藤岡篤子BLOG

2020年春夏もダークロマンが継続?

個人的に今気になっているトレンドが二つありますが、
その中の一つがフォークロアの流れです。

エスニックなドレスやマキシスカートは夏には欠かせないものですが
定番でありながら、巧みに色調やモチーフを変化させながら
時代にあったフォークロアが提案されているのがファッションです。

2020年春夏は2019年のビーチやマリン、貝殻など、海にちなんだストーリーから
一転して、大地の豊かさ、めぐみ、自然の荒々しさ、伝統のクラフトワークなどを
駆使したものに変化して行きそうです。

モロッコやブラジル、メキシコなど、砂、土、プレーリー、土地に根付いた伝統工芸etc
この辺りが気になります。手作りの暖かさが気になります。

これまで寒色系が続いたので、拮抗するようにこのテーマでは暖色系が台頭しそうです。

とはいえ、泥臭さはなく、モダンに洗練されたフォルムに、プリントより刺繍、
スモッキング、パッチワークなど、凹凸感とハンドクラフト感が強調されるのが
ポイントになりそうです。

例えば、このシンプルですが、巧みな構築感とレースのパッチワークドレス。
「ダーク」に大地を感じさせながら、決して重さはありません。

新しいダークロマンのフォークロアをモダンに見せています。

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もう少しホットなカラーとクラフトを入れたものだと
シャーリングをカラーヤーンで配したブラックドレス

パステルのマルチカラーに同系色のシャーリング

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シャーリングは今シーズンMUSTのディテール!
様々なパーツに用いられ、繊細なクラフトでのボリュームを演出しています。

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もう一つ意外なポイントが今シーズンに出てきました。

メタリック使いです!

単純なラメやルーレックス、アルミニウム的な箔ではなく、
鎖などメタルの留め具やチェーンなどのアクセントです。

フォークロアで、メタル使いというのはこれまでありませんが
通常のキャミソールやマキシの巻きスカートをモダンに見せるのは
この金属的なタッチがあってこそ、新しく蘇ります。

スパンコールなどもプリントされたものなどが、「ゴージャス」の文脈ではなく、
カジュアルに、かといって未来的でもなく意表をつく感じ!

このデザイン手法は新しいですよね!

ブラの上にちょっとつけたり、キャミのストラップをチェーンに変えるなど
いろんなパーツに使えそうです

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コットンやリネンのナチュラルなオフホワイトはとても気になるカラー。
秋冬でも、人気のホワイトの流れに乗って、テキスチャーの感覚を生かした
ラフな素材でクラフト感を表現

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でもやっぱり、ダークロマンの匂いを漂わせた、夏のダークの真打は久々に主役級に
飛び出してきた「ブラック」になりそうです

本来は「ホワイト」で仕立てられていたドレスやフリルが「ブラック」で、しかも
透け感やハリ感があって、とっても新鮮です!!

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フォークロアって、とろりとよれっている感じありませんか?

今期はそうではなく、立体的でフォルムがあって、モダンでロマンチックな「ブラック」が
なんとも大人ぽいのです。

2020年春夏は、ダークカラーに要注意!!

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