新生 see by Chloe
2012年5月29日
この秋から新たなクリエイティブチームに代わり新生see by Chloeに!
ディレクターはイザベル・マランのアシスタントだった人が就任(名前は不明)
ぱっと見にも、トレンドが上手に着やすいデザインに落とし込まれ
さすがイザベル・マラン仕込みとうなる仕上がりぶりです
展示スペースも以前に比べる数倍の広さ!力が入っています。
全体の雰囲気としては、see by Chloeのこれまでに較べて甘さが控えめで、
イザベル・マランな感じが強いのは初コレクションのご愛敬でしょうか?
コレクションは、単品コーディネートが中心で、
特にソフトなティーブラウスのバリエーションが目立ちます。
透ける素材の重ねやギャザー、ドレープで、分量たっぷりなフェミニンデザインと
ミニスカートやパンツとのシンプルな組み合わせが優しい雰囲気
モザイク調の写真プリントや細かい凹凸のあるワッフル素材のリラックスしたトップスは
クロエらしい甘さがあって素敵
得意のニットもたくさん登場
朱赤にゴールドの幾何柄の大小を合わせたジャカードのツインセットは、
これまでsee byにはなかったタイプ
グレーのスウェットをジャケットに仕立てたソフトなトップス
一枚あると季節の変わり目には重宝しそう!
きちんとダーツを入れて、シルエットを構築してあるところが流石です。
サイドライン使いのパンツも同素材でコーディネート
モノトーンでブロッキングしたクルーネックセーターはシンプルでクール
グレーのメランジと2種類の編み地違いのロングセーターは、
これまであまりなかったマスキュリンな感じです。
でも着るとリラックスしたシルエットで可愛くなりそう
ジップ使いの編み地違いを合わせたカーディガンはモヘア使い
今回は凹凸感の表現が重要なので、ノットや大きなネップをいれた
ツィーディニットも魅力的です。
とろりとした7分袖セーターに、なんだかただの長方形に見えますが
ミディ丈のニットスカートです。
キルティングは予想通りというか、やっぱり多く、間違いなくこの秋冬のトレンドです。
see by では、ブルーデニムのライダースやコートの身頃に使われました。
ラムファー使いの衿と、お袖がジッパーで取り外しでき
ベストやロングベストとしても、2ウエイに着こなせるのが特徴
2ウエイといえばこのジャケットが圧巻でした。
一見タキシードのアレンジに見えるマスキュリンなジャケットとシアー素材のマキシスカート
ウエストのミニギャザーが可愛い!
マスキュリンフェミニンの典型的なコーディネートだと思っていたら
近くで見ると、ビックリ!
ベストとジャケットが一体化したジャケットでした
もちろん別に分けて着られます。
コーディネートアイテム中心のコレクションですが
メインにディスプレイされていたのは、このドレス
ライトブラウンからカーキの落ち着いた写真プリントですが
see byのDNAはやはりドレスにあり という気がします。