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タイムレスな感動 ルイ・ヴィトン

2014年6月2日

幻惑的と言っても良いほど、私達を夢心地に誘い込んだマーク・ジェイコブスの手による
ルイ・ヴィトンから、モダンなニコラ・ジェスキエールへと変わったとき、

マークの大ファンだった私は、正直どう変化するのか
ちょっと気をもんだりしたものです

でも、モダンでスポーティ、新しい素材やアイディアには
目から鱗の斬新さに溢れています!

可愛くて大人ぽい!

これまでなかったエレガンスの提案でした!

パリのコレクション会場を思わせる、ブラインドの付いたオフィスを思わせる会場での
展示会場の選び方はさすがにルイ・ヴィトンです。

今回は60年代調をタッチとして基調としながらルイ・ヴィトンのトランクのアーカイブからアイディアをとった様々なディテールが加えられています

まず今シーズンはウルトラハイネック!!がポイントです

先季からタートルネックが多く提案されていましたが(ステラとか)
今シーズンは、ネックは高く煙突のようにそびえ立っています。

他のブランドでも目立ったトレンドでしたが
ルイ・ヴィトンはまさに
チムニーネック(煙突ネック)
張りのある厚みのあるリブニットで、清潔なモダンさを!

 

地厚な編み地を縦横に、またお袖と編み地違いで構成するなど
繋いでありますいでありますよく見るとシンプルなデザインでありながら、
凝った仕立てになっています

凄いなニコラ!!

スカートはほとんどが台形のミニ丈
スェードやレザーで仕立てられ、
LVのアーカイブのトランクにアイディアをとった
革ベルト
が結ばれています。

これって今シーズンのアイコンアイテムに決まりですね

一見スーツに見えるワンピースドレスにはレザーとともに
二コラが大好きな
ポリウレタンフォームバックが多用され
不思議な構築感と柔らかさを漂わせています。

こんな可愛いスタジャンも!ジャージーにノルディック調のニットを繋いであります


胸元のLVマークが、若々しくてスポーティ!
これが欲しくて買っちゃう人、絶対にいますね

スェードにキラキラ刺繍!ギャラクシーのような輝きと
スェードのマットな質感の対比
なんとも上級なテクニック!

さり気ない物に見えながら、実は凄い発想が隠されています

白いリブニットとレザーの組合せが印象的なスキッパーカラーのドレス。
何となく60年代が匂います
フランソワーズ・アルディとか
ツィッギー
とか着ていたような感じ!

まさに60年代のコスモコールなどレス
大胆なカットと、大きな綾織りで、シルエットは構築的です。

エスニック感覚もスパイスのように効いているのも、今季の特徴です
レザーと
更紗のような植物柄プリントを合わせ

不思議なカットのベルスリーブになっています。
これは中にボディが入ると、より素敵です

単品ではベロアのパンツもありました

白襟のトップも、よく見るとLVのアイコンが織り出されたり
ブラウスタイプからジップアップまで可愛らしさのバリエーションが!

今シーズン私が一番好きだったのが、このファンシーツィードとレザーの組合せ
レザーは全部
フルグレイン加工で、すこしヴィンテージな感じ。

それに大きなループヤーンのカラフルなツィードが花が咲いたように寄り添います
この組合せ、最高にカッコ良い!

バッグもツィード使いが新登場

 

1958年に誕生して以来愛され続けた「ロックイット」も
今シーズンは再解釈され、こんなにカラフルにソフトに!

アンクルブーツはレザーストラップ付きで登場!
ポインテッドトォ
でスタイリッシュ!

なんとなく60~70年代にパリで大流行した「ティルビリー」を思い出しました

やっぱり眠い目をこすりながら行って良かったルイ・ヴィトンの展示会!
パリコレクションの感動がまた蘇り、、、

名画は何回見ても感動があるように、
ルイ・ヴィトン・バイ・ニコラ・ジェスキェール!
やっぱり名作です。

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