藤岡篤子BLOG
CATEGORY : COLLECTION REPORT

ルイ・ヴィトン トルコにインスピレーショントリップ 

2008年秋冬のルイ・ヴィトンコレクションの話題は二つあった。
ひとつめは、オンタイムにショーが始まったこと
前シーズンには1時間半遅れで、コレクションがスタートし、30分後れは常識というパリ時間に慣れた人達でさえ「ちょっとドーなってるの?!」と苛立ってしまった。 ニューヨークコレクションでは2時間遅れたという話も伝わってきていた。
LVMHの総帥ベルナール・アルノー氏が着席すればスタートの合図というLVMHグループの常識も破られてしまったわけだ。
そう言うわけで、2008年秋冬コレクションはマーク・ジェイコブスの名誉挽回がかかっている。08SSのニューヨークコレクションは何と定時に始まったらしい。さてパリコレクションは?こちらは、定時から15分遅れ。つまり常識的開始時刻の15分前にスタートした。マーク本人がステージに立って「もう始めるから席に着いて」と叫ぶ姿をあっけにとられて見てしまった。場内整理をするお兄さん達と同じ白シャツ姿だったので、ひょっとしてマーク?と確認するのに穴があくほど見つめてしまった。
定刻より早く始まる??!という予想外の展開に、遅れて見られなかった人多数、席にたどり着けず、立ってみた人多数、VIPのチャン・ツィーでさえ、ライトが落ちてから滑り込みセーフであった。

二つめの話題はトルコへのインスピレーション

トリップ デザインチームが、トルコにインスピレーショントリップに訪れたという。
コレクションを通して登場した、トルコ帽を思わせる、渦巻き型のヘアアクセサリー(トップが抜けているので帽子と言うより、飾り)や、腰回りにクリノリンを入れたようなスカート、ジャケットの張り出したペプラム、所々立体的につままれている、構築的なシルエットは、トルコのテントの骨組みからインスピレーションを得たという。
カラーは繊細なパステルカラーが主流で「コスメティックカラー」と呼ばれている。このパウダリーな色に強い印象を与えるコンビネーションカラーが「ブラック」だ。コスメカラーに黒のブーツ、ヘア飾りというアクセントが今シーズンを象徴している。

アクセサリー 「イン トゥー ザ カール」
曲線がからみあうメタリックなコスチュームジュエリー 大きく曲線を描く重量感のあるネックレスやブローチ、イヤリングなどが登場。
中でも、ブローグラス(口で吹いて造型されたガラス)をメタルでくるんだこのネックレスは今シーズンの白眉。バロック風でうねるようなメタルとともに手作りの有機感がモニュメントを思わせる威風堂々ぶりだ。
靴は、ロングブーツ、アンクルブーツ、パンプスなど全て16センチヒール。建築的なインスピレーションから取られていて、ウエッジヒールの力強さとスティレットの滑らかさを合わせ持つ彫刻のようなウエッジ。

新作バッグはエンボス加工のコーデュロイ・スェード。
モノグラムモチーフがエンボスされた新作バッグは服と同じコスメティックカラー。ひだまりのような柔らかな暖色で提案されている。
ハンドルはすべてパイソン。

人気のアニマル柄のロングスカーフは継続

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ボッテガヴェネタ2

繊細で官能的な夜空がテーマカラー
クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーはインタビューしたときにコレクション作りでまず最初に発想するのは「色」と言っていました「自分の顧客がどんな色を好むか?」と具体的な顧客の顔を思い浮かべながらまず色を考えそれから、素材、デザインと進むそうです。

創造と職人技のバランスの上に立つクチュール的な考え方と言えるでしょう「大切なものに焦点を合わせれば、真に自由で制約のない感覚、という得がたいものに近づくことができる」と2008年秋冬コレクションについて述べています。

今シーズンの色は前回から引き続き「空の色」
春夏は夕方から暮れてゆく赤みやピンクが主流でしたが
秋冬では、テーマは「夜空」
ブルーやパープル、ムーンライトグレー、ミッドナイトブラック、そしてブラウンや朝焼けを思わせるピンクなどが提案されています

大胆なカラーブロックや黒のトリミングなどの新製品が登場しています。

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村上隆とLOUIS VUITTONのコラボレーション「kawaii」シリーズ

ブログ更新遅れてごめんなさい

もう6月、、2009年も折り返しには入ってしまいました
急ぎ足で前半のイベントをレビューしましょう

GW直前のある夜の表参道

Photo0442.jpg表参道のルイヴィトンブティックの前には、チェックののシャツに腰回りが微妙に太いジーパン姿の、男の子達がぎゅうぎゅうに立っていて、通りの雰囲気とはすごい違和感

いったい何事?ねっとりした羨望の眼差しを向けられながら、招待状をだして、賑わう店内へ。

そうこれは、ルイ・ヴィトン表参道ブティック内で繰り広げられている「AKB48」のイベントを一目でよいから見たい!と切なく願うオタク系男子の集団だったのです


Photo026.jpg村上隆とルイ・ヴィトンのコラボレーション「kawaii」(モノグラム マルチカラー)シリーズが大ヒット。

村上隆さんもこの「スパーフラット」で、ポップアーティストの枠を越えた、独自のビジネス路線を築いた画期的なシリーズでしたが、

この2009年バージョン「スーパーフラットファーストラブ」の完成披露試写会が、店内で公開され、秋葉原のアイドルユニット「AKB48」のパフォーマンスが、花を添えたのです

作詞、作曲はあのおにゃんこクラブの秋元康さん。得意のロリコン路線はますます冴えわたり、アニメの主人公アヤちゃんに扮して平均年齢14才の美少女の一人小野恵令奈が制服姿で歌い踊るのは、これぞJ-POP、日本独特のストリートカルチャーの真髄を感じさせました。


Photo0332.jpgブティックは外観も、店内もカラフルな村上ワールド。ウインドーもLVのイルミネーションで一歩足を踏み入れると「kawaii」世界へワープですCIMG6461.jpg

Photo027.gif今回のシリーズのアイコンはカラフル「パンダ」

大きいパンダがブティックの中心に飾られ、ゲストは一緒に撮影というのがイベントのお約束着ぐるみのパンダちゃんも人気者でした

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そして何より嬉しかったのは、

このパンダのミニがケータイストラップになったお土産!!

ケータイのアクセスコードもこんなに可愛い」

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セルジュロッシ

2008/09秋冬のテーマは「モダン、アーバン エスニシティ」
都会的なモダンさにエスニックな雰囲気を加えたものだ モンテナポレオーネ通りにあるセルジュ・ロッシのショールームは表通りから一歩入ったところを上がってゆく、ミラノらしい石造りの建物。三回にあるショールームはテーマ毎の小部屋に分かれ、まるで美術品のように靴が飾られている。マルチカルチャーをイタリアンシックにアレンジし、セクシーに履きこなすというイタリアらしい女らしさが打ち出される
 
 
 
 
 
 
 
今シーズンの特徴はブライトカラーやグラフィックシェイプに生き生きとした手仕事で刺繍やビジューの縫い取りが施してあるところ。世界のカスチャーをミックスしたコスモポリタンなムードが漂う。ブーツバリエーションが多く、ハンドクラフトを駆使した、装飾的なデザインが多い。ラピスラズリなどプレシャスストーンなどで南米のフォークロアモチーフを刺繍、インディアンビーズやアフリカンアニマルプリントに手仕事を加えてゆくなどエスニックタッチがトレンドになっている
 
 
ブーツはほっそりと長くフィットしたアーキテクトのようなシルエット。
レースアップでぴったりと女っぽいデザインでスカートの下から覗いたらイタリア男でなくてもドッキリしそうなセクシーさだ。
 
 
 
 
 
 
パンプスのヒールは高く12センチ平均
アーキテクトなほっそり見えるカットでシャープな印象を作り、ヒールはクロームからボルドーのダークカラーや、渋いメタリックが付けられる。 フューチャリスティックアプローチで、古典をもう一度発見するという考え方だ。
 
バッグはプレシャスなエキゾティックスキン使いで持ちやすい形をという考え方が継続。アリゲーターやエナメル加工のパイソン、ブライトなサテン使いが主流。ジッパーアクセントやカラーブロッキングもモダンさを引き立てる。クラッチは手袋などとコーディネートで展示され、レディライクのお手本アイテムになっている
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ホーガン、ロロ・ピアーナ展示会  美味しい物もコレクション

同じグループのトッズもそうだが、ホーガンのもてなしは素晴らしい!

また、ランチやティータイムに必ず立ち寄りたくなるのがロロ・ピアーナだ
コレクションの合間を縫って、展示会巡り。

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朝から晩まできつきつのスケジュールなので展示会でお茶やちょっとした食事がとれるのは有り難く、何より嬉しい!美味しい物をちょっぴり!

でも食べたいだけ、丁寧なプロフェッショナルのサーブで供される。

 

初老の背筋がぴんと張ったウエイターが立ち働くのは、若いウエイターの姿より、年季の分だけずっと格好良いのもミラノの特徴だ。

パリでは、ナチュラルフードやカジュアルなカフェ形式が多いがミラノコレクションでは、コーヒーブレイクもラグジュアリー。

レースが惹かれたテーブルに、ベリー類が何種類も美しくアレンジされたり、スィーツがカラフルにショーケースに並んでいたり、目にも舌にもゴージャスなもてなしだ。

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ロロ・ピアーナでコーヒーと一緒にだされたのは蝶々型のお砂糖。

一つ一つにブランドの個性とこだわりが込められたスィーッや飲み物は展示会の花“もう一つのミラノコレクション”だ。

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カシミア専業メーカーとして、テキスタイルでもデザイナーに大人気のアニョーナ。

春夏にはカシミアガーゼという極めつけの逸品を提案し、反響を呼んだ。

夜になると夏でも気温が下がるヨーロッパではサマーカシミアは必需品だ

2008/09秋冬には、カシミアニットと言えば細番手という常識に囚われることなく、バルキーなカーディガンやコートなどを発表した。

カシミアは柔らかく光沢がある繊維だが、細い毛質のため、ピリングが起こりやすい。

そのため細番から中番手(8G~10G)で編み織りをするのが普通だが、今回は写真に見られるようにバルキーカーディガンやロングベストなどトレンドアイテムをフルカシミアコーディネートで提案した。

カラーは暖色系のリッチなベージュ系の組み合わせに統一

ラグジュアリーで洗練されたニットカジュアルは先発のロロ・ピアーナに続く新たな大人のリラックスウエアを提案している

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2008年秋冬ホーガンのテーマは「旅」

1986年に誕生したホーガンはクリケットシューズをベースにしたスポーツシューズブランドだ。同じ会社のトッズがドライビングシューズからスタートしたのと似ている。

2000年にはバッグも登場し、ニコール・キッドマンなどセレブ人気で「ホーガンマニア」という言葉も生んでいるほどだ。

今シーズンのテーマは「旅」

展示会場は航空機内に見立てたインテリアと旅先のクロゼットが作られた。
人気のスポーティなシューズを始め、機能的なデザインのバッグが並び、その横に展示されたのが、今シーズンの特別プロジェクトで作られたレザーウエア。


今回のコラボレーションの相手はサクーン・パニクガル氏。タイ系アメリカ人。パーソンズ・スクール・オブ・デザインで学び、 シグネチャーラインも発表している。
2006年にはヴォーグ/CFDA(米国ファッションデザイナー協議会)ファッション基金の入賞者となり、2007年には、新進ウイメンズデザイナーとしてスワロフスキー賞にノミネートされた新星だ。

「旅」のテーマにあわせ、ジェットセッターのオンとオフにあわせたレザージャケットが中心になった。手の込んだステッチや中綿使い、ニットの組み合わせなど、レザーブランドならではの技術とセンスを発揮している。7月に世界同時発売。残念ながら日本での発売は未定。

ホーガンだけではなく、最近は「バリー」の例にも見られるようにレザー専業メーカーのウエアへの参入が増加している。知名度も売り場もすでに定着している、有名ブランドのアパレル参入はこれからも続きそうだ。

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アートとのコラボレーション

アレキサンダー・マッキーンとクリスト

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ネオダダイストで「梱包アート」で有名なクリストが、マッキーンの舞台の大木をラッピング。薄い布で厳重に巻かれた樹木は、オープニングで発光し、会場は幻想的な雰囲気に変わった。

ジュンヤ ワタナベ

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「ジオメトリックスカルプチャー」のテーマを表現。ラッピングされた顔と頭、ヘアーを担当したのは加茂克也。タワーのように立ち上がったヘアーの中身はジオメトリックな球形やボックスを積み重ねたもの。

ヴェルサーチ

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オランダのコンテンポラリーアーティスト、ティム・ロエロフとのコラボレーション。
イブニングドレスのプリントや会場のヴィジュアルとして流された。90年代のスティーブン・メイゼルの広告写真をモチーフにしたユーモラスなコラージュは段ボール製

リチャードアベドンの写真展もミラノのギャラリーで開催。

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ヴェルサーチの広告写真を80年代から90年代にかけて撮っていた。肖像写真の代表作も多数展示され、見応え充分。

キャシャレルとイーリーキシモト

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新デザイナーに起用されたイーリー・キシモト初のコレクションは、サンジェルマン・デプレのブティックで、展示会形式で発表された。
ウインドウには、馬や招き猫、大仏の仮面のお面(全て東京の東急ハンズで購入)をかぶったマネキンがずらり。山のような人だかりになった。店内には、岸本若子さんのスケッチなどが飾られ、貴重なクリエイションの過程も見られた。

フェンディ 新旗艦店がAVモンテーニュにオープン

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アーティスト ロリス・チェッキーニによる巨大なシルバーボールのオブジェが輝くブティックの奥では、アルノー一族を始め、カール・ラガーフェルド、シルビア・フェンディ、建築デザインを担当したピーター・マリノ等の関係者を始め、ジェイド・ジャガー、クラウディア・シーファー等の華やかな顔ぶれと美味しい料理(さすがイタリアブランド)で大盛り上がり。
だが、PETA(動物愛護団体)の活動が激しく入場には厳戒態勢が敷かれた。

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花のランウエイ エキサイティングなコレクション会場

遊園地やロマネスク様式のアーチ型の天井や柱をモダンに表現したり、エスニックな絨毯を敷き詰めたりと、創造溢れるインスピレーションで

シャネル

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いつものグランパレの会場に巨大なメリーゴーランドが出現。白馬の代わりに置かれたのは、巨大なシャネルバッグやジャケット、カメリアといったシャネルのアイコン。
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近くで見ても精妙な作りで、メイクと同じく柔らかなプラチナ色。フィナーレには実際動き出してモデル達を乗せて廻った。乗ってみたかった人多数あり。

プラダ

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毎シーズン会場のアートディレクションを担当する、オランダの建築事務所レムコールハースのシンクタンクがデザイン。ロマネスク時代の聖堂を思わせる横断アーチ、円筒形基柱などが修道院のような禁欲的な雰囲気に、大胆な傾斜のステージが架けられた。服があらゆる角度から見られることが特徴。全てゴールドにペイントされた。

YSL
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グランパレに白いビニールクロスを天幕のように大きく張り出し、モダンな回廊を思わせる構造。「テンション」がテーマの一種のテント

グッチ

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ビザンチン柄のカーペットを敷き詰め、ステージ横には大きなゴールドのグッチのクレストが飾られた。ゴージャスさはエルミタージュ美術館並み。

D&G

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映画「クイーン」にインスピレーションを採った英国調のコレクションに相応しく、ステージに吊られたカーテンまで全てグリーンのクランタータン「ブラックウォッチ」が舞台を飾った。

バーバリー
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まるで香水ボトルのように、バーバリーチェックに包まれた会場。フィナーレには枯れ葉が雪のように舞い散った。

エルメス

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全長70メートルのカシミール柄の絨毯は、このショーのための特注品。ランウエイからステージの背景まで一気に会場を貫いて敷かれた

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