藤岡篤子BLOG

70年代ファッションってエキサイティング!

70年代とその前の時代との大きな違いは何だと思いますか?
それはラグジュアリーブランドと結びついたファッションアイコン
不在と言うことです

50年代はジヴァンシーとオードリー・ヘップバーン
60年代はカトリーヌ・ドヌーヴとイブ・サンローラン

と言うように、スターブランドには、ミューズ的アイコンがいて
ラグジュアリーブランドと車の両輪のように、
時代を象徴する存在になっていたのです。

ですが70年代は、ファッションがぐっとドレスダウンしていった時代です
ミニスカートサイケデリックの流行を引きずりながら

KENZOのペザント20年代ルックの流行がフラワーチルドレン、
ジーンズ、エスニックと混じり合い、
よりカジュアルに、より個性的になっていった時代です。

平和の象徴は「花」であり、自由の象徴は「ジーンズ」であり、正統派の美しさより
キッチュな「悪趣味って悪いことなの?」と当時のVOGUE誌が特集を組むほど
柄と柄の組合せが増加、同時に新たなエレガンスが生まれ、ゆったりしたブラウスや
ソフトなマキシスカート等、フェミニンな方向へと向かっていった時代でもあります

そのカジュアルさと自由で個性的な雰囲気を体現した70年代のミューズ
ジェーン・バーキン

今でこそ、エルメスのバーキンなんて、ラグジュアリーの代名詞になっていますが
もとはと言えば、当時ジェーンが愛用していた籠バッグがインスピレーション。

ノーブランドの女神です!

このブラウスと緩いワイドパンツの組合せは
なんだかクロエのコレクションを思わせる新しさです。

ハンカチーフヘムのゆったりブラウスに柔らかい素材で仕立てられた
スーパーワイドパンツ。

自由な時代にファッションリーダーであったジェーンは
こんな可愛い白いピンタックとフリルのブラウスにデニムパンツ、
厚底のサンダルを合わせて
さり気ないけれど、まさに70年代そのもの!

そういえば2015春夏コレクションでも、ゆったりした白いブラウスが
パンツと一緒にコーディネートされてすっごく可愛かった!

まるで、当時ローリングストーンズのミックが
コンサートで着ていたようなふんわりブラウス

ミックの方がもっとひらひらだったかも!

ロマンティックで少しエスニック クラフトの要素も
70年代ルックには欠かせませんが

白のクロッシェレースのドレスも当時のトレンド!

大きな編み地もカジュアルで、ジェーンや当時その美貌にもかかわらず、
独身主義を貫いたジャクリーン・ビセットもクロッシェドレスでお洒落を!

エスニックな柄やカフタンブラウス、水玉や花柄の柄同士の組合せも70年代の特徴
サンローランの当時のルックです

ダークな地に大きな花柄! 
サンローランもセリーヌも柄行きは完全に70年代のアーカイブ
インスピレーションですね。

70年代「ある愛の歌」でスターダムに駆け上ったアリ・マックグローも
ファッションリーダーの1人

センターパーツの黒髪にエスニックなカフタンブラウス
太いベルトを締めてパッチワークのドレス等、サブカルチャーの匂いがぷんぷんする
その意味では、正統派70年代ルックです。一体どこの服を着ているんでしょうか?

ヘアスタイルは、まさにアリ・マックグロウのような
ナチュラルロングが主流だったのですが
こんなウィッグをツィッギーがかぶっているのでギョギョ!

なんと、マーク・ジェイコブスのコレクションのおかっぱウイッグと同じ!
マークは70年代の映画「チューインガムを嚙む女の子」から
アイディアをとったと言っていたけれど、
まさかこんな70年代繋がりがあろうとは??

ナチュラルVSウィッグ?!は70年代を表してる?!

そして驚きのメイク!
これは偶然の一致だとしか思えませんが、もし、ニコラ・ジェスキェールが
時計仕掛けのオレンジ」を見てこのメイクをやったとすれば、

す、すごい70年代のサブカルチャーの代表作を
さり気なくコレクションに取り入れたって事ですね!

このアイメイクは、全員に施されていたのではなく、一部のモデルさんだけだったから
ひょっとして主人公15才のアレックスを投影していたのかも、、?!

70年代は、後半「アニーホール」ルックなどが流行し「華麗なるギャッツビー」の
影響もあって、少しずつトラッドの雰囲気が強くなりますが、
そこで注目されるのが、ラルフ・ローレンです

でも2015春夏に関しては、60年代から流れてきたフラワーチルドレン
ジーンズの自由でガーリッシュな70年代前半ぐらいまでが、
最も注目すべき時期に当たるのではないでしょうか?

本当にお洒落の宝庫ですね!LOVE 70年代!

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