ドルチェ&ガッバーナ 海、太陽そして愛 ハンドメイド
2012年12月18日
続いて向かったのが、同じく表参道にあるドルチェ&ガッバーナのショールーム
入るなり、コレクションでBGMになっていた「メルヴィヨーゾ(イタリアの国民的な名曲)」が
鳴り響き雰囲気はもうシチリア!(ちなみに私のコレクション講演会でもBGMにしていました)
テーマは、ドメニコの故郷であり、2人が愛して止まないシチリアと地中海の海と太陽
そしてお約束!!アモーレです
明るく、生きる喜びに溢れたドルチェ&ガバナの世界は
私は、大好きです。いつもショーを見るたびに元気をチャージして貰っている感じ!
ショールームの入り口にディスプレイされていたバッグや靴も
カラフルなハンドメイド(今シーズンのテーマでもあります)
ラフィヤ使いがリゾート気分を盛り上げます
少し奥に入ると、まるでミラノのアトリエのように、たわわに実ったオレンジの木とともに
コレクションのイメージマップが飾られています
地中海的なもの、イタリア的なもののイメージ写真の中に何と1962年フランス映画の名作
「突然炎のごとく(ジャンヌ・モロー主演、フランソワ・トリフォー監督)の写真を発見!!
きっと彼らの青春時代に強い影響を与えられたのでしょうね!
よく見て行くと60年大活躍した女優クラウディア・カルディナーレやシチリア特産の
カルタジローネの陶器等、今シーズンのインスピレーションが一目瞭然!
こういうプレゼンテーションは、世界観が伝わり興味深いです
ミラノのショールームに伺うときは、いつもコレクションの直後ですから
とにかく服の山なんです。だからマップなどはなかなか見られないので、、、。
今回はコレクション講演会の時にご説明しましたが
服のテーマはシチリアに伝わるストリートで行われる伝統人形劇
闘いがテーマの劇が多いのも、ギリシア、カルタゴ、ローマ、イスラムと戦い続けた
シチリアの歴史が伺えます
ドレスも緞帳を思わせるドレープが描かれ、甲冑姿の騎士の人形が描かれています
雄壮だけどユーモラス!
もう一つのテーマは、リゾートの雰囲気満点のボーダーとストライプ
これが近くて見るとプリントと思った物が、何と手描きだったり、
先染めかと思った物がプリントだったり!!
やっぱり気が抜けません
上下同じ柄でも、トップスがシルク、ボトムがキャンバスなどテクスチャーが異なったり!
D&G最後のコレクションを飾ったスカーフプリントも
今回は、ティートップスでシチリア柄が描かれ、継承されています
コレクションのフィナーレを飾ったシチリア特産の籐細工。トルソーが飾られていました
例えリアルでなくても、これがなくちゃ始まりませんものね!