スローンな正統エレガンス! ヴィヴィアン
2013年2月21日
いつもは、伝統的な英国らしい歴史的な建造物を会場にして
自分のアヴァンギャルド性とのコントラストを見せつけるヴィヴィアンですが、
今回選んだのは、スローンスクエアという英国の富裕層が集う街。
元ダイアナ妃も、この近辺でショッピングや食事を楽しんでいたことから
「スローンレンジャー」と呼ばれていました。
スローンスクエアにあるミニマルな内装のギャラリーでした。
あまりの簡潔さにアレッと思っていると、やっぱりヴィヴィアンの
ショーには、独特のお客様が来ています
おそらく60年代に青春を送ったと思われる正体不明な人
あるいは、その年代のママとむすめetcなど客席を見るのも楽しみです。
ショーのオープニングは大胆なボーダーのコート
この後、ブルーを基調にしたゼブラ柄などのコートが続きます。
カラーパレットは、ブルー、ティールブルー、ミッドナイトブルーなど
ブルー系のバリエーション、そしてグリーンを合わせる配色が気になります。
ダークパレットはブラウンというより、暗紫色の深い色合いや、トープ、グレーなどが登場、
重いカラーが消えたのが、全体を軽快な印象に変えています。
甘いローズピンクは白と合わせたり、プリントにしたりかなりフェミニン!
このピンクは今季大人のピンクとして、ロンドンでもたくさん出ています。
最後のカクテルは、リッチな光沢感を持つスパンコールやメタリックが
ドレスが増えていたり、膝丈が主流だったりリアルクローズでありながら、
優美さがあふれています。
ヴィヴィアンの真髄は、奇想天外な驚愕メークにカモフラージュされた
エレガントさにあると思います。
今回は、ヴィヴィアンも、わりと地味な登場でした。