ピンク&パープル 纏うだけで、センシュアルに明るい気分に!
2022年4月27日
Photo:Courtesy of Valentino
Photo : 左から Valentino、Blumarine、MSGM
2022FWコレクションは
ブラックをメインカラーとするメゾンが多い中、
ポジティブなビビッドカラーを打ち出すメゾンも。
色による鮮烈な印象を残したのが
VALENTINO(ヴァレンティノ)。
フューシャピンクに塗られた会場に、
登場する男女のモデルも、
ピンクのモノクロームのルックを纏っている。
途中に一部、トータルブラックのテーマを挟むが
全体がポジティブなピンクに包まれたショー。
パントン・カラー・インスティテュートとの
コラボレーションで実現した、オリジナルのピンク色だという。
今季、ピンクは青味の強いフューシャやマゼンタが躍進し、
パープルへとつながっていく。
写真中央:
BLUMARINE(ブルマリン)は、
ピンク&淡い赤紫のカマイユ配色と、肌見せでセンシュアルに。
写真右 :
MSGM(エムエスジーエム)は、
光沢のあるバイオレットのトータルカラーに、足元にクリアなピンクを取り入れて。
すでに2021年末に、
PANTONE(パントン)が発表した
2022年のパントン・カラー・オブ・ザ・イヤー は
Very Periという光を感じさせるパープルだ。
Courtesy of PROENZA SCHOULER
淡い青に赤紫が溶け込んだこの色は
メタバースやデジタルゲームなど
Z世代になじみのある
デジタル世界とのフュージョンを表す色であり、
ライラックやラベンダーなど自然も感じさせる色合い。
今季のコレクションでも
パープルはVery Periのような明るい色から
プラムやバイオレットまで多彩に登場。
ピンクとパープルのトーンを揃え、バイカラーで用いるのも新鮮だ。
先述のVALENTINO デザイナー、
ピエールパオロ・ピッチョーリは、
ピンクをこれまでの女性らしい色として扱うのではなく、
色を究極に絞り込むことで、その衝撃を取り除き
服のシルエットや質感、装飾やディテールに注目させ、
着る人の個性を増幅させたという。
性別や文化的文脈の固定概念に捉われず
それぞれの個性を打ち出していくような、主張するピンク&パープル。
ニュートラルな立ち位置で新しい可能性を感じさせる、
未来を明るく照らす色である。
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藤岡篤子 監修
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