イライア・フェンディが始めたカルミナ・カンプス
2012年6月19日
アンナ・フェンディの3人の娘の末娘イライヤ・ヴェントゥリーニ・フェンディが
始めたプロジェクトのカルミナ・カンプス、発表された時は
社会貢献、発展途上国の女性を援助するキャンペーンとして、大きな反響を呼んだそうです。
ブランド名はラテン語で「大地の聖歌」を連想させる言葉
ブランドコンセプトを言い表しています。
リサイクルやフェアトレードは最近の多くなりましたが
ファッション界の第一線で活躍していたノウハウと、遺伝的資質がベースにある
クリエイティブなリサイクルプロジェクトは初めてではないでしょうか?
思想も大切だけど、プロダクトはやっぱり可愛くないとね!
ハンドバッグやアクセサリー、家具などが主製品なのですが
展示されていたのは、アフリカのカメルーンやケニアの女性達によって作られる
半完成品のパーツを用いたハンドバッグ。
最後の仕上げはイタリアの熟練職人が行うという
完成度の高い、フェンディの美意識が発揮されています。
タイヤの切れ端や電気スイッチなどの廃材のパーツを生かしたデザインが
素朴さもあり、ウルトラモダンなアート作品のよう!
ヴィンテージのプリントや刺繍だそうです。
全てが手づくりの一点ものというのも、ちょっとくすぐられます。
レザーをリサイクルしたバッグ
全てのバッグにはライニングが施され、機能性やビジュアル性もしっかりキープ!
木の葉模様のパッチワークの黒、←私は購入を考慮中
様々なパッチワークは渾身の手仕事を感じさせます。
カラフルだったり、ヴィンテージ風だったり
セレリアを思わせるハンドステッチがイタリアの職人技とフェンディのDNAを感じさせます。
布のリサイクルバッグもデザインが素敵でした。
廃材を使ってるとは言え、逆に廃品だからこそ同じ物がリピートできないという
面白さがあります。
環境意識に高いファッション性を付加したこういうプロジェクトは、
まさに時代の美しい産物と言えるのではないでしょうか?
側のコーナーはワインでした。(とすぐ立ち寄る私、、)
置いてあった2003年のブルゴーニュ(当たり年) グランオーディネール。
あまりにも薦められ(ホントです)つい白も赤も、試飲しましたが
これは驚くほど美味しかった.特に白は爽やかですが味わい深く、こちらは購入決定!
フォションのパンも大好き!