も増加の一途をたどり
とは言え御飯は美味しいし、悩みは尽きることがないのですが
この「茶酵素」と出会ってお陰様ですっきりが続いています。
まだ発売されたばっかりなのですが
プレゼンテーションに参加して納得することばかり!
やはり体内に入れる物は、信頼できる物でないと困りますから。
茶酵素と言うだけに、プレゼンも和風な設えで素敵でした。
あの猛暑の一日。打ち水も涼しげな赤坂の料亭でのプレゼンテーションという
意外な趣向!でも「和」という共通点がありました。
司会は、オーガニックコスメのカリスマ吉川千明さん
この商品を開発したあかざえりさんとのトークショーから始まり
何とイタリアワインのソムリエが登場
まるでアルコール抜きのシャンパンのような味わいの深さを語っていただきました。
京都 発酵研究所で生み出された「善玉菌マザー」をベースに作られた日本茶を発酵させた
「茶酵素」。稀少な無農薬のお茶を発酵させた「和ハーブ」と言って良いでしょう。
シャンパンのように発酵を続けるため、瓶に詰められ、時間の経過と共に
なお発酵を続けるという素晴らしく強い酵素が入っており
時間が経過すると色も蜂蜜色に変化して行きます。
本当に発酵を続けているのね!!と色の違いに驚いてしまいました。
京都府茶審査技術競技大会で、史上初の満点優勝を遂げた茶師 上嶋伯協さん
体内環境改善のプロフェッショナル医学博士の田中宏明さん
腸美人プロデューサー あかざえりさんのとの
コラボで誕生した「茶酵素」
最後は美味しい口悦のお食事をいただきながら
シャンパンやワインのように、茶酵素をいただき
その後1ヶ月のみ続け、お陰様で
色々快調!元気にコレクション取材にでかけられそうです。
本当に素晴らしいものなので、是非お薦めしたいと思いました。
https://chakouso.com/
FTF2016-17年秋冬のファッショントレンド
2015年9月4日
もうジェンダーレストかノームコアと言っているところはないと思いますが
これはもう時代の潮流として「エフォートレス」などと同じような
ライフスタイルに関わってくるキーワードで、正確に言えば
ファッション用語ではないと思います。
2016年秋冬を考える時は
これらはもうベースに流れているとして捕らえ
トレンドの要素は、逆に底流や継続とは反対にある要素から
ピックアップして行くのが新鮮かと思います。
まず、始めに考えたいのが「女らしさ」をストレートに取り込むこと
カジュアルでエフォートレスなグズグズしたシルエットの服には
もうそろそろ飽きが来ているのでは?
もう一度構築的なシルエットの美しさと、それを具現化するハリのある素材について
考えたいと思います。
フォーマル過ぎるタフタ等のドレッシー素材ではなく、
ウールやシルクジャージーにコーティングで張りを演出
ポリウレタンフォームバックをサンドイッチにした先染め柄やニットなども新鮮です。
クチュール感覚のフォルムの表現にはテクノ素材を用いるというのが、
新鮮さをだすポイントです
ツィードのジャケットやスーツもホットアイテムとして大推薦!
メンズ感覚も装飾的なツィード素材を中心に凹凸感のあるテキスチャー素材で
メンズアイテムを仕立てて行くのが、新鮮で馴染みやすいとお思います
ケープコートはどのテーマにも登場しますがメンズ感覚では特に重要!
メンズスーツに、白襟やカフス、リボン使いという清楚な感じも凄く新鮮ですね!
スポーツがカムバックするのも、注目です
若い感覚なのですが、もうストリート感覚ではなく、ヘビーデューティ感や機能性も
ありながら、ハイエンドのオシャレ感満載のタウンスポーツです。
英国のロックフェスに行く感じでしょうか?
70年代のオピュレントな雰囲気は、そのままワイルドウエストな感じを加えながら
マキシやペザントに変化し、フォークロア装飾を加えながら、大人っぽい
エスニックへと変化し、ここではオパール加工や刺繍、シフォンのプリーツなど
柔らかい素材使いとニット、毛皮など
テクスチャーコントラストのあるコーディネートが
大切になってきます
カラートレンドもこくのあるディープカラーと色味のあるニュートラルカラーが
コントラストを描き、久々に秋冬らしい豊かですが、少し色味をずらした
ニュアンスに富んだ深い色彩の陰影が、ウールならではのリッチ感を表現します。
ただいま最終資料の調整中です
どうぞ、お楽しみに!
お席の方が非常に埋まってまいりましたので、お申込はお早目に
詳細・お申込は下記ページから
2016-17年 秋冬FTF ファッショントレンド フォーキャストセミナー
キーワードはフェミニン! マキシの季節
2015年8月25日
先ず何といっても展示会でも多かったのが、このコーディネートです
プリントや装飾的なジャカードで床に付くほど長い丈のマキシドレス
スカートもソフトなシアー素材で、構築的なニットを合わせコントラストのコーディネート
ほっそりと長く、トップスにボリュームでアクセントを付けます。
フルレングスでタウンドレスを提案したのはクロエ!
シフォンと言うドレッシーな素材に、細かいプリーツ、ラッフル、フリルを付けながら
甘すぎないガーリッシュでルーズなシルエットに仕上げて、
エフォートレスな気分が漂います
フロアレングスでなくても、足首丈、ミディ丈は若いブランドでは多く提案されています。
グッチではこの丈が主流でした
プリントドレスのマキシからミディ丈が増加
大きなモチーフ使いが特徴です
小花など小柄ではなく、主張のあるモチーフでドレス!
マキシドレスが、個性的なアイテムとして秋のトレンドに打って出ている感じが伝わります。
ニットのフレアードレスはラルフ・ローレン、
キャメルのトータルカラー使いがNYぽいですね~!
ロエヴェの総プリーツのメタリックドレスも
新鮮でした.フォークロアドレスも足首丈で、ウクライナの雰囲気を忠実に。
マキシスカートは、ドレスの柔らかさとはうらはらに
英国調やツィードなどかっちりタイプが目に付きます
プリーツのマキシはレザー製や、カモフラージュなど強さのあるタイプも増加!
プリーツのロングはフェミニンな遊びがないとユニフォーム調に
なってしまいますから、素材がポイントですね
ワーク感覚のチノパンに、輝きスパンコール刺繍のマキシスカート
エプロンスカートと名付けたら良いのでしょうか?
首元には大きなコサージュ飾り!
このくらいのインパクト大が今秋のマキシを象徴しているようです
ドリス・ヴァン・ノッテンの今季の代表作。