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PRADA砂糖菓子のように甘く女らしく!

2015年3月5日

プラダのコレクションの魅力は、会場設定から始まっています。

今回は、「宮殿のようなイメージで奥行を出したかった」という事で、天井高も、
間口も、奥に行くに従って少しずつ小さくなるという、遠近法を使った造り。
それぞれの部屋は、砂糖菓子のようなドラジェカラーで作られています。

そこに、ガレージのようなメタルが張られ、宮殿とは言いながら、
未来都市的な雰囲気の中で、コレクションが開かれました。

今回のテーマは「女性の甘さ、女らしさを表現しながら、
フェイクとリアルを対比させる」というもの。

女らしさへのこだわりは、わかりやすく
例えば、二の腕の遥か上まで長いグローブのコーディネート。

カラーも服と同じドラジェカラーで、トータルカラーやカマイユ配色で、
上品な雰囲気です

リボン、刺繍、3Dアップリケなどクラフトワークも多く、フェミニティの表現は、
決して難解ではなく、わかりやすいクラッシックな技法が多く使われています。

プリントは「モレキュールプリント」
粒子のような不思議な粒々感が立体的に散りばめられます。

女らしさも、40年代から50年代のレトロな雰囲気がベースになっているので
ブローチや髪飾りなど古典的な女性の装飾品が多く登場しました。

シルエットは構築的なスリムシルエットで、
ダブルジャージーのネオプレーンを中心に張りのあるシャープなライン。
特にパンツは「レギンス」のような細身が特徴です。

レザーも今回は特に多いのですが
カラフルなオーストリッチが、ドラジェカラーから
ピーコックグリーンやレッドまで登場。

アイテムもバッグや靴などの小物、雑貨だけではなく、
ジャンパースカートやコートまで幅広く登場しました。

いつも感動的なプラダのコレクションですが、会場や音楽も含めて、
完成度の高い素晴らしいパフォーマンスを堪能しました。

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