ナポリの名陶からインスパイア、ドルチェ&ガッバーナ
2012年6月20日
ドルチェ&ガッバーナのコレクションを見ていると、
知らず知らずにイタリアについて教えて貰うことが多く、
私もレースの産地の村の名前や歴史、四季折々に
シシリーを美しく彩るお花などを知ることが出来ました。
2012-13年秋冬のテーマは「シシリアンバロック」
モチーフになったのは、「カポディモンテ」古くからの名窯です。
ナポリの王室が作った18世紀のほんの一時期に製作された磁器で、
今もその名を名乗る焼き物はたくさんありますが、本物は美術館以外は見られないとか。
ミラノのドルチェ&ガバナのアトリエには、本物が飾られていた時があると
プレスのOさんが教えてくれました(今は見かけないとか、、なぜ?)
装飾的で繊細な立体モチーフが有名で、ここから今季の雑貨、アクセサリーは
インスパイアされています。
まさに足元から頭まで!靴からイヤリング、ネックレス、カチューシャ、飾りぐし、、etc.
もう一つは、ゴブラン織りのバッグやブーツ、何となくタオルハンカチのフェイラーを
思い出しました。ブーツは迫力ですが、フラットシューズやパンプスは可愛い~!
バッグもバロック的な装飾感溢れるデザイン
ゴージャスなゴールド金具のアクセントや得意のレース使い、おメダイをたくさん
使った可愛いがま口ポーチもありました。
そしていよいよ服のコーナーのエントランスには
今季の「バロック」たる由縁「黒と金」のコントラストも鮮やかな
黒レースにゴールドの刺繍のドレス達がずらり!
コレクションラインだけではなく、クルーズラインも
たくさん並んでいて、こちらは、「黒と白」の清楚な配色やグレーのツィード。
小花プリントや金ボタン付きのブブークレーツィードのドレスやケープレットなど
アイディア豊かなリアルクローズがとても魅力的です。
コレクションラインは一転して、華やかなバロックプリント
ゴールドの金具使いも迫力で、金コード刺繍のロングケープは
カラバッジョの絵画にでてきそうですね。
このカチューシャ「次回のコレクションセミナーにお貸し出しします」と
プレスのNさんに言われてしまいました。
合う服はやっぱりコレクションライン?