RAF SIMONSのメンズワンピース uccieのつぶやき
2013年6月28日
メンズコレクションはパリに舞台を移し、いよいよ佳境
トレンドもある程度の方向性が固まってきつつも、パリのどんでん返しの可能性が!
パリの最初はChristian DiorのウィメンズデザイナーのRAF SIMONSから
前シーズンも後ろ身頃にスカートディテールのチェスターコートなど、
近年のラフはクロスジェンダーを感じさせます、特に春夏はその傾向が強いです
今シーズンは近年チャレンジしていたクロスジェンダーの集大成とも言えるシーズンでした。
ファーストルックは膝上まである、ポロワンピ…そう!完全にワンピースです
パンツも合わせず、男らしくワンピ一枚で勝負。ワンピですが
素材はラフが得意とするジャージー素材で、体に沿った綺麗なシルエットが際立ちます
メンズの骨格に仕立てられたワンピースは新鮮なフォルム
ベルトでウエストマークする着こなしなどは、レディスのトレンドでもよく見られます
前立てはワンピ丈に合わしてかなり長め、腰上ぐらいまでありそうです
ビッグサイズのポロシャツと見れば…チャレンジ可能!?
ポイントなのは大きめのメタルボタン!強めのカラーと合わせることで
フェミニンになり過ぎず、洗練された雰囲気に!
ロングのポロシャツはバリエーションも豊富!
こちらはビッグトップスで、かなりの裾広がりのシルエットはチュニックのようです
まあ、パンツを合わせるだけでかなりの安心感あります
ビッグサイズのポロシャツには、シャツのレイヤードを提案してます
トレンドのシャツ×シャツはここでも登場、ボーダー×チェックの柄重ねもトレンド!?
個人的にはラフといえば、黒のジャケット!そのジャケットに変化が
定番は極細ラペルにウエストをシェイプした、シャープなシルエットが主流でしたが、
14SSではラペルは大きく、カットラインは丸めのフォルムでよりフェミニンに!
ウエストの位置も高く、レディス感を盛り込んでます。
ジャケットにもメタルボタン、裾広がりでゆったりシルエットのラフは新鮮!
ミニスカートやロングタンクトップと合わせると、より一層フェミニンです
ラフシモンズの定番といえば、もう一つ!ポッププリント!もちろん揃ってます!
…何から紹介したらいいのやら、今回はかなり飛ばしている模様
まず、飛んでます
足ピーン腕ピーンと美しいフォームでダイビングのプリント
ドットに車にメッセージプリントと1枚で色々おいしい仕様となっております
バックのプリントもやっぱりダイブ…ラフもダイブしたい心境なんでしょうか
ドリンクのボトルプリントも大胆にレイアウト、インパクトあります
一番爆笑…グッときたのは、謎のナイロン押し!SUPER NYRON!のメッセージ
俺、超ナイロンなんだぜぇ~と見せびらかしたい…
果たしてSUPER NYRON とはなんなのでしょうか…素材好きのラフだけに謎は深まるばかり
アーティストのコラボか調べたのですが、情報は見つからず…続報待ち
シューズはグラデーションのローファーと、
近未来感のロボットのようなブーツ、スニーカーの2分化
スニーカーは5年ぐらい前から同じ型なので、既視感があったりもします。
アディダスとのコラボも同じ形なんですよね~…もう少し捻りが欲しい!ベロクロ復活に期待!
uccie的にはコートがイチオシ、チェスターコート!毎年外れ無し!
このルックが少しスクール感もあって、一番ラフらしい気がします
ショルダー、いわゆるヨーク部分切り替えのコートもかなりのAライン
ロング丈のインナーとスリムパンツでのスタイリング
今回のラフシモンズにはかなりのチャレンジのはず…
でも、なぜか凄くラフらしさが出ていたコレクションだと、個人的に思いました!
レディスを強く意識させるアイテムが多いなかでも、あれ?これ着れるかも?と思わせるのは今までのメンズの体の構造を把握した、カットワークが生きているからだと思います。
ロンドンでもジェンダーレスの服が登場しまくりですが、ラフは完成形!
実は、ディオールのクリエイティブディレクター就任してから、自身のRAF SIMONSでは
フェミニンなコレクションを発表することが多くなりました。
ディオール就任がラフにとって、色々と影響を受けているようです。