プラダ 日本文化に魅せられて
2012年9月26日
いつものプラダのショー会場の周りには
ブランドの魅力を問わず語りにあらわすように、パパラッチの大群が!
最近はアジア勢(日本人ではない)が増加、素人、学生、自称ブロガーまで
プロに混じって熱狂的にスナップしています。
喧噪をかいくぐり、一歩敷地に入ると
スぺーシーな白いトンネル風のエントランスが作られていました。
ドキドキ。未知との遭遇を予感させます
エントランスに立つウエイターがサーブするカナッペはすべて雛菊のようなお花模様
淡いピンクと白でかわいい~。
この時点では、ひょっとして60年代?マリー・クワントのイメージが頭をよぎりました
会場に入ると、大きな白と黒の柱が神社の鳥居や桂離宮のような
静寂さでしつらえられています。
ひょっとして、日本?
そうです。今シーズンのインスピレーションは「和の伝統文化」
日本の様々な古来のものにアイディアが採られています。
モチーフは徹底的に「花」に絞られています
ファーストルックは黒にお花を描いた紋付柄のようなドレスでした。
それから黒、グリーン、白、淡いピンクと続き
すべて花柄がアップリケ、インターシャ、プリントなどでつけられています。
あいにく日本人の席はステージの真横だったので
柱の間から見ることになりました。
その翌日展示会でしっかりディテールをチェック!
キモノの襟やスリーブを筆頭に羽織風から帯のようなウエストのデザインまで
出ていて、アイディアも日本からとったと説明を受け、納得。
お花が、様々なディテールに技法も様々に駆使されていて
本当に可愛かった!
プレスの人からも、「次はどれにしますか?」と聞かれ
きょろきょろするぐらい可愛いものだらけです。
靴は凄かった!どういう意味かは写真を見れば納得でしょう?
足袋の靴!!です。マルタン・マルジェラがチームに加わったのかしらと
思うほどたくさんハイヒールの足袋靴がでています。
足袋は、私たちが想像する以上に、カルチャーショックを与える形なんですね!
舞子さんのぽっくりを思わせる厚底のニューフェイスも!
バッグもサングラスもブレスレットもぜ~んぶお花!
バッグは来シーズン人気でそうです。
中型サイズで華奢なチェーン付きが、今季の特徴です。