パンナムの制服は究極のユーティリティ
2012年5月10日
まだまだトラッド絡みの清潔感と品位のあるリアルクローズは
2013春夏も重要ですが、伝統的なスポーティさだけではなく
少し40年代~70年代のヴィンテージの要素が入ったフェミニンさを
加えるさじ加減が大切だと思います。
秋冬に登場したユーティリティや40年代のかっちり感の先にあるトレンドとして
資料を捜していましたが、ありました!
これです!!!
いま世界中で大ヒット中のテレビドラマ「パンナム」からとった写真です。
私は乗ったことはありませんが、言葉に響きとしては「バービー」と同じくらい懐かしい!
正式にはパンアメリカン航空 通称Pan Am パンナム
ざっと説明しますと
1927年に設立、1991年に会社破産し、
知名度を生かすべくブランドとロゴ使用の権利を持った会社によって
一時的に復活したものの、2008年で運行停止
世界最初の超大型ジェット旅客機の導入、初の世界一周路線、ビジネスクラスの導入など
現在の航空会社のビジネスモデルにもなっていました。
先日2012年秋冬のディースクエアードの展示会に行ったときも
「これってパンナムのスチュアーデスみたいでしょ!」と
何回も単品コーディネートを説明で言われたし、さすがディースク…早いですね
何だかすご~く最近耳にするパンナム…
念のためもう一度ディースクエアードご覧いただきますね。
70年代のニュートラの基本みたいですね。
最近またリバイバルした「ハッピーフライト」のグィネス・パルトローのCAルックも
クレージュみたいにモダンだけど、制服って改めてカッコ良い!
ミリタリーやオフィサーというメンズのインスピレーションではなく、
キャビンアテンダントと言うのが盲点でした
テレビドラマのパンナムは、60年代黄金期のパンナムが舞台
CAやパイロットなどが登場しますが、制服はオリジナルを忠実に再現、
コルセットやガードルまで再現されているそうです。
昨年の9月にアメリカで放送が始まったのですが
第一話で、1100万人以上の視聴者を獲得する大ヒット、107ヶ国で放送が決定し
スェーデンでは、外国ドラマの一話として史上最高の視聴率を記録したそうです。
日本では、今年の3月にBS放送「IMAJICA BS」の開局金番組としてOAされています
個人的には、ご贔屓のクリスティナ・リッチが主人公なのが嬉しい!
秋冬には、テーラードのワイドラペルに白シャツのコーディネートがでていましたが
セットアップしながら、固苦しさがなく、きちんとして清潔感もあり。
2013年春夏には、秋冬の40年代調に引き続きこんなニュートラッドの
バリエーションが出てきそうで楽しみです。
ついでに気になる50年代調
今日ロンドンのセルフリッジから「サーマーフェスタ」の案内が届きました。
こんな可愛いポスターです。
エリザベス女王の即位60周年、結婚60周年を記念した
ダイアモンドジュビリーにあわせて、1951年から1953年までの
英国ファッションを特集したフェアを開催するそうです。
5月から6月にかけたロングランのフェスタです、、、
行けなくて残念~!!