藤岡篤子BLOG
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2012秋冬最強のレザーはオーストリッチ

この秋冬はブラキッシュな雰囲気の中で光沢、艶、輝きがなによりも大切
レザーもまだヴィンテージ風のむら染めなどは残っていますが
艶々のクリスタルレザーがバイカーズジャケットから、乗馬パンツまで
用いられているのはご存知の通りです。

中でもトレンド最先端はオーストリッチ
これまで年齢の高い高級ゾーンのお財布やバッグなどのイメージが
強かったオーストリッチですが
今季はルイ・ヴィトンを始め、ラグジュアリーブランドに若々しく
カラフルに用いられ始めました。

例えばルイ・ヴィトンでは、ウールコートやジャケットのお袖として
部分使いされたり、これまでなかった新鮮さ!

ビジュー刺繍の華やかさに負けない高級感が漂います。
オーストリッチ(ダチョウ)は、古代エジプトでは義のシンボルとして、またシリアでは
聖なる鳥として扱われてきたそうです

上流階級専用だったオーストリッチを高いイメージを保ちながら
世界的に広めてきたのは、南アフリカのオーストリッチ産業界です。

エルメスを始め、ラグジュアリーブランドの殆どが南アフリカの
オーストリッチを使用しているとのことです。

幅広のテーラードジャケットやスタジアムジャンパーまで、今季は
お洋服に驚くほどたくさんのオーストリッチが登場しています。

バッグもスクールバッグ風のボックス型が、ソフトタイプからかっちりタイプまで
数多く提案されてます。

口金が付いた縦長ハンドバッグや旅行カバンまで登場!
テクスチャーが特徴的なのでシンプルなデザインが映えます。

ラグジュアリーブランドのみならず、若い層にも注目されていて
ミラノのマランゴー二(ドメニコ・ドルチェもここの卒業生)の学生による
オーストリッチ製品のコンテスト

また日本の文化服装学院の学生によるデザインコンテストなど
世界中の若者にも、新鮮な素材として受け取られています。

私も審査に加わったのですが、こんな風に様々なアイディアが提案され
どれを選ぶかが一苦労!

実物も、素敵でした。ものおじしない若い感性職人技がコラボレーションした
素晴らしいバッグが完成。

タマゴからアイデアをとった、このほのぼのとしたバッグがグランプリです。


雑誌GINGER7月号では、この日本の学生が魂を込めてアイディアを出した
オーストリッチのバッグを紹介しています。
今月号ですから、是非ご覧なって下さい。


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パンナムの制服は究極のユーティリティ

まだまだトラッド絡みの清潔感品位のあるリアルクローズは
2013春夏も重要ですが、伝統的なスポーティさだけではなく
少し40年代~70年代のヴィンテージの要素が入ったフェミニンさ
加えるさじ加減が大切だと思います。

秋冬に登場したユーティリティ40年代のかっちり感の先にあるトレンドとして
資料を捜していましたが、ありました!

これです!!!

60年代黄金期のパンナム

いま世界中で大ヒット中のテレビドラマ「パンナム」からとった写真です。
私は乗ったことはありませんが、言葉に響きとしては「バービー」と同じくらい懐かしい!

正式にはパンアメリカン航空 通称Pan Am パンナム

ざっと説明しますと
1927年に設立、1991年に会社破産し、
知名度を生かすべくブランドとロゴ使用の権利を持った会社によって
一時的に復活したものの、2008年で運行停止

世界最初の超大型ジェット旅客機の導入、初の世界一周路線、ビジネスクラスの導入など
現在の航空会社のビジネスモデルにもなっていました。

先日2012年秋冬のディースクエアードの展示会に行ったときも

「これってパンナムのスチュアーデスみたいでしょ!」と
何回も単品コーディネートを説明で言われたし、さすがディースク…早いですね

何だかすご~く最近耳にするパンナム…
念のためもう一度ディースクエアードご覧いただきますね。
70年代のニュートラの基本みたいですね。

最近またリバイバルした「ハッピーフライト」のグィネス・パルトローのCAルックも
クレージュみたいにモダンだけど、制服って改めてカッコ良い!

ミリタリーやオフィサーというメンズのインスピレーションではなく
キャビンアテンダントと言うのが盲点でした

テレビドラマのパンナムは、60年代黄金期のパンナムが舞台
CAやパイロットなどが登場しますが、制服はオリジナルを忠実に再現、
コルセットやガードルまで再現されているそうです。

昨年の9月にアメリカで放送が始まったのですが
第一話で、1100万人以上の視聴者を獲得する大ヒット、107ヶ国で放送が決定し
スェーデンでは、外国ドラマの一話として史上最高の視聴率を記録したそうです。

日本では、今年の3月にBS放送「IMAJICA BS」の開局金番組としてOAされています
個人的には、ご贔屓のクリスティナ・リッチが主人公なのが嬉しい!

秋冬には、テーラードのワイドラペルに白シャツのコーディネートがでていましたが

セットアップしながら、固苦しさがなく、きちんとして清潔感もあり。
2013年春夏には、秋冬の40年代調に引き続きこんなニュートラッドの
バリエーションが出てきそうで楽しみです。

ついでに気になる50年代調
今日ロンドンのセルフリッジからサーマーフェスタ
」の案内が届きました。
こんな可愛いポスターです。

エリザベス女王の即位60周年、結婚60周年を記念した
ダイアモンドジュビリーにあわせて、1951年から1953年までの
英国ファッションを特集したフェアを開催するそうです。

5月から6月にかけたロングランのフェスタです、、、
行けなくて残念~!!

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黒とレザーの完璧ジェントルマン ルイヴィトンとYSL

Louis Vuitton

キム・ジョーンズになってからマスキュリン度が高くなっているルイヴィトンのメンズ
今回のテーマは「パリ・東京・ナイト

正統派のキャメルのメンズコートに始まって、大きなLV柄のブランケットコートの
バリエーションは、ルイヴィトンの象徴的なモチーフ
実はわたしもかなり前のこのブランケットコート持っています。

そして、キム・ジョーンズの「東京」の解釈にちょっとびっくり!
キモノ」登場です!
作務衣
スーツから、ジャケットの下にはベストの代わりに、キモノ風の打ち合わせが
覗き、スカーフもまるで半襟に見える巻き方、、、。  by fiorina

ファーストルックはキャメルのポロコートからスタートした今シーズン
注目は着物シャツ!他にはブランケット地のコートやストールなどの一風変わったアイテムも

着物シャツ…カッコいいです。タイドアップしたシャツの相性いいですし
カーディガンよりVゾーンが狭く、チラっと見せることが出来るので差し色とかにも使える!?
ヴィトンなのでお値段が心配なので、ウールとかで自作してしまいましょう!w by uccie

ミラノから引き続き、首回りや胸元の提案が新しい!
もちろん着物シャツもですが、ファー毛皮も見逃せません。あったかそう
デカストールも厚手でズッシリとした素材で、迫力のボリューム
私見ですが首回りにボリュームをおくと、全身のコーデがまとまる気がします。
ゴツめのブーツと着たりするのが好きです。ただ電車内は暑いです。by uccie

 

巻きもの相変わらず強し!!

レディスでは人気爆発のスヌードですが、メンズにも毛皮で登場
顔を覆うほど高く深々と巻いたブランケットストールは新鮮!

これまでは、ぐるぐる首回りを巻くナチュラル巻きが主流だったので
メンズにも、巻き方指南がこの秋は必要?
レディス以上に首もとのおしゃれ感強しです  by fiorina

やはり気になるのは、ネック廻りのコーディネート
ミラノでも、正統派のエレガントな服と、ネック廻りの重ねアクセントが作る
コントラストが、カジュアル若々しさを演出していました。

ルイ ヴィトンでは、キモノ風の打ち合わせの下に、
かっちりビジネスマンらしいシャツとネクタイが覗いていたり、
柄スカーフを半襟のような付け方をして「tokyo」ムードを高めています。

胸ポケットにポケットチーフを入れたり、ピンバッジを付けたり
ジェントルマン
風の着こなしは完成度を高めるばかり!!
この秋って、男の人はキチンとエレガンスが鉄板??
しかもドレッシー、このキモノ風は、日本人には難しいかもですね。

とは言え、伝統の重ね着、ウール素材の本格的冬仕様ですから
節電ビズは恐くない!!by fiorina

もう一つ気になったのは、ミラノでも提案されていた
ステッチのないダウン
のバリエーションです。

ダウンはまだまだ行けるアイテム、だけどキルティングにはもう飽きてきた、
こんな今の気分にぴったりなのが、ステッチなしのダウンです。
リキッドのような光沢サテンはミッドナイトブルーで光っていても

シックな高級感が漂います。
一格上のコートとしてレディスででたら絶対欲しいな〜!

留め具はかっちり金具使いでヘビーデューティ気分が満載!
マウンテンパーカ
などスポーツアイテムは来年の春にも期待されていますが
この秋冬にはタートルネックなどと合わせ(しかも裾はパンツの中にイン???)
スーパー80年代的着こなし 秋葉系にならないよう細身の方に

お薦めの着こなしです。
by fiorina

PARISやTOKYOの文字が装飾されたベルト。直球でいいですね。
シューズはスウェードのスリッポンに綺麗なパープルに★のエンブレム
プリーツのスラックスにアンクル丈でこのボーダーソックス!色味が素晴らしい!
レースアップはメタルプレートをあしらってよりエレガンスに仕上がってます。by uccie

 

Dries Van Note

メンズでも「オレ流」のドリス ヴァン ノッテン
ドリスといえば、やはり色柄のユニークさを抜きにしては語れません

レディスでも、このサイケなモチーフ出そうです。
柄物のアウターを着たメンズ可愛いです。
東京ボーイズには受けそう  by fiorina

 
オランダ人アーティストのGijs FrielingJob Woutersによるペインティングの中行われたショー
テーマは「サイケデリック・エレガンス」とのこと

プリント柄はサイケでカラフル!黒と組み合わせることにより、どこか落ち着いた印象
持ち前のテーラリングが生きてきます。でもちょっと冬に着るには気合がいりそう…
一番右のボア衿が大きめのアウターがほしい!首元がややルーズなとこなど魅力たっぷり。
by uccie

全体を見ても大きな衿が目立ってました。11-12AWでも片方の衿がけファーつけてました。
衿の素材を変化させるディテールは注目です!パっと見でも違いがわかるのも重要ですね

モヘアとジャージーのコンビネーションのブルゾンやボア衿ブルゾンはミリタリー調
機能性に防寒とすぐれたミリタリーはやはり今シーズンも外せないかと!by uccie

 

Yves Saint Laurent

今シーズンは「」のオープニングが目立ったシーズンで
黒のスーツ、チェスターコートを始め、英国調が多く、
メンズはますます正統派の匂いが強くなっています。

黒いレザーも目立って増加しています
傷ひとつないクリアーでピカピカのレザー。
一時期のダメージ加工なんて側にも寄れない感じの完璧なレザー。
大人の「紳士」「貴族」「成功者」、、のイメージがプンプン匂います。

精神的にも、経済的にも完成度の高いメンズになりたい?目指せ大人の男!
「大人の女」はもう言い尽くされているので、次に来るのは
古くさくない「大人の男」かな〜!

それにしても、ファッションは守りに入ってますね
だからこそ、ディテール素材感カラーアクセントが重要になってくると言うことですね
レディスもそう来るのでしょうか?   by fiorina

イヴサンローランのテーラード技術がぎっしり詰まったコレクションは
全ルックレザーを使用しており、カラーは白黒グレーのみ!とてもシック
ジャケットにパンツ、白シャツに黒タイと王道アイテムが続きますが
テーパードパンツアンクル、なによりもレザーの使い方に目がいきます。by uccie



レザーはトリミングやフラップポケットなどの細部にも使用されています。
…こうどうして、トリミングとか細部のデザインにグッときてしまうのでしょう?
ダブルでとてもフォーマルですが、レザーの光沢がマッチしてます。

アンクル丈に相性抜群のローファーメタルプレートをあしらっていて
この丈にローファーやスリッポンは注目ですね~と、なればソックスもうまく合わせたいところ
by uccie

レザートリミングは絶対レディスでも来そうです  by fiorina

 

フォーマルやエレガンスを軸に置き、より大人っぽくなったパリコレクション
黒などのベーシックな色使いが大多数で、やはりやや守りなんでしょうか…?

いやいや、細部のディテールにネック廻りの新しい提案、
タイドアップしたシャツからのレイヤード、レザーやファーなどの素材を多く使用したり、
シューズのメタル装飾とパンツ丈とのバランスに…etc
見れば見るほど見返したくなる、素晴らしいショーが目白押しだったと思います!

この上がった気分のままレディースにも期待したいところ!

 

 

 

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2010/11秋冬はこれが決め手!

ときおり涼しい風が通りすぎて、秋の気配を感じさせます。
夏休みはいかがでしたか?今年後半のパワーチャージできましたか?
私は、9月9日(東京)10日(大阪)に開催する2010/11秋冬スタイリングセミナーの準備で大忙しの晩夏です。

もちろん頑張るためにちゃんと充電してきました。
どこでチャージしてきたかって?それは秘密!世界最大のパワースポットでエナジー満タン状態です。

今週は、来年秋冬のファッションの流れを読み解くためにスタイリングセミナーのさわりをご紹介したいと思います。

エレガンスとかクールセクシーって言葉にちょっと飽きてきていませんか?

表面的なスタイルや格好良さももう新鮮さを感じられず、ゆるりとしたリラックス感のなかでくつろぎながら、楽しさ喜びをファッションから感じたい。
癒しなどの言葉も飽きてきました。もう当たり前だからです。
ファッションは、時代の精神を敏感に感じ取りながら、一歩先の新しさをまとうところに醍醐味があります。時代感覚とつかず離れず、だけど見たこともない新しいアプローチで表現されるからこそ過去のアイディアがリミックスされたりするわけです。

2010年秋冬のトレンドを考えるとき、一人重要なデザイナーが浮かび上がってきました。

perryellis.jpgPerry・Ellisです。80年代にレナウンと契約した当時東京で開かれた来日パーティで私は舞い上がって、ツーショットなどを撮った経験もあり(宝物!)、思い出深いデザイナーの一人です。

服は着心地の良いものくつろげるものでなくてはならない」というデザイン信条を貫き、ルーズなライン、ソフトな服のコーディネーションに定評がありました。

天然繊維や漂白も染色もしない自然色しか使わない徹底したナチュラル志向や、英国調ウールツィードを用いたスラウチなマニッシュラインが、当時のニューヨークの働く女性達に強く支持されました。肩肘張ったセクシーストロングな服から、手紡ぎのような素朴で優しい素材やラインを求める気持ちにぴったりフィットしたのです。

これいまの感覚に似ていませんか?

残念ながら、86年に亡くなりましたが、再びPerry Ellisのスピリッツが甦ってきました。トム・フォードマーク・ジェイコブスも彼のアシスタントからキャリアをスタートさせています

chanel011.jpgではでは、このあたりをグッと膨らませたストーリーでスタイリングセミナーを構成中です。
あっ、あとはCHANELバービー人形っぽさもポップ可愛いです。

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