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観光大使 Datuk Jimmy Chooと素敵な家族 vol 2

2014年7月2日

現在ジミーさんは、マレーシアの観光大使という大役を担いながら、
ご自分のクチュールハウスをロンドンのコノートストリートにおいて
カスタムメイドの靴のデザインと制作をされています。
一方では、ロンドンの大学を始め、8つもの学校で教鞭をとり、
後進の指導に奔走する毎日です。

なのではロンドンとクアラルンプールを
おおよそ一ヶ月毎に往復するハードスケジュール。

ロンドン カレッジ オブ ファッションでは、フットウエアの教育大使として
海外の学生に英国の教育を広めるブリティッシュカウンシル(英国文化振興会)の
活動にも大きな貢献をしています。

マレーシア、ロンドンだけではなく世界中のシューズデザイナーを目指す
若者に、大きなエールを送っています

Q ジミーさんのような成功を目指して、多くの若者が学んでいますが
 一番伝えたいことはなんですか?

A 成功を望むなら、9時から5時まで働けば良いなどと思わないこと!
 時間を惜しまず、集中すること。多少名前が上がったとしても、
 ハードルを更に上げ集中力を高めて勝負に打って出ることだ。

 勉強が一番なんだ。色んな人に会い、幅広い勉強をすることが役に立つ。

 そしてなによりも大切なのが経験。これは教えて貰うことではなく
 目で「盗む」ものだよ。

 良い物を作るために父親から教えられたのがまず
 「Patience(忍耐)」と言う言葉だった。

 最初は良い物を見る「Watch(見る)」そして「Lesson(学ぶ」
 それから「Patience」だ。

 それを継続して初めて「Master」と言える。

 だから自分の先生に感謝すること、両親にもね。
 本来は教えて貰うものではなく盗む物だから!

 社会に出ると、学校や先生、友人があなたのために
 役立ってくれるはず!
 だから守るべきはチームの規律、社会的であること、
 オープンマインドで人の意見を良く聞くことだね。


Q
チームワークの中でより自分を厳しく高めていくことが大切なのですね?

A 自分にもっと不満を持つ!もっと愛を持つ!
 国のために活躍する「愛国心」を持つ!

 このくらいの覚悟がなければ、シューズデザイナーとして
 台頭はできないと思う。

 もっとマレーシア出身の若い人達を指導し、
 後押しして上げたいと願っている。
 芸術に触れる機会を増やし、マスタークラスを増やして行きたい

 これは、工業製品だけを目指しているのではなく、
 まず自分が作りたい物がまず先決だよ!

Q  お忙しい毎日ですが、オフの時はどういう過ごし方を
  していらっしゃいますか?

A  家族と過ごします。昨年までは、忙しくて一緒にいる時間が無かった。
 どれほど忙しくても、家族との時間を作るのが重要、
 家族を大切にするところから愛国心も生まれると思う。

(と息子のDanny Chooさんの写真を携帯からたくさん見せて下さいました)

Dannyさんはプロデューサーとして日本で大成功を治めている
カルチャージャパン」「ジャパンモード」の人気作家
何とフォロワーが2万人という人気者です。

マスコットキャラクター「末永みらい」の考案プロデューサーと言う方がピンと来るでしょうか?

ジミーさんの口から発せられる「スエナガ ミライ」という言葉にぴんと来ず
あっあれだと気がついたのは日本に帰国してからのこと

な、なんとDannyさんは、父親とは全く異なる世界の
カリスマだったのです(@_@;)

これが「末永みらい」ご覧になった方も多いのでは?




「末永みらい」は様々な日本、海外の企業とコラボして、2013年には
ついに日本観光庁の公式のマスコットキャラになっています


親子のツーショット、優秀なDNAですね

お写真などはダニーチューさんの公式サイトより抜粋↓
http://www.dannychoo.com/ja

娘さんのEmmyさんは、米国留学後、いま台湾で北京語を
習得していらっしゃるとか

写真を見せて頂きましたが、とても美人で可愛らしくて、
これもまたチャーミング!

「娘は靴のデザインを手伝ってくれているんだよ」と嬉しそう!

Q 家族との団らんはどう過ごされるのですか?

A 僕はクッキングが大好き!ロンドンで最初にやった事は、クッキング。
 職人にクッキングして食事を出していたんだ。
 両親もマレーシアに移民してきて、靴職人をやっていたけど
 毎日朝5時に起きて買い物へ行き、職人達に食事を用意していた。
 だから僕にとっては、とても当たり前で自然なことなんだよ。

Q 一番幸せを感じる瞬間は?

A 美しい靴を作ったとき!デザイナーの頭の中はデザインでいっぱい。
 靴のデザインが頭から離れない。

 どれほど靴を愛しているか、だれもインスピレーションや
 アイディアを僕から取り上げる事なんてできないよ。

インタビューが終わりに近づくと通訳の人がそわそわしています

「あの~妻がジミーさんのサインが欲しいと言っているのでお願い出来ますか?」
快く彼のノートに丁寧にサインするジミーさん!

「私もお願いします」とつい口走り、
生まれて初めてデザイナーのサインを貰いました

私は名刺にしていただきました。
宝物です!!

インタビューのあと「これからどうするの?」と聞かれ
「お薦めの靴屋さんに行ってみます」と答えると
「じゃあ昼食を一緒にしませんか?」と誘われ。

それから夢のような
Afternoon with Datuk Jimmy Chooがスタートしました

インタビューの時に飲んだカプチーノからして可愛かった!
あれが夢の始まりでしょうか?

どこへ行ってもジミーさんは掲載誌があって、関係者が駆け寄ってきます。
セレブリティとして、クアラルンプールのパーティシーンには
なくてはならない存在なのです。


昼食はマレーシアの屋台の最も美味しいところだけを
集めたというラグジュアリービルディングの中に入っているレストラン

カジュアルなレストランですが、ここでもVIPルームに通されて。

メニューはジミーさんが選ばれて、サーブまでしていただきました。感激!!
初めてのお料理が多かったのですが、さすがマレーシア選抜
選ばれたレストランだけにどれも美味しかった(*^_^*)

デザート近くになった頃、ジミーさんに会うために駆け寄って来た男性!
ジミーさんも、とても親しそう!
彼こそマレーシアを、いやアジアを代表するスーパー実業家 
YTLグループの総帥 Dr Francis Yeohさんだったのです

Forbesでしか拝見したことがなかったので
本物にあえて嬉しい!!!!!ミーハー心でドキドキです。

YTLグループとは、私が泊まっているマジェスティックホテルを始め、
ホテルだけで多分20軒以上傘下に納めるコングロマリット。
マレーシアを代表する財閥の一つです。

鉄道から、ラグジュアリーブランドもたくさん運営していらっしゃいます
有り難く3ショットに収まりました。 

その後、ラグジュアリーブランドのビルを案内していただきましたが
どのブランドからも、すぐ店内にお招きが!
いくら時間が合っても、ジミーさんと話したい人だらけで、
あっという間に夕方になりました。

さすがに靴屋のウインドーでは、外からじっくり吟味です

ジミーさんの定宿のリッツカールトンでお茶をして、
マジェスティックホテルまで送って頂き、夢のような一日が終わりました。
私にとっては、う~ん!至福の時間でした。忘れられない思い出になりそうです。


「日本は、マナーが良くて安全な国だ。
マレーシアも香港も常に日本を見ている。車も良いね。
僕はホンダアコードに乗っているよ。レクサスが買えないからね(笑)」

アコード乗り心地良かったですよ!さすがセンスのいい選択ですね。

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