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ルイ ヴィトンの原点 贅沢な旅

2012年3月11日

ルーブルの中庭に入ると、あれっと拍子抜けするような
何の変哲もないテントが張られています。

先シーズンは黒いバルーンが浮かんだり、メイドさんが掃除したりと
場外演出も雰囲気を醸し出していたのですが、今回はするすると中に入場しました。

中に入るともう混雑するぐらいの人が入っており、それをまたパパラッチする人が
歩き回り、雑然としながら熱気が立ちこめています。

朝ご飯抜きで駆けつける人も多いので
美味しそうなサンドイッチと飲み物のサービスもありますが
朝からシャンパンはきついので写真だけ

色んな情報が駆け巡り、「あっちの席にマークの恋人とアンドレ・レオンタリンがいるよ」と
教えられ、そこにいったら、まさに二人の真ん中にアナ・ウイントァーが座ったところ
凄い3ショットになりました。

途中で見かけたタイのお姫様もぱちり。
お姫様はパリコレが大好きなようで良くおいでになっています。
でもこの白いレースの服は、確かドルチエ&ガッバーナでは??

セキュリティが囲んでいる怪しい白い布、、、波打っています
この時点で私はひょっとして、機関車が出るのではとにらみました。

おまけによく見ると鉄格子の駅舎のような造りに、大きな時計もかかっています。

そうこうしているうちに一瞬の静寂が訪れ、席の右側から白い蒸気がシューと
吹き出してきました!

え!ええっ! 側の席の人達は唖然!!
アガサ・クリスティの小説に出てくるオリエント急行のような本物の
蒸機関気車が蒸気を吐き、大きな車輪を動かしながら

舞台の袖から堂々の入場です

もうこの時点で、全員気持ち的にはノックアウト
完全にルイヴィトンの仕掛けにのまれてしまいました。

列車にはモデルが乗客として乗り、ページボーイにスーツケースやバッグを持たせ
プラットフォームに見立てたランウエイを歩きます
ページボーイも、本格的なユニフォームに身を包み、まるで本物のよう!

ファーストルックはキャメルカラーのコートにミモレスカート
その下にスリムな足首丈のパンツをはいています
今シーズンはこの重ねプラダでもでています。

ちょうど正面に座っていたので、連写、、、カメラよりノートを取るべきなんですが
ついつい新しいカメラを持っていたばかりに撮影に熱中してしまいました。

キャメル、ベージュ、ソフトなブラウン、そして高いエレガントな帽子の貴婦人

ヌーボーの蔓草柄ややウイリアム・モリスの「アーツ&クラフツ運動に出てくる植物柄」を
思わせる曲線的な連続柄が大聞く小さくに登場します。

カーディガンやセーターと合わせたカジュアルなコーディネート
ツィードのコートもメンズタッチではありません

装飾感たっぷりなコートや煌めくブロケードのイブニングドレスも

フィナーレを飾ったイブニング
車掌が見守る中でのモデルパレード

マークは黒のティーシャツに黒のショーパン
駅舎を走り抜けました

あまりの衝撃に拍手が続いた後も、立ち去りがたく蒸気機関車のまわりには
観客が群がり
観光スポットのような撮影ポイントに!

凄い迫力!しかも正面にはLVマークがしっかりと刻まれています

私も記念撮影しました.
UAのK氏とツーショット!

この日はパリコレ最終日で19時からルイ ヴィトンマーク ジェイコブス
コラボレーションの展覧会のパーティがあります

私はパーティによって深夜便でパリを発ちますので
又次号でその模様をレポートいたします。

楽しみにしていて下さい

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