ACNEの白、BURBERRYのセーター 、C・KANEのシャツ
2011年10月15日
スウェーデンのデニムメーカーAcneは総合ブランドとしてとみに人気を
高めていますが、今回のコレクションは特に素晴らしかったのは
速報でお伝えした通りです。
片面にミラーを貼ったステージで一人(恐らく)一点のすごい数のモデル達が
足早に歩いたステージだったのですが、全体の印象は
スポーティで清潔で、かつスタイリッシュ!
デニムメーカーを脱却し、総合カジュアルブランドとして打ち出す
姿勢は強烈です。
今回の特徴は徹底的に白の打ち出しとその配色
純白のセットアップやマキシコート、ワイドパンツなどが多く提案されましたが
クリーンなカラーとラインを、少し緩めに着こなす
レイドバックした雰囲気がストリートブランドならではのカジュアル感。
スカートはミッドカーフ丈の長めが中心
デニム地のマーメイドスカートなんてジュンヤさん以来の新鮮さ
パンツはゴムウエストのウルトラワイドが新鮮です。
と言ってもラップ系でないところがさすがにスウェーデンですね。
張りのある薄手のシャンブレーのチュニックは
ミニマルだけどオーバーサイズで緩さが感じられます。
ラメコーティングのようなスカートはその輝きと張りの強さでカジュアル感満載
極め付けのスタイリングはこれ
ハイ&ローとはこれのこと
ライラックのクチュール仕立てのトップスにバイカーズパンツ
他のブランドでも多く見られましたが、
スポーツとクチュールの結びつきは今シーズンのハイライトのひとつです。
バーバリープローサムのコレクションはトリではありませんが
ロンドンコレクション最大のスケールと見せ場となっています。
今回はアフリカントライバルなタッチをカラーと素材で漂わせながら
ウエアラブルで魅力的な服がたくさん登場してきました。
全部好き!と言っても良いほど大好きなコレクションだったのですが
ストローのキャップが可愛かったのは今更、言うまでもありませんが
よく見るとキャップの上にポンポンが付いているのが
なんともキュート!!
ちなみに楽屋ではこんな感じで無造作におかれていました。
なにげにボーダーの配色がエキゾチックで新しいなと思っていたのですが
身頃と袖部分の編み地や糸の太細が変わっていたり
積み木細工のようにプラスチックプレートがアップリケされていたり
シンプルなデザインに3D効果がぎっしりです。
靴はウエッジソールでボーダー、オープントゥーのアンクルブーツは
レザーのパンチング性です。
封筒型クラッチもエキゾチック配色で
来春私が着たいのはこれ!!
シンプルなクルーネックセーターに、更紗の巻きスカート
多分一番普通のコーディネート
でも、自分が着るのはこれ
似たような物もう持っているかも知れないけれど欲しい!!!
モダンとコンサバのバランスが絶妙です。
バックステージでも可愛い~
プリントはワンアイテムにしてシンプルに着こなすのがお薦め
ロンドンからパリまでアナ・ウイントァーはこの更紗の
トレンチコートを着ていました。
早いと言うか早すぎる
今年のアナはプリントや柄物のコレクション週間でした。
やっぱり柄と色がほどよく欲しい気分ですね!
ロンドンで最も話題の若手デザイナークリストファー・ケーン
日本でインタビューしたときはお姉さん同伴でした。
今でもそうらしいです。
今回はトレンドのシャツをオリガミのような
鋭角的なカットで、刺繍をしたり、パネルを付けたり
いろんなバリエーションを出していました。
スカートは殆どミニ丈でしたが、ジャカードで光沢や花柄を出したり
レース使い等決してマスキュリンなコーディネートはしていないところが
今シーズンらしい気分です。
たくさんのシャツの提案をしたケインですが、オープニングはこれ!
先シーズンのトラッドの象徴チルデンセーターをこういう風に
レイドバックしたバランスに変え
トラッドの表情を新しく見せています。
まだまだ続く今シーズンのハイライト。次号もお楽しみに!