テアトル ドュ パリ カルティエの夜会
2012年2月9日
東京にひさびさに華麗なる夜会が戻って来ました。
昨年の後半は少しずつ復活していた、モデルや芸能人を呼んだ派手なパーティ
でもカクテルだけというのが多く、派手だけど
あまりお金をかけていない内容が多かったと思います。
カルティエの夜会はいったいどこまで?と驚くほど凝った仕掛けのパーティ
まるでバブルの時代を彷彿させるほど、アイディアもお金も惜しみない演出の連続でした。
主催者はあのジュエリーの老舗 カルティエ
まず全てがシークレットで始まりました。
時間とブラックタイというコードだけが知らされ、
あとは一人一台のリムジンのお迎えを待つのみです。
着いてびっくり!
何とそこは、後楽園!(うちの近く、、、)
機材搬入用の裏口と巨大エレベーターには、レッドカーペットが敷き詰められ
車を降りるとフランス人のベルボーイが会場へ誘導してくれます。
全てがカルティエレッドで彩られ、一歩足を踏み込むともうカルティエ劇場の始まりです。
カクテルの後ダイニングへ
そこはロウソクの揺れる炎が幻想的な陰影を見せる大広間
100人ほどのゲストは、自分の席に座ります。
私の席は「K」でした。
キャンドルの炎が揺れ、カルティエレッドの花びらがテーブルに敷かれ
大きなボール状に盛られた花が飾られています。
カルティエジャポンの社長のご挨拶で幕が開きましたが
もの凄く高い天井に、真紅のカーテンがミステリアスなムードをかきたてます。
ここは一体どこなの?
何だか映画のような一シーンです。
メンズもタキシードがよく似合う人が多く、女性はキモノ率高し!
ここで2012年のカルティエの戦略が説明されました。
実は、ハイライトのカルティエのコマーシャルフィルムも
上映されたのですが、まだ門外不出のため撮影は出来ず。
内容はカルティエらしくパンサーが登場し、エキゾチックであり
ロマンティック、そしてファンタジーに溢れたもの。
映画を見ているような流麗な映像でした。
テアトル デュ パリと名付けられたメニューはパークハイアットのケータリング
メニューもカルティエレッドにゴールドで書かれ、ゴージャスさにうっとり!!
キャビアから始まったコースも豪華そのもの
キャビアに合わせるシャンパンはLouis Roederer Cristalの2004年
美味しくて久しぶりに、ワインを飛ばし全部シャンパンで通しました。
ホワイトアスパラガスを添えたローストビーフと赤ワイン煮込み
と続くのですが、やはりパークハイアットのケータリングは、
品のあるお味で洗練されていて美味しいです。
食べてばかりいるようですが、このパーティの凄いところは
パーティの舞台と食べ物ばかりではありません
私たちはおいしく戴きながら、片方の手では、シルク ドュ ソレイユの
アクロバットやジャグリング、一輪車などの曲芸に拍手を送っていました。
ベルボーイ(帽子にカルティエと書かれています)が廻ってきて
黒と赤の切り絵の扇子を配ってくれました。
そして目もとろけそうなデザートが登場
メゾンドュショコラのオリジナルデザート むっちりしたチョコムースの上にアイスクリーム
ドライアイスの白い炎も演出効果満点です。
もうここでお腹いっぱい、、、.。
デザートを食しながら、観覧できたのが至福のバレーでした
何と来日中のパリオペラ座バレー団のエトワールが「ジゼル」を踊ってくれたのです。
もう息をのむ美しさ!マチュー・ガニオの王子様最高!!
チョコをうっとりと舌で溶かしながら、視線はマチューに釘付けです。
大拍手の後、これでお開きかと思うと、遙か天井の方で
思い切りバンドの音色が!
派手なダンス音楽に乗って、ピンクの羽根扇を持った女性達が
まるでクレイジーホースのように踊り出し、一転して上海バンスキングの雰囲気です。
素敵!素敵!思い切り楽しんで、終わりかと思うと、又次の宝石箱が空くような
仕掛けが意表を突いて、素晴らしく洗練されたパーティでした。
食事中にテーブルに廻ってきた新任のプレスマネージャーのSさんの指には
カルティエらしく大粒のダイアモンドが煌めいていました。
「こんな豪華なパーティ久しぶりじゃない?」と口々に話しながら
またリムジンで、自宅まで送っていただきました。
ここに使った写真は全部隣に座っていたKさんのスマートフォンで撮りました。
(kさん貸してくれて有り難う)幾ら何でも一眼レフはパーティバッグに入りませんから。
画像のきれいさに驚き、私は翌日(別のスマホ持っていたのですが)アップルストアに行き
速攻でiPhoneを購入しました。