ディオール 色の魔術 フラワーウーマン
2014年3月4日
フラワーウーマンとはディオールが昔から使っている言葉で
ディオールの女性像の事
今季はフラワーウーマンがリアリティとファンタジーの狭間で表現されました
まず会場のロダン美術館の周りには
かなり余裕を持って行ったのに、もうすごい人だかりで、いったい誰を待っているのやら?
今回はパリにリアーナが来ていたのでその情報で集まったのでしょうか?
会場に入ると前回とは一転して、デジタルなLEDライトの天井が
お花畑のように作られています。
ファーストルックは、伝統の黒のニュールックからスタート
黒のスーツ、コートのアンサンブルへと続きます
テーラードのパンツスーツも、深いボトルグリーン、ベージュ、ブルーなどで続きますが
定番の色にカラフルなコバルトブルーや、コバルトブルー、イエローのミンクストールを手に持って、全体のカラーアクセントにしています。
カラーコントラストが小粋です!
さすが、ラフ・シモンズ
続いて登場してきたのは、カラフルレイヤードのドレス
ジャンバースカートとドレスの重ねですが、このカラーコントラストもラフらしい!
ディオールの伝統的なアイテムやシルエットを生かしながら
ラフ・シモンズらしさを差しこんでいます
今回はス二―カーの紐をレースアップして見せる
面白いディテールが出ています
先シーズンはスティレットヒールにスニーカーの紐使いを見せましたが
今回は、ボディフィットしたシルエットのサイドに、白いひも状のレースアップが
ナイロンのキルティングは、トップスにもスカートにも用いられましたが
ディオール伝統のカナ―ジュ柄です
ピンクや赤が、品良く見えます
ピンクのアストラカンのコートや、ボトルグリーンのイブニングドレスなど
カラーがいっぱい!
トリコロール使いも独特の配色です
今回はストールも多く使われていました
イブニングドレスもカジュアル。
白いTシャツに砂金をまぶしたようなギャラクシーなラメがキラキラ光るエプロンドレスや
ランニングドレスが重ねられて
ディオールを見ると本当にパリコレクションを見たという、実感がします。
パリの伝統とモダンを融合させた、現在のパリコレクションの縮図の様なものだからでしょう!