藤岡篤子BLOG
CATEGORY : COLLECTION REPORT

パープルレディ ミステリアスで官能的なトム・フォード

ポール・スミスのショー会場から歩いて5分ぐらいのところにある
トム・フォードのスタジオが会場です。

周りは黒塗りのリムジンがずらり。

近ずくに連れ、心なしか緊張感が高まり、この日のために
持参したハイヒールで背筋を伸ばして女っぷり??を少しでも
上げて、ショーに臨みます。

トムの描く女性像は高いヒールの靴が似合う女だから
少しでも近ずきたくて、、、!

こんなにコレクションで緊張したのはの
トムがグッチを手掛けていた頃のミラノコレクション以来。
OBSESSION 女性は官能的な生き物であるべきという
強迫観念をかんじるのはすでに、トムの術中にすでにはまっているから。

スタジオの入り口には大きな生け花が飾ってあり
シャンパンジントニックでまずみんな良い気分に盛り上がります。
久しぶりに見た社長のデ・ソーレさんは以前にもまして素敵なおじさまぶりで、
みんなハッピーな雰囲気。

小さな会場にびっしり並べられた椅子の上には
すべてこの白い紙が乗っています
ここでお見せできるのは残念ながらこれだけ、、、。

アナ・ウインターレイチェル・ゾエなどと一緒に
中央の席にはリチャード・バックレイ氏の姿も。
(ご存じだと思いますがトムの長年の恋人で映画「シングルマン」のモデル)

なんだか、すでにトムの世界、
タンゴの音楽に乗ってピンスポットからモデル登場

パープルのスペンサージャケットに裾フリルのミニスカート
菫の花がプリント、そして刺繍してあります。
首元にはゴールドのネックレス

良く見ると黒白のチェッカーフラッグチェックの上に
菫の花のプリント。大きなフープイヤリングもゴールド!
サテンのマーメイドスカートレースアップブラウス、揺れるフリンジ
タッセル、シャーリング、すべてトムが好きなものばかり。

ドラマティックで、官能的、繊細でゴ-ジャス!

見たことがあるテクニックばかりですが、描き出す女性像は
天下一品の新鮮さ!!

そうそうこんな感じで、グッチの時もノックアウトされていたのを
思い出しました(YSLはちょっと違う感じでした)

イブニングはラフィアの短いフリンジが幾重にも重なった
エキゾチックなクチュールドレス

ブラウスやドレスはほとんどがパフスリーブで
カフスはフリフリ!

パープルはロングのトレンチも登場し、
印象はパープルレディ。(青味が強かったからバイオレットでしょうか)

ちなみにメイクアップはリップ赤紫、アイメイクもバイオレットで
神秘的なスモーキーアイズでした。

必死で取ったノートを判読しつつ、また蘇る久々の興奮
心に沁みわたる美味しい水です。

ファッションの醍醐味を堪能しました。

何と翌日にも話題にする人が多く、興奮していたのは私だけではなかった!
トムはフィナーレに上機嫌で登場し、友人に囲まれている気安さか
とても開放的な様子でした。

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ACNE スポーティなミニマル、カラフル

うっとりと興奮しながら次のマシュー・ウイリアムソン、そして
最後にアクネ!!

もともとすごく好きだったのですが、ショーは久しぶり。
ランウエイは細長く側面はミラー張り、客席も鏡に向かって造作してあり、
モデルと同時に映った姿も見える。

視覚的な面白い趣向でした。
長いのでウォーキングは迫力です。

キャップをかぶったり、スポーティな着こなし、アイテムも
ビッグブルゾンビッグパンツなど風をはらんだ
軽やかななスポーツウエアが主流ですが、とにかく色がきれい!

カラーと軽やかと着眼点は、まるでジル・サンダー(両方にごめんなさい
でもデニムが出てくる以外は印象がすごく似ている!!両方とも
すごく素敵って意味ですけれど)

フィナーレは圧巻でした
セーラムグリーン、白、オレンジオーカーイエローコバルトブルーなどが
柔らかいニュートラルと配色され、シャープリラックスした
モダンなスタイリングがミラーに何重も映り込み幻想的な美しさでした。

ごろごろした凄い石畳を歩くしか車に乗る道がなく
ハイヒールにはなかなかハードな帰り道でした、、、

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プレスルームはVery Green

カラフルなスパンコールでカジュアルを仕立てた花柄いっぱいの
Ashashaのショーの後でプレスルームに立ち寄りました。

エントランスにロープが張られて、いつもより厳重、、、。
中に入ってもさほど変化はないのですが
いつも感心するのは使われている銃器や容器が、
ほとんどエコなものを使っていること

ここに映っているものはすべてリサイクルのものばかり


飲み物はなぜかイタリアのラヴァツァのコーヒーマシンが。

ミラノコレクションでは、Illyなんですけれど、、。
エスプレッソをなぜか勧めない、、レギュラーか、カプチーノ??
エスプレッソはあまり飲まない国民性?
かといってお茶を頼む人も少ないし??
ランチはいつもお野菜たっぷりで嬉しいメニューです。

あまり差が良くわからないナッツやチキンが入った
4種のサラダをいただきました。


ロンドン在住のファッションジャーナリストマスイユウさんは
カヴァリのガラディナーに備えて、もう頭にはミウミウのカチューシャというドレスアップ!
ふわふわのマキシスカートでスタンバイ

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ロベルトカヴァリのブティックオープン

ロンドンのもっとも高級ブランド街スローンストリート
ロベルト・カヴァリのブティックがオープン

ショーの合間に挨拶に行ってきましたが、英国にいるというよりまるでミラノにいるみたい!
イタリア人率めちゃ高し!!

みんなロベルト・カヴァリのイブニング着ていて、濃厚なゴージャス感が漂っています。
コレクションで見かけるセレブリティがたくさん来場

何といってもエントランスにロベルト・カヴァリ自身がお出迎え!!
サービス精神旺盛です。

いつもショーのフィナーレで手をつないで登場する奥様も一緒
モデルのエバ・ヘルツコーヴァ、と3ショット

でも私にとっての最高の盛り上がりはビアンカ・ジャガーが普通に
立ち話していたこと。タイガー柄ガウンドレスが似合ってました~!!

「大ファンであなたの写真をたくさん持ってるわ」と話しかけたら
「どの写真?」と聞かれ
「白いパンツスーツやホルストンのドレスを着た写真よ」と
答えたらにっこりと2ショットも撮影させてくれて、雨の中で本当に行って良かった!
ロンドンで多分最高の夜

葡萄の味が濃厚なシャンパンでご機嫌になっていたら、
ちょうどブティックの前に或るフェンディでもパーティが。

こちらはRCA(ロイヤルアカデミー オブ アート)の学生と
コラボした作品を制作実演&展示しながらパーティ

フェンディのバッグ(新作の新品)を壊して
そのパーツで何かしらアート作品を作ろうとする試みで、一緒にいたMさんは
もったいないを連発!!

パーツのストラップを使ってオブジェや、染色した皮から再度「色」を抽出して
その色素でお花を染めてみたり、さすが老舗の遊び心がたっぷりです。

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ヴィヴィアンウエストウッドは食肉市場でショー

フロントローに座っている人にだけ「熱帯雨林を救おう
というメッセージとイヤフォンが配られました。

何が聞こえるんだろう?
ちょっと怖いな、、。

場所はいつもと違ってシティの真中にある常設食肉マーケット
パリでも似たような場所がありますが、装飾が施されたなかなか素敵な建物でした。

 

お洋服はいつものヴィヴィアンと比べると、ぐっとウエアラブルなものばかり
女らしく、グラマラスなお洋服ばかりです。
 

最後にお花を抱いたモデルさんとヴィヴィアンが登場

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セリーヌのアイパッドケースとボンディング

セリーヌのこの秋冬のキーワードはラグジュアリーカー(高級車)

のディテールや木目調のプリント、力強さなど、フィビー・フィロが

今シーズン表現したいことを凝縮すると「高級車」に集約されると言うことです。

コレクションには沢山のボンディング素材が登場しましたが

実は展示会で触ってびっくりするボンディングもありました。

ボンディング無しでは造れないスカルプチャーフォルム

今季のトレンドですが、ここまでボンディングの張り感に

こだわったのはセリーヌがNO1です。

例えばこのアーガイルを思わせる幾何柄のセーターです。

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42ゲージのタイツのような薄さのタートルネックセーターをぴったりと

首にはわせるように着せたのも今回のハイライトでしたが

やっぱり触って驚いたのは,このセーターでした。

素材はカシミアで滑らかな艶のある表面。

でも何だかドロップドショルダーから袖にかけて、

ニットとは思えない張りと固さがあります。

その理由は、裏にムースでボンディングしてあるから。

ポリウレタンのフォームバックが薄くコーティングされ

着ると、カシミアのあの質感ではなくちょっと固い裏地に触れてしまいます。

担当の方も「せっかくカシミアなのにね」と苦笑していましたが

贅沢な物を大胆な切り口で再構築する、フィビーのこだわりを感じました。

もう一つの話題はアイパッドケース

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講演会では、言葉が出てこず、iBookなどと言ってしまいましたが

アイパッドケースがいよいよ登場です。

いまや、どのブランドでもiPhoneやiPADケースはたくさん出ていますが

エキゾチックスキン使いでもないのに、ここまで高価なケースは

セリーヌがNO1です。

日本では多分39万円以上になりそうとのことでした。

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アートとフォルムと音楽と。ジルサンダー

ジル・サンダーのコレクションは、

ミラノの中心にあるスフォルツェスコ城を望む、最高のロケーションにある、

ミニマルモダンなショールームで開催されます

ショーの席に着くとあれっ!見たことある人がお隣に。

ファッションブロガーとして注目のブライアンボウイ

パイソンのコートを着て座っていました。

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ご存知の方も多いと思いますがブライアンボウイは

フィリッピン人で、ブログを見たマーク・ジェイコブスが面白いので

電話が欲しいと連絡してきたといいます。

そしてブライアンボウイはマークジェイコブスはてっきり偽物に違いないと

思いながら連絡したら本人だったというありそうな逸話の持ち主です。

感じの良い人で「サングラス外した方がもっと素敵よ」と言うと

にっこり笑ってすぐ外してくれました。

素顔はお坊ちゃまでした。

今シーズンは彼に代表されるブロガー(自称??)が大量発生

パパラッチのようにプロに混じってスナップ写真を撮り、

プロのカメラマンに向かって「君良いカメラ持ってるね!」などと話しかける。

光景が多々繰り広げられ、プロに「仕事の邪魔!」と嘆かれていましたが

ブライアンボウイは、フロントローに座り、一眼レフで速射砲のように

全ルックを撮影していました。

今回のコレクションのテーマは「ニューダイナミックテーラリング

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デザイナーのラフ・シモンズは一言で言うと「趣味の良いアヴァンギャルド」の人

音楽は先シーズンに引き続き、

バーナード・ハーマンのサイコのサウンドトラックが中心に。

静謐なドラマを盛り上げるようなBGMに呑み込まれそうになりながら

レトロなフード付きスキーセーターに大きなタック入りのタイトスカートや、

スキーパンツの裾ベルトを船底ブーツに通した、

スポーティでほっそりしたシルエット。

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と思えばバルキーだけど、フィットしたニットなど

意表を突かれながらCOOLさに驚くばかり!

そこに、「マキシマイズド」されたビッグボリューム

ダイナミックテーラード」の登場です。

テーラードだけではなくクチュール感。

溢れるスカルプチャーなチュニックやドレスが次々に登場。

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ほぐしの技術を使ったはなプリントや、

大きさを表現する薄く中綿入り のトップスやマキシスカートも新鮮です。

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ラフ・シモンズ日本の素材が大好きで毎回コレクションに

日本の素材が登場しています。

ひょっとしたらこのほぐしもそうかも知れませんね

シャイで知的なラフのファンは凄く多いです。

以前パリのクラブでバッタリ会ったときも恋人を静にでもしっかりガードしていて

好感度がぐっと上がったのを覚えています。

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プラダは60年代のフューチャーと20年代

プラダには珍しく、なんと70分の遅れでスタート

後で聞いたら、直前まで服の登場順番が決まらなかったそう!

クリエイターは自分の世界の表現にとことんこだわりますから

納得できるまで決められなかったのでしょうね。

会場はいつものプラダのショールーム。

今回は2階建てランウエイが中に作られ、日本人は

2階に案内されました。

上から見ると下のステージはこんな感じです。

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グラマー×フェミニンが、公式なテーマです。

1920年代のフェミニンンさと60年代のグラマラスがミックス

されて、20年代のフラッパーを思わせるローウエストのドレス

ひらひらのロングファーオパールのように輝くビッグスパングルなどの

ドレスが次々と登場。

ファーストルックは黒のウールに大きなはめ込みのボタンです
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黒を基調にオレンジのフロント、パープルのジャイアントウインドペン のコートドレス。

手にはオレンジのクラッチと手袋。カラフルだけど、落ち着いています。
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構築的なコートドレス、頭にぴったりかぶったキャップのような帽子などは

60年代のカルダンやクレージュのようなモダンスペーシーな感じです。

60年代的なスペーシーなコートドレス
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ウールのコートにこちらは本物のフォックス
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今シーズンはボタン使いがデザインアクセンントになっています、

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靴は新しいバナナヒールの変形が登場、

バッグは腕にはめる小さなクラッチも登場しています。

詳細は次号の展示会をご紹介するメルマガをご覧ください。

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やっぱりジャケット命 シャネルの魅惑

シャネルの会場はこのところずっとグランパレ。

1900年パリ万博に建てられた鉄とガラスの壮大な建築を縦横に使って

メガトン級のコレクションを見せています。

プチトリアノンや氷山のフェイクファー、

映画の「去年マリエンバートで」のフランス式庭園

は記憶に新しいところです。

コレクションの中日。朝、会場に足を踏み入れると

墨絵のように描いた白黒のカーテンが壁面に張られ

会場いっぱいに、粗いウッドの通路が造られ,そこは炭坑の坑道??

水蒸気が立ち上り、白煙の下には石炭がごろごろ転がっています。\

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シャネルマークの大きなパネルは立っているけれど、

いったいモデルはどこから登場するの?

と、きょろきょろしていると大きなパネルがドラマティックに倒れ始め

坑道とのブリッジに。

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白煙たなびくバックステージから、モデル達が登場です。

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今季はカール・ラガーフェルドの「色に飽きた」発言を受けて

コレクションはモノトーンが中心。

だけど展示会で見るとグレーにはラベンダーメランジされていたり

カラーバリエーションは豊富です。

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今シーズンのハイライトはダブルジャケット

ジャケットの重ね着のように見えますが、実はフェイクレイヤード

中で繋がっています。

展示会でなければ分からないことがたくさんディテールに秘められていました。

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バッグやブーツもダブルで繋がり、ニットとメンズシューズが接続したブーツや

クラッチとショルダーがついているダブルバッグなども登場し

ダブルファンタジー」がたくさんありました。

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シャネルはこういうトップシークレットのアイディアを惜しみなく

展示会で披露してくれます。

コピーされるのは、本物の証し」というココ・シャネルの

精神が脈々と息づいているようです。

フィナーレも幻想的でうっとりしてしまいました。

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