オリエントと西洋が交錯するヴェネチアを訪れたマドモアゼルは、
その美しさの虜になり、
「なぜ、私が創るものは全てビザンチン風になってしまうのだろう?」と
幾度も嘆息したといいます。
会場にはタンジールを連想させる、
たわわな実をつけた大きな
タンジェリンの樹が
ファインジュエリーの守り神のように
置かれています。
それだけでエキゾチック!
ココ・シャネルが愛した真珠やカメリアがネックレスやペンダント指輪に!
美しくないものには価値がないという無言の教えが漂っています。
シャネルが素敵なところは
プレスリリースなど細かい招待状や
印刷物などにも一貫した
美意識が働いているところです。
シャネルの招待状やリリースは
何時までも取っておきたい
美しいものが多くて
私の仕事場はますます
夢の島と化しています。