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超満員のバッキンガムパレスショップ

2012年7月19日

英国大使館からいただいたThe Royal Collection Shopsのリストを握りしめて、
まず駆けつけたのは、バッキンガム宮殿を始めに4店舗を構える、
バッキンガムパレスショップ

英国王室がエージェントを通して経営する王室関連グッズのショップで、
ロイヤルビジネスで最もわかりやすく、身近な存在です。

英国一の大金持ちである英王室が、税金ではなく、自立した存在となるため
様々なビジネスを始めているのは、昨今話題になっていますが
何しろ「観光」というものをしたことがない私。
街にあるスーベ二ールショップは入ったことがあっても
由緒正しい「バッキンガムパレスショップ」に初めて参上。

バッキンガムパレス通りに3店集中していました。

意外と小ぶり??王室らしく威風堂々としている??かとの予想を裏切り
品の良いお土産物屋さん。
教えてもらわなければ通り過ぎてしまうところでした、雨なので来る人も大変そう!


ウインドーの飾り付けも素敵です。王冠がすべてに配されています。

雨の中次から次へと観光客と思しき人々が入店しては買い、また新たな客が来て
という感じで販売員の方は大忙し!中国語が多いなあと思っていたら
販売員の一人は中国人でした!最大の顧客に最高のサービス!

王室ビジネスとは言え、抜け目のなさも垣間見せながら、
ショップ内は「ダイアモンドジュビリー限定品」が、
目玉の品で、通常のバッキンガムの兵隊さんの人形などとともに
華やかで格調高いダイアモンドジュビリーならではの、
王室を象徴する文様を施されたニューアイテムが多数品ぞろえされています。

私はミーハーに限定品狙い!を目指していましたが
見れば見るほど、幅広い品揃えに心ひかれ、広くもない店内を
何周もしてしまいました。

だって、オリジナルな香りのボディシャンプーからハンドクリーム、
石鹸などバス関連からルームフレグランスまであるんですよ!

ひょっとして、王室と我が家と同じ香が漂うのかしら?と妄想して購入に至るという、
全く思うつぼにはまってしまうわけですが、、、。

定番のロイヤルチャイナは、カップ&ソーサーからサイズ豊かなプレート
ティポットまで、これもティー関連は殆どそろっていました。



王室らしい気品を讃えたジャーに入ったお茶のバリエーションと
お茶のおともにチョコレート、ショートブレッド、ケーキまで揃っています。
どれも、英王室特有の文様が付けられ、パッケージが欲しくて買っちゃいそうです。


最も欲しかったクイーンが雨の時さしている深く丸い形のビニール傘ですが
さすがに、これは売ってありません

聞いてみると「あれは何軒か先のスーベ二―ルショップに売ってあるよ!」と
余裕の対応。でも行ってみたら「I LOVE LONDON」などと書いてあって、
いかにもな感じで、残念!

もちろん普通にユニオンジャックの旗や、クッションもたくさん売っていますが
ユニオンジャックは本当に様になりますね。

それでは次にユニオンジャックをこれでもかと、
効果的にデザインに取り入れた街の店頭の様子をご覧いただきます。

長くなりそうなので街の様子は次号で!


雨とセレブリティ バーバリープローサム

2012年2月25日

ケンジントンガーデンに張られたに大きなテントはタクシードライバーでさえ
「あ~あれね」というほど、知れ渡っています。

シースルーのテントが緑に映えて美しい

シーズンを追うごとに、ギャラリーも増え、
以前にもお伝えしたギャラリー席は、もうすし詰め状態。

パパラッチの多さも尋常ではありません。
一人お洒落なパパラッチを発見!逆パパラッチさせていただきました。

本当にロンドンのパパラッチはお洒落な人が多く、多分ブロガー?
喜んで被写体になってくれます。

エントランスは普通に入ってゆくと恥ずかしくなるほどの
報道陣が待ちうけていて、わたしはそっとはいってゆきます
まるでアカデミー賞授賞式のよう!


ギリギリに入ったせいか、もう席に着く時間になってしまい
ロンドンでは珍しく、たくさんのセレブリティが招待されているのに
ミーハーする時間もなく残念でした。

「トランスフォーマー」に出た、バーバリーの香水のキャラクター
ロージー・ホワイトリー,ハティントンをはじめ、ブリットアイドル
だけではなくハリウッド系も来場するのが
バーバリーのグローバルな人気を物語っています。

席に着いたら、なんと韓国プレスが呼んだ「少女時代」の4人組が
隣の席に着席!!

誰だソヒョンで誰がティファニーだか、よくわかりませんが
まとめて「少女時代」!

バーバリーの新作を着ています。
日本のアイドルに比べると大人っぽいですね。
ヘアもメイクも、落ち着いた態度も!!

ショーが始まる筑前、いつものサマンサ・キャメロンを向かい側に発見!
黒のパンツスーツにグリーンのシャツ、素足!!!にハイヒール

少しやせて、見るたびに綺麗になってゆくような、、
女の人は視線に磨かれるというのは本当だと実感!

ショーはアイボリーのスリムなトレンチコートでスタート
今シーズンはギャバジンンツィード、特にヘリンボーンツィードとの
コンビネーションで、定番を蘇らせているのが目立ちます。

コートはブランドアイコンですから、トレンチが多く出ますが
ジャケットブルゾンの単品コーディネートがそれ以上に目立ちます。

今季は金ボタンなど留め具をアクセントにした、
機能的なデザインが多く、先シーズンのスポーツウエア
秋冬素材で進展させた印象です。

素材は、ウールギャバジン、そこにオイルコーティングレザー
ツィードはヘリンボーンソルト&ペッパーホームスパンといった
英国を代表する伝統ツィードが部分的に使われます。

他のブランドでは、べルベットがたくさん出ましたが
バーバリーでは、もっとスポーティにみじんコール(細いコーデュロイ)が
ウールやツィード、レザーと合わされて登場しています。

スポーティだけど、光沢があり、カントリー感覚もちょっとあって、新鮮でした。


ジャケットの多くはペプラムシャープに張りだし、シルエットを強調しています。
フロントは開けている着こなしでも、ベルトはマスト
必ずベルトで、全体の印象を占めています。

スカートも今季は大きくたたんで張り出した変形ペプラム風?タイトスカート。
全シーズンみられた太いボーダー柄も継続です。

カラーはベージュからオークル、ブラウンの秋色、そこに
カーキやティールブルー、ネイビーが入り、上品でコクのある。

秋冬色です。金ボタンがアクセント
コートドレスも多いのですが、基本はジャケットコーディネート
フクロウのマークのTシャツやセーターが登場し、コーディネートに
ユーモラスなタッチを加えていました。

残念ながら私はこれを撮れませんでした。

バーバリーはノートが忙しいので。

フィナーレは驚き!!

ミラノで開催されていた時も、フィナーレはいつも、金色の紙がシャワーの
ように降ってくるのがお約束なのですが

今回はなんと、すごい豪雨の音がして(雨が良く降っていたので
本当に雨かと思い、見上げました)、テントの上をすごい雨が流れています。

もちろんテントの上だけの演出

そこに全員ボーダーなど服と同じ柄行きの傘をさして、感動のフィナーレでした
場内に舞い降りてきたのは、透明のプラスティックの紙吹雪でした。

こうやってロンドンコレクション最大の山場が終わりました。
夜マックQを見たら、明日はミラノです。


ダンディレディはベルべッティ素材が大活躍

2012年2月24日

オープ二ングから、チェスターコートが登場
英国調の本流の醍醐味を見せてくれたコレクションでした
チェスターコート、ルダンゴットと正統派のメンズアイテムが続きますが
そのバリエーションとして、テーラードのロングベストコートが多く提案されました。
カラーワークを施して、「ポール風俺流」のダンディルックです。

柄行きはヘリンボーンを中心にグレンチェクのバリエーションが多く出ています。

先染めの大きなグレンチェックから、ニットのジャカードまで
グレンチェックは大きなテーマかと思うほど
カジュアルなカラー使いとサイズ感で提案されています。

もう一つ気になったのはベルベット
メンズでも、ベルベットがたくさん出ていましたが
レディスでは、ベロア、クラッシュドベロア、ベルベット
コーデュロイ(みじんコール)など起毛素材がたくさん!」

カジュアルからドレッシー、エレガントな感じまで起毛素材が大活躍!

この秋は絶対の注目素材です。
ポールスミスでは、パンツスーツから、コートまでパンツでもフロントだけベルベットなど
カジュアルに見えるような使い方を意識しています。


いつも素敵なサーポール・スミス

シャイなので、いつもランウエイを走ってゆくのですが、今回は御姿をキャッチ成功!


レザーのバリエーション アクネ

ロフトの会場に入り口には、ヴァイキングの子孫だなとお改めて
思わせるごっつい体つきのメンズが、オレンジキュラソーとウォッカのカクテルをサーブ

にこりともしないで説明してくれるが
無愛想というわけでもなく、とにかく立ち続けてご苦労様です

大きなロフトを障子のような仕切りで細長く廊下のように作り
モデルがかく部屋を歩き回ってくるという演出
ランウエイが長く、こちらもお疲れ様という感じ

人気ブランドだけに、遅いショーですがエントランス周辺は人だかりがしていました。
今回はファーストルックブラウンのコート!

先シーズンは、カジュアルなスポーツウエアで可愛らしいショーでしたが
今回はモダンでシャープなシルエット、存在感のあるテキスチャー素材
あるいは思い切り光沢を出したエナメルのような素材と
クールでミニマルな雰囲気が打ち出されました。

ウールのモッサビーバー縮絨で凹凸感を出したもの
いかにも温かそうでボリュームのある仕上げです。

カラーもブラウンからベージュのバリエの中に
アニスグリーンがアクセントのように入ったり!
基本はオークル、ベージュ、ライトブラウンです。

オレンジはニットやテクスチャーウールに多く使われ、見た目にも暖かさを強調しています。
想像以上に冬のオレンジは着やすい色調に応用されて、たくさん出てきそうです。

小物はベルトだけ!
しっかりとウエストマークする役割とシンプルな服に強いアクセントを付ける
役割の両法の重要なアクセサリーになっています。

ロンドンで見た初めてロンドンらしくない(とてもよい意味で)
スタイリッシュなコレクションでした。

カラーブブロッキングや、ドレープを入れたパッチワークなど
ミニマルなシルエットがとてもクラフト的に見えたショーでした。


ユニークはクラッシックな機能デザインを再発見

2012年2月22日

会場に入ったら、もう終わりつつあったカフェに駆け込み
コーヒーの紙コップを抱えつつ、駆け込みました。

トップショップのインハウスのデザインチームがプロデュースしている
ユニークは、本物の「革」「毛皮」は使わないというポリシーのもと
いつも可愛いフェイクファーやレザーを上手にウール素材と合わせています。

オープニングは、アーミーグリーンマキシコートにアーミーキャップ
登場

今季のロンドンはマキシコートが多く、
意外にも下にはスリムなパンツを合わせた着こなしが多く見られます。

ユニークもクラッシック実用的なデザインをモダンに再生させるというコンセプトでした。
リラックスしたグレートコート、つまりマキシビッグシルエット
膝丈コートなどが、着こなしに強い印象を与えています。

英国調のメンズツィード、ヘリンボーンは多く登場するのですが
織柄あり、プリントあり、特に白黒の古典的な「柄行き」に焦点が当たっています。

白いパッチワークをジオメトリックに施したヘリンボーンのモダンな使い方のコートも

アメジストから赤茶にかけての深い赤みの色調が台頭しています。
コートからドレス、スカート。それに深いひだ使いも。
プリーツというよりボックスプリーツです。

紺と赤、黒とオレンジというトラッドで懐かしい配色と柄も
プリントからバルキーのニットジャカードまで使われています。
今季は、正統派の秋色がたくさん出ていますが無地ではなく、
配色で見せるのが基本ですから大胆な配色より、小さい「モチーフ」使いが重要になりそうです

ユニークにはお洒落な若いジャーナリストたちが詰めかけます。
マキシスカート率高し
メンズも細身のバイカーズジャケットなどで決まったお洒落メンズ
(端にいる男子に加藤ミリヤが頼んでツーショット撮っていました、、)

加藤ミリヤはトップショップの今春キャンペーンのプリントドレスを着ていました。
何でもトップショップから御招待で来られたそうです


サッチェルバッグも引き続きネオンカラーをあちこちで見かけます
ピンク黄色が人気カラーです

フィナーレで全部確認!
やはりトレンドカラーはオリーブ、カーキ、アメジスト、そしてニット
バッグも抱えて持っています。

さあユニークが終わったらサーポールのポール・スミスのショーに
走らなくちゃ!


観客が60年代ミューズ ヴィヴィアン・ウエストウッド

2012年2月21日

会場のゴールドスミスホールに近ずくに連れ、
ヴィヴィアンらしい恰好をした人たちが目につき始めます。

若い人は少なく、どちらかといえば60年代、70年代のヴィヴィアンの
黄金期に青春していたような年齢層です。

派手なメイクに派手なお洋服の年齢不詳の男性
やたら、知り合いが多いらしくハグしまくっている様子も派手!!

新聞配りの男子はなかなかスタイリッシュなスタイルでサングラスも
かっこ良い!完成度高し

ロンドンコレクションの会場の周りには、スナップ目当てのパパラッチが
いっぱいいるのですが、彼らの方がお洒落していたりして、
逆にスナップされていたりします。

メンズ風トラッドで決めたな女子パパラッチ

男の子たちはパンツが短めなので、ソックスのお洒落が気になります
ちょっとカラーが入るのがポイント見たい!

リアーナの友人というインド系の女子はパパラッチのフラッシュを浴びていました。

ゴールドスミスホールは、金融関係の建築物なので
絢爛豪華なインテリア、シャンデリアも凄い!
「金」を扱うって、やはりゴージャス感が必要なんですね。

ショーの席についてお向かいの席を眺めたら
あら!なんと真っ赤なマキシドレスをきたジョー・ウッドが!!

ローリングストーンズやフェイセスのギタリスト ロン・ウッドの別れた妻。
元モデル。グルーピーからロックミュージッシャンと結婚した
絵にかいたような60~70年代のセレブカップルでした

3年ほど前に別れ、ジョーは現在ビジネスウーマンとして
有機の化粧品をプロデュースし、大成功を収めています。

良く見ると、若いころの可愛かった面影もあり(いまも、魅力的でした)
ジョージ・ハリソン(&エリック・クラプトン)の恋人だった
パティ・ヴォイドにも似ています。

ロックミュージッシャンは丸顔で可愛いタイプが好きなのかしら???!!

コレクションお洋服はブリティッシュを基本にしたいつものヴィヴィアンスタイル。
今回は「我が家に勝る場所はない」キャンペーン」を支持した、Tシャツが登場しました。

気候変動避難民と呼ばれる、気候変動が及ぼす悪影響で
家や土地から引き離された人たちへのチャリティTシャツです。


BOXPARKは若者の宝箱

2012年2月20日

リバプールストリートにオープンしたボックスパークは黒いコンテナを
つなげて重ねただけの期限付きのショッピングモール?(小規模ですが)は
本当のブラックボックスです。

3年から5年ぐらいを目途にした商業施設だそうです
平日でも遅くまで人波が絶えません。

ラコステカルバンクライン、デッカーズ、エビスジーンズから
カングルノースフェイスなどヤングスポーツブランドに混じって
マリメッコ等も入り、日本でいえば一坪ショップに似た感じでしょうか
皆同じ大きさの間口でディスプレイを競っています。

カングルのお兄さんはいかにもロンドンっ子な感じでお勧め上手でした。

週末からの寒波に備えてニットキャップを購入!                                                





そこから歩き始めるとAPC、自然派化粧品のイソップ
キッチンスタジオなどが軒を連ねているのですが
従来のブティックとは異なるウインドーディスプレイになっています。

化粧品のMACもウインドーにはグラフィティが描かれ
ロンドンらしいアヴァンギャルドな感じに!



コンランが新しく始めたグロサリーとダイニングALBIONがあります。
店頭ディスプレイも素敵で、客層は完全にトレンドと一致

いまロンドンは有機で美味しい食への関心が高く
街のファーストフード店でも、フレッシュ、オーガニック、美味しいを
売り物にしたところが増えて人気を呼んでいます。

店先には野菜や果物が可愛らしく置かれています。

年齢層は幅広いのですが、お洒落な人ばかり
食品売り場も小さいですが、自家製パンや有機野菜、美味で貴重な
チョコレートやビスケットなどが並び、お土産に買いたかったのですが
長旅を考えて断念。

代わりにお茶を飲みました。
ポットでコーヒーを頼んだら、こんな大きなホーローポットで供されたのでびっくり!
お水も大きなホーローポットで。花瓶にも使えそう
ロンドンと言えばスコーンクロテッドクリームですね。

大好物です!

すぐそばには、ロンドンんで一番入会金が高い
アスレチックジムやレストランが入ったビルが
そびえ立っています。最上階にプールがあるそう!

ここだけ周りとは全く異なる造りで、ちょっとスノッブですね!
イーストエンドに最も高価なジムがあるなんて。

イーストエンドのディープゾーンに入ってゆくとヴィンテージショップが多くなっ
てきます。

有名なメゾントロア ギャルソンLOVEのドアが素敵!
中は完全な70年代のインテリア小物とアクセサリーで大人の雰囲気

ついでにこのお店をやっている3人が始めた「1,2,3」という三階建の
ブティックも話題になっています。

このエリアは60年代から70年代のモダンなインテリアグッズと服が主流なのですが、
ここで最近、注目されているのがヴィンテージショップのBRITSです。
店頭を撮影する人が多いので驚きました。
すぐ近くには「ファッションストリート」という地名が!!




中はカフェがあり、のんびりくつろげるソファもあり
古着を見た後には、座り込んで談笑するカップルや女の子同士が目につきます。

洗練されているというより、こういう店がイーストエンドにできたという驚きです。
落書きが多いのもこの街の特徴です。

それぞれに個性があって、競作しているよう!あなたはどれがお好きですか?



昔ながらの美味しいコーヒー屋さん、行列の絶えないパン屋さんなども残っていて、
街は面白いコントラストを見せています。

特にシティとイーストエンドとの境界は、古いレンガ造りの落書きされたビルと
モダンな高層ビルとのコントラストが最も良くわかる場所

古いビルをカラーでリニュアルしたスタイリッシュな雰囲気が街を
独特な新しさに見せていて、もはや150平米で一億半ば(円)は軽く超えるとのこと。


今日イーストエンドを案内していただいたのはニールズヤードジャパンの社長K氏
かっこ良いKさまに案内された半日ツァーは、夢のようにあっという間に過ぎました。
日本でも人気抜群のK様、今日は私が独占いたしました!!

ロンドン在住こだわりのK様お勧めの店をご紹介いたします。
まず、ロンドンでただ一つピエール・マルコリーニのチョコレートを売っている。
お店なのですが、外から見るとどう見ても果物や雑貨やさんんです。

小さくて凄く可愛い!!中でエスプレッソも飲めます。


すぐ近くにある昔ながらのコーヒー屋さん
何とベンチのような椅子が作り付けで、そこにいるだけでのんびりくつろげそうです。
古さと気取りのなさが心地よくいつまでも居たくなりました。

もし小腹が減ったら、絶対に「レオン」!
持ち帰りもその場で食することもできるグロサリーです。
チェーン店だそうですが、目抜き通りには決してみないお店

このエリアには昔からのマーケットもあって
訪れた日にはアンティーク市場が立っていました
Kさまはこのソニー製のトランジスタテレビにくぎ付け!

このマーケットの近くには、伝統的な英国の機能ウエア
例えばマッキントッシュのような防寒,防風、防水などの機能に優れた
バーヴォー」「オールセイント」などが立ち並び、アニエスbなども
パリとはまた違う店頭の雰囲気でした。



ロンドンにいらっしゃる予定の方には、ぜひお勧めしたい
新しい顔のイーストエンドです。


ACNEの白、BURBERRYのセーター 、C・KANEのシャツ

2011年10月15日

スウェーデンのデニムメーカーAcneは総合ブランドとしてとみに人気を
高めていますが、今回のコレクションは特に素晴らしかったのは
速報でお伝えした通りです。

片面にミラーを貼ったステージで一人(恐らく)一点のすごい数のモデル達が
足早に歩いたステージだったのですが、全体の印象は
スポーティで清潔で、かつスタイリッシュ

デニムメーカーを脱却し、総合カジュアルブランドとして打ち出す
姿勢は強烈です。

今回の特徴は徹底的にの打ち出しとその配色

純白のセットアップマキシコートワイドパンツなどが多く提案されましたが
クリーンなカラーとラインを、少し緩めに着こなす
レイドバックした雰囲気がストリートブランドならではのカジュアル感。

スカートはミッドカーフ丈の長めが中心
デニム地のマーメイドスカートなんてジュンヤさん以来の新鮮さ
パンツはゴムウエストウルトラワイドが新鮮です。

と言ってもラップ系でないところがさすがにスウェーデンですね。

張りのある薄手のシャンブレーのチュニックは
ミニマルだけどオーバーサイズで緩さが感じられます。

ラメコーティングのようなスカートはその輝きと張りの強さでカジュアル感満載

極め付けのスタイリングはこれ
ハイ&ローとはこれのこと

ライラックのクチュール仕立てのトップスにバイカーズパンツ

他のブランドでも多く見られましたが、
スポーツとクチュールの結びつきは今シーズンのハイライトのひとつです。

バーバリープローサムのコレクションはトリではありませんが
ロンドンコレクション最大のスケールと見せ場となっています。

今回はアフリカントライバルなタッチをカラーと素材で漂わせながら
ウエアラブルで魅力的な服がたくさん登場してきました。

全部好き!と言っても良いほど大好きなコレクションだったのですが

ストローのキャップが可愛かったのは今更、言うまでもありませんが
よく見るとキャップの上にポンポンが付いているのが
なんともキュート!!

ちなみに楽屋ではこんな感じで無造作におかれていました。

なにげにボーダーの配色がエキゾチックで新しいなと思っていたのですが

身頃と袖部分の編み地や糸の太細が変わっていたり
積み木細工のようにプラスチックプレートがアップリケされていたり

シンプルなデザインに3D効果がぎっしりです。

靴はウエッジソールでボーダー、オープントゥーのアンクルブーツは
レザーのパンチング性です。

封筒型クラッチもエキゾチック配色で

 

来春私が着たいのはこれ!!
シンプルなクルーネックセーターに、更紗の巻きスカート

多分一番普通のコーディネート

でも、自分が着るのはこれ
似たような物もう持っているかも知れないけれど欲しい!!!

モダンコンサババランスが絶妙です。

バックステージでも可愛い~
プリントはワンアイテムにしてシンプルに着こなすのがお薦め

ロンドンからパリまでアナ・ウイントァーはこの更紗の
トレンチコートを着ていました。

早いと言うか早すぎる
今年のアナはプリントや柄物のコレクション週間でした。

やっぱりがほどよく欲しい気分ですね!

ロンドンで最も話題の若手デザイナークリストファー・ケーン

日本でインタビューしたときはお姉さん同伴でした。
今でもそうらしいです。

今回はトレンドのシャツをオリガミのような
鋭角的なカットで、刺繍をしたり、パネルを付けたり
いろんなバリエーションを出していました。

スカートは殆どミニ丈でしたが、ジャカードで光沢や花柄を出したり
レース使い等決してマスキュリンなコーディネートはしていないところが
今シーズンらしい気分です。

たくさんのシャツの提案をしたケインですが、オープニングはこれ!

先シーズンのトラッドの象徴チルデンセーターをこういう風に
レイドバックしたバランスに変え
トラッドの表情を新しく見せています。

まだまだ続く今シーズンのハイライト。次号もお楽しみに!


バーバリーはカラフルスポーツ&エスニック

2011年9月22日

ショー会場に入る前にまず、会場の美しさに見とれてしまいました。

ケンジントンンガーデンの緑の木々に映える透明のテント
興奮した空気が伝わってくるものの、ロンドンの静謐な落ち着きも合わさって
独特の風格を感じます。


エントランス近くにはセレブリティをキャッチするための
カメラブースが作られ、それを見ようとまた人だかりが。

早めに着いたのですが、ちょうど「BODEY」のキャンペーンモデルも
到着して、入り口は大混雑。

日本のプレスの人に促されて会場に入るとそこはまたロンドンの
社交界の重鎮達が立ち話。

トップショップのオーナーやヴォーグのオーナージョナサンに囲まれて、
ひときわ目立つ女性はサマンサ・キャメロン

20日の夜にはデザイナーなどファッション関係者を集めて、
ダウニング10(首相官邸)でサマンサ主催のパーティが開かれます。


バーバリーのコレクションアイテムを着たマダムの姿も!
ふっくらした体型のマダムがボディコンドレスを悠々と着ている姿は
ファッション文化の奥深さを感じさせて、私は大好き。

会場のシートにはいま発売されて間もない香水「BODEY」が置かれています。
ロンドン中に大きなポスターが貼られて、さながら「BODY祭り」です。

コレクションは、ストローのキャップをかぶったスポーティな着こなしと、
杏色オークルイエロー、ひざ丈のギャザースカート
パーカ風のミニトレンチをカジュアルに羽織っていたり、
前シーズンと比べると構築性は姿を消しレイヤードこそないものの、
とても軽快な色のリズムとカジュアルな単品コーディネートで欲しくなるものばかり!



後半はエスニックアフリカンテーストの更紗の大柄プリントが
ドレスにスカートに用いられています。

カラー配色が絶妙で、「洗練されたエスニック」と常套句しか
思い浮かばない素晴らしさです。

独特の都会的なセンスと若々しさが漂います


バーバリーがロンドンのトリでもよいんじゃない!!とは私の
勝手な感想ですが、クリストファーは貴公子の風情を持った王者の貫録でした。


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