藤岡篤子BLOG

アメリカンビューティの定番 ボーダー&ストライプ

2013春夏は、ルイ・ヴィトンが予言したようにGrid(縦線、横線)
幾何学的な直線がトレンドですが、マリン感覚でこの数年絶大な人気のボーダーが
最もその影響を受けているようです。

完全に二極化です。

ボーダーより、縦のストライプの方が新鮮に感じられます。

アート的に変化したブランドは圧倒的にミラノブランドが多く
前に御紹介したドルチェ&ガッバーナのツィーディなテクスチャーにプリントや
わざとはみ出したり、歪んだりと手描き風のラフなタッチでボーダーを描いたたものや、
ボーダーとスカーフ柄を合わせたパネルモチーフ等が、多く出ています。

同じくミラノのMSGMでも、ジャカードのボーダーとストライプを合わせたエスニック風や
ストライプにアメリカングラマーのグラフィティを合わせたプリントなど
一捻りしたボーダー、ストライプが出ていて、本当に可愛い!!

パオラ・フラーニ(セカンドラインのPF )では、ティーブラウスに
黒のレースをボーダーにはめ込んだり、プレーンなボーダーにボイルのトップスを合わせて
エレガントに演出!

定番を工夫次第でこんなに新鮮に!

グログランの色違いテープをボーダー状にはめ込んだ
ギャザースカートなど、素材を変えるだけでシルエットに張りが出て
普通のデザインが、新鮮に甦っています。
さすがにヨーロッパならではのきめ細やかなトレンドの取り入れですね!

ところがアメリカのブランドでは、巨大ブランドになればなるほどボーダーが多くなる法則??
ビッグブランド帝国では、トレンドセッター的位置付けブランドでは変化球のボーダー、
売るブランドでは、定番に近いボーダーが、必ず提案されています。

例えばラルフ・ローレン

一体幾つあるか数え切れないブランドの多さですが、今季は
ファーストラインがスパニッシュ、フラメンコをテーマにしながら
まるでナバホ族のブランケットのような配色でボーダーが提案されています。

一見ベタな定番柄ですが、上質なシルクトリコットのマリンセーター。
ナンタケットの別荘でカロライン・ベセットが着ていたような洗練の一着です。

アールデコプリントのビスチエは、新鮮!
シンプルなネイビーのニットドレスは、ゴールドのマリンボタンがアクセント

ボーダーニットでも、ケーブルの地模様だったり、不規則な太さだったり、カットソーから
ニットへと移り、高級感が重要になっています。

革ジャンにボーダードレスのコーディネート。意外です!
ボーダーのブレザー、ボーダーのブラウス、大きなフリルのついたカーディガンまで
ラルフローレンはあらゆるブランドのフルアイテムでボーダー全力展開!!!

もちろんバッグにもボーダーです。

アメリカンビューティのもう一方の雄マイケル・コース
この展示会もボーダーで一杯!
もしくはマリンと言うべきでしょうか?

スカーフ柄と合わせたり、柄を散らしたボーダーだったり、
とにかく定番に見えて定番じゃない物ばかり。

インバーテッドプリーツもボーダー2種使い!
シンプルなオレンジや赤のトップスを合わせると、
モダンでレトロなリゾート感がでて、お洒落になりそう!

赤白の太さ違いのボーダーの上下がお薦めコーディネートでした

マイケル・コースは、アメリカでは想像以上のセレブリティで
ニューヨークの社交界の人気者!

ハリウッド系だけではなく、パークAvプリンセスと呼ばれる,
お金持ちのお嬢さま達の熱烈なファンが彼の人気を支えています。

ハンプトンハイヤニスポートの別荘にヘリコプターでバカンスに行くような
本物のセレブリティがマイケルのファンなのです。

マイケルのキャラクターも率直で愛嬌があって本当に良い感じ!

1度だけ来日したときに、パークハイアットに会いに行った時も
当時大好きでフルコーディネートを着ていったMARNIの服をメチャ褒めてくれて
「その服素敵!どこの服着てるの?」なんてデザイナーらしからぬ
質問攻めに会った記憶がありました。

可愛い!!マイケル hartfulな人でした。

リゾート感覚のトートバッグや靴もボーダー

ついでにマルニの今季の代表的な幾何学チェックを見て下さい
プリントと織り地の両方が巧みに合わさって用いられています。

マルニで可愛かったのは、アニマルモチーフです。滲んだクロッキーのような
トラや羊、アナグマが可愛らしかった。このティーシャツ 欲しいなあw!

マーク・ジェイコブスは、Gridの本家本元です。
NYコレクションでも、ルイ・ヴィトンに先んじて
イレギュラーボーダーオップアートのようなボーダーと市松の組み合わせが!
よく見ると小さなスパンコール刺繍という手仕事!

トリー・バーチは70年代風マルチカラーのボーダーのニットをたくさん出しています。

靴にはボーダーがありますが、ちょっとエスニックなリゾート感覚が特徴。

バッグはプリントのカラフルポーチと70年代レザークラフト風、
エスニックなかすり風ベルトが付けられたトートが!
今回のコレクションは「世界中を旅して、収集してきた物」がテーマでしたので
エスニック風が、ちらちら味付けされています。

トリー・バーチは、自分の青春時代の70年代をコレクションに良く投影しています。

トリー・バーチのマーク入りクッキー! こうやってみるとなんだか最中にも見えますが、、、
今、私のPCの側にも一個。 おやつにします。美味しかったです!

展示会をいっぱい見ていると、寒かったり雨が降っていたりと天候も色々です。
ほっと一息つける温かい飲み物と、目にも可愛いおつまみがあると
心も身体も和みます。

英国ブランドを集めたBLBGの展示会(私が大好きなグローブトロッターや
高級文房具のスマイソンなどが展示されます)では、英国のハイティーをイメージした
スコーンやサンドイッチ、デコ盛りの可愛いカップケーキなどが
たくさんの果物と一緒に饗され、微炭酸入りのマテ茶(日本新発売)も美味しく
展示会をみたあとしっかりお喋りしながらくつろいでしまいました。

ブランドの個性と合ったおもてなしは、本当にセンスを感じます。

その他の記事も御覧ください