ディオールは、白、小花、ロマンティック
2014年9月29日
ディオールのコレクションは、これまでルイヴィトンがテントを張っていた、
ルーブルの中庭に、な、なんと鏡張りのテントを張って
廻りのルーブル宮を映し出すという、素晴らしいアイディアで、
まず息をのませました。
鏡張りなので、モダンな趣向にクラッシックな建造物がゆがんで映り込み、
迷宮に迷い込んだような不思議な感覚に包まれます。
なかはいくつかのサロンに分かれています
まずトップに登場してきたのは、「白」!
パリに入ってからは、このオプティカルな白のオープニングがとても目立ちます。
全身白のこーディーネート!パンツスーツから
シャツドレスまで、力強く、清潔感とシャープさがあふれる白。
中盤から白にアイボリーやペールなスカイブルーが加わり、デリケートなニュアンスのあるペザント風の小花柄のプリントや刺繍が加わってゆきます。
70年代のペザントルックを思わせるファンタジーな雰囲気です。
風をはらむように揺れる透ける素材はロマンティックで、
夢見るガーデンガールのよう!
ムッシュのニュールックを思わせる大きく膨らんだバッスルスカートも登場し、フィット&フレアーのシルエットを強調しています。
ディオールの伝統はどんなモダンな解釈にもしのばせてあります。
フィナーレは、イブニングドレスではなく、ラフ・シモンズが大好きな
カラフルメタリックサテンのロングベストを着た、
白いTシャツと黒のバミューダパンツのカジュアルだけど
最高にスノビッシュな大人のカクテルルック!
スタイリッシュなエンディングでした
展示会はまだですけれど
正確な情報は、またその時に!
今回はアナ・ウインターをあちこちで見つけました
プラダだけではなく、ルイ・ヴィトンをよく着ているのが
なんとなくアナらしいというか、らしくないというか、、!
まあどちらもよく似合っていましたが!
一生懸命お仕事をしている感が伝わってきました。