ドリス・ヴァン・ノッテン 絶品のゴールドとラッフル
2013年9月27日
前シーズン、国宝級の建造物オテル・ド・ビルでコレクションを開催した時
入場制限をしてしまい、招待状を持ってる人も、締めだされていました
その反省か、今回はセーヌ川のほとりにある大きな会場でのコレクションです。
みんなゆったりと座れ、遥か彼方からゆらゆらと現れるモデルに
何だかデビュー当時のドリスを思いだしてしまいました。
大きな会場の客席の向かい側には、きらきらと輝くゴールドが
日本の屏風のように壁面を覆っています。
ファーストルックは白のドレスにゴールドの大きなラッフルがついた服!!!!
前回までの「フラワー」に代わって今回「ラッフル」が服を彩ります。
モダンな白の膝丈ドレスにのサイドとバックが大きなゴールドラッフルで縁取りされています
そのあとも得意のオーバーサイズのゆったりしたコートやトップスが続き
ドリスが大好きなエスニックモチーフのボーダーやビーズフリンジのディテールが
トップスのヘムのあちこちに施されています。
まだ展示会に行っていないのですが
きっとそれぞれ意味のある装飾だと思います。
早く聞きた~い!!
このところ継続している「フローラル」は黒地のサテンにロココ調の大きな花柄が描かれ
またジャカードも同じ柄でたくさん提案されています。
トップスが花、ボトムがジャカードという組み合わせが基本になっています。
トップスを締めるのは「帯締め」のような細いベルト
お花柄は大きい簡潔なものか3Dのコサージュ
黒のニットにも大きなラッフルが横切り、先シーズンのオーストリッチを思わせる迫力です。
赤黒、ペールオークルに黒と黒はアクセントカラー
「3D」というキーワードは、ミラノでもたくさん出ていました。
「モダンロマンス」と大きく見出しが躍ったドリス・ヴァン・ノッテンのコレクションは
もう観客の心をわしづかみです。
フィナーレには金箔が施された長いランウェイをバックにモデルがずらりと並び
ギターのソロ演奏をバックに、ゆっくりと全てを見せてくれました。
これに続くニナ・リッチ、ランヴァンでも「白」と「キラキラ」が驚くほど多く
パリはパリ!!!!!!!という独特な感じです。