藤岡篤子BLOG
CATEGORY : PARIS

ルイ ヴィトンの原点 贅沢な旅

ルーブルの中庭に入ると、あれっと拍子抜けするような
何の変哲もないテントが張られています。

先シーズンは黒いバルーンが浮かんだり、メイドさんが掃除したりと
場外演出も雰囲気を醸し出していたのですが、今回はするすると中に入場しました。

中に入るともう混雑するぐらいの人が入っており、それをまたパパラッチする人が
歩き回り、雑然としながら熱気が立ちこめています。

朝ご飯抜きで駆けつける人も多いので
美味しそうなサンドイッチと飲み物のサービスもありますが
朝からシャンパンはきついので写真だけ

色んな情報が駆け巡り、「あっちの席にマークの恋人とアンドレ・レオンタリンがいるよ」と
教えられ、そこにいったら、まさに二人の真ん中にアナ・ウイントァーが座ったところ
凄い3ショットになりました。

途中で見かけたタイのお姫様もぱちり。
お姫様はパリコレが大好きなようで良くおいでになっています。
でもこの白いレースの服は、確かドルチエ&ガッバーナでは??

セキュリティが囲んでいる怪しい白い布、、、波打っています
この時点で私はひょっとして、機関車が出るのではとにらみました。

おまけによく見ると鉄格子の駅舎のような造りに、大きな時計もかかっています。

そうこうしているうちに一瞬の静寂が訪れ、席の右側から白い蒸気がシューと
吹き出してきました!

え!ええっ! 側の席の人達は唖然!!
アガサ・クリスティの小説に出てくるオリエント急行のような本物の
蒸機関気車が蒸気を吐き、大きな車輪を動かしながら

舞台の袖から堂々の入場です

もうこの時点で、全員気持ち的にはノックアウト
完全にルイヴィトンの仕掛けにのまれてしまいました。

列車にはモデルが乗客として乗り、ページボーイにスーツケースやバッグを持たせ
プラットフォームに見立てたランウエイを歩きます
ページボーイも、本格的なユニフォームに身を包み、まるで本物のよう!

ファーストルックはキャメルカラーのコートにミモレスカート
その下にスリムな足首丈のパンツをはいています
今シーズンはこの重ねプラダでもでています。

ちょうど正面に座っていたので、連写、、、カメラよりノートを取るべきなんですが
ついつい新しいカメラを持っていたばかりに撮影に熱中してしまいました。

キャメル、ベージュ、ソフトなブラウン、そして高いエレガントな帽子の貴婦人

ヌーボーの蔓草柄ややウイリアム・モリスの「アーツ&クラフツ運動に出てくる植物柄」を
思わせる曲線的な連続柄が大聞く小さくに登場します。

カーディガンやセーターと合わせたカジュアルなコーディネート
ツィードのコートもメンズタッチではありません

装飾感たっぷりなコートや煌めくブロケードのイブニングドレスも

フィナーレを飾ったイブニング
車掌が見守る中でのモデルパレード

マークは黒のティーシャツに黒のショーパン
駅舎を走り抜けました

あまりの衝撃に拍手が続いた後も、立ち去りがたく蒸気機関車のまわりには
観客が群がり
観光スポットのような撮影ポイントに!

凄い迫力!しかも正面にはLVマークがしっかりと刻まれています

私も記念撮影しました.
UAのK氏とツーショット!

この日はパリコレ最終日で19時からルイ ヴィトンマーク ジェイコブス
コラボレーションの展覧会のパーティがあります

私はパーティによって深夜便でパリを発ちますので
又次号でその模様をレポートいたします。

楽しみにしていて下さい

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水晶の柱がそびえ立つシャネルの透明な輝き

最近はシャネルのショー会場グランパレに入ってゆくのが楽しみです。

マリー・アントワネットのプチトリアノンに始まって、氷山や深海を
あの広大なグランパレいっぱいに創造して
そこにいるだけで、見る人をうっとりとシャネルの世界に誘ってくれます。

舞台装置が一体となった素晴らしいパフォーマンスが、最近の
シャネルの醍醐味と言えるでしょう!

足を踏み入れたら、なんと今シーズンはクリスタル、つまり水晶の
巨大な柱があちこちに建てられ、きらきらと光を放っています。


お洋服も光沢が多いのかな?と想像していたら
オープニングから黒のキラキラした素材のスーツ

そして結果的にすべての素材が輝いて、ドレスからニット、ジャンバースカート
等のデイリーな服からイブニングまで、
すべてが、ラメフィルムコーティングなどで輝いていました。

まるで水晶のパウダーをまぶしたように!

ブルーの輝きも新鮮でしたし、シルバーブロンズも黒のレース
すべてが砂金のように輝き繊細な光を放っています。

子供服も登場
本当のママに手をひかれて、おちびちゃんはパリコレデビュー!
長いランウエイをきょろきょろと珍しそうに歩いていました。

夜の服はさすがに黒が多かったのですが、ニットはカラフルでした。
フィナーレの写真でまとめてご覧ください


カール・ラガーフェルドは、いつものフロックコートスタイルで
今回一人で登場

いつもモデルやミューズと一緒なのですが
一人だとさみしいのか、あっという間に引っこんでしまいました。

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セ・シ・ボン アルベール・エルバスが歌った!!

ランバンのコレクション会場は、パリの中心からちょっと離れた
シテ・ド・ラ・モードというショールームの近くにある倉庫街でした。

ここ数シーズンずっとここでやっています。
巨大倉庫なので、長いランウエイが好きなアルベール・エルバスが愛する理由もわかります。

会場に足踏み入れると、もうすでにパーティの熱気でむせかえるよう!
大きなバースデーケーキがランウエイにいくつも飾られ
その周りにはフォーションからケータリングされた美味しいお菓子やおつまみがたくさん。

お祝いのシャンパンがショーの前というのに盛大に開けられています。

8時半始まりのショーは9時半過ぎても始まらず
みんなシャンパン片手に華やいだ気分が会場いっぱいに溢れています。

そして衝撃的なオープニングは、パリのトレンドカラー
強烈なグリーン!!

今シーズンのグリーンは、深い緑の色で自然の優しさより
強さたくましさを感じさせるキャラクターが強い色です

もう黒がトレンドとは言わせない、カラフルなカラーが続きます

イエロー、ロイヤルブルーと前半はカラフルな色のドレス、

これらのドレスは、すごく構築的なラインだったので
ショーの時はタフタかなと思っていましたが
展示会でわかったのは、ブラジャーの裏地の素材を使っていました。
だから張りがありながら、弾力性と厚さがあります。

そして後半の黒へとつながってゆきます。

後半は10年間の集大成を感じさせる、張りのあるビッグシルエット
バックボリュームのドレス、ドレープが美しいドレスなど

アルベールが得意とする「女性の強さと美しさ」を兼ね備えた
ドレスがずらりと勢ぞろい

50点以上の力作のフィナーレには、それぞれのモデルにピンスポット
当たる幻想的な演出で、もう盛り上がりはピークに達します。

モデルパレードが終わった後には
愛されキャラのアルベールを呼ぶ歓声が湧き上がり、
同時に正面のステージの幕が開き
そこで何とアルベール・エルバスが「セ・シ・ボン」を歌い始めたのです

最初は吹き替えかと思うほど、素敵な声でした!びっくり!
後で聞いたら、結構本番に向けて練習していたそうです。

「座れ」とカメラマンの怒号が飛びましたが、みんなそんな声に振り向きもせず
ランウエイま出ていってスタンディングオベーション!

凄い熱気でした

今シーズン観客がランウエイまで占拠して
デザイナーを歓呼の声で包んだのはミラノのラフ・シモンズ(ジル・サンダー)に
続いて2回目の光景でした

20~80歳までの女性に着てほしい」とアルベール・エルバスが言うように
ランバンの服は大人の女性に向けた服

それを象徴するように、日本からは黒木瞳さんが駆けつけ、
黒のレースの素敵なドレス姿でフロントローを飾っていました。

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今週の招待状

インビテーションカードはブランドの顔
それぞれ趣向を凝らしたカードが届きます

今シーズンもっともユーモラスだったのが
ステラ・マッカートニーです。

いつも可愛くてユーモアとウィットに富んでいて
私は大好きなので、保存版として、何時もとっておくのですが
今回はピンクの筒が届き、中を開けたら花火が出てきました。

それだけでも、ウフフ、、な感じなのですが
ショー前日にメールが来て、危険物だからショー会場に持って入れないので
花火は抜いてくるようにとのお達し!

会場は今回、いつものオペラ座から、パリ市庁舎に移りましたが
それでも荷物検査してはいるような素晴らしい建物です。

そこまで、考えてなかったのでしょうね
冬の線香花火。日本に持って帰ります。

ロエベは、ブランドのアイコンバッグ「アマソナ」を
で作ったバッグでした。

丈夫な紙なので、その日は時折持っている人を見かけました
キーだけは金属製というのが、ワンポイントです。

コレクションでは「トロンプルイユ」が出てきましたので
紙でトロンプルイユのアマソナを作ったのかもしれません


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ドリス・ヴァン・ノッテンは、V&A美術館とコラボ

最近は定番になってきたパリ市庁舎のホールでのコレクション
素晴らしいシャンデリアと天井画の装飾は何時見ても、うっとりしてしまいます。

ミラノでは黒でオープニングが多かったのですが
ドリスは、白地に黒とブルーのスカーフ調のプリント
軽やかにスタートしました。

スカーフ柄のように見えたのですが、いまひとつ何の文様だかわからず、
展示会に行って初めて、ヴィクトリア&アルバート美術館にある
シノワズリーのアーカイブから採られた文様の
一部を連続柄のように、散らしてあることがわかりました

今回はロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館とコラボレーションした
アーカイブのプリントがコレクションのハイライトでした

バティックや、ドラゴン、フェニックス(不死鳥)を描いたシノワズリー、

韓国の貴族が着ていた韓服のカラフルなストライプや立ち襟などの
ディテーールもあちこちに取り入れられています。

圧巻は日本の浮世絵でした
歌麿?写楽?春信?画家の名前はわかりませんでしたが
V&A美術館に所有されている浮世絵を大きく写真プリントしてあります。

着物風の花柄や鎧を着た武者絵もあります。

これらが、シルクサテン、シルククレープ等のシンプルなドレスに
大きなパネルプリントで用いられています。

こういったオリエンタルなモチーフと同時に
私が好きだったのは、トレンチのディテールやミリタリー感覚を
取り入れたワークジャケットや、コーティングしたカーキに
同化するような褪せた金色テープでドラゴンなどの刺繍を施したディテールです。

ミラノでは「黒VS金」のわかりやすい組み合わせが多かったのですが
さすがにもう一つ洗練させた繊細な「ゴールド」の使い方です。

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カルヴェン キリアム・ヘンリー

キリアム・ヘンリー率いるデザインチームになってめきめき若く
可愛いブルジョアタイプのコレクションで人気上昇中のカルヴェン!

デザイナーが交代するとこうも変化するのかという、良い例です。

プリントからスタートしましたが、黒のオープ二ングを見慣れていただけに
とっても新鮮!

ビッグなチェスターコートやフリルのようなパフ袖のボクシードレスや、
フォルムを丸く出した、ややバルーンのスカート等、
張りのある可愛いらしくも強さのあるシルエット

カラーもオレンジスカーレットなど、明るく主張のある色使いが
なんだか幸せなお嬢様の雰囲気を漂わせます。

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春の花のようなショルダーケープのアクセント

白の季節と宣言したパリコレクションの最終日、
ミウミウがどんな変化球を投げてくるのか?

それを見届けるのは、ジャーナリストとしての醍醐味でもあります。

場所は先シーズンから使っている社会経済評議会ビルとでも訳しましょうか、

イエナにある素晴らしい石造りの由緒ある建造物が舞台です。

天井が高くゆったりした美しい階段があって
そこをモデルさんがウォーキングします。

今回は柱が真紅に塗られていました
ミウチャさん何をやる気でしょうか?

中ではウエイターがシャンパンやスィーツのサービスをしていますが
そろそろ胃が疲れてきていたので、見るだけ、、、。

スィーッは春色で見るからに美味しそうでした。

ファーストルックを見てびっくり!

なんとのシャツにグレーのハイウエストのフレアースカート
足元はベルベットのミュール
モデルには赤いシャドウで強いメイクが施されています。

白の季節が吹っ飛んだ瞬間です。

その後も黒とグレーの配色が続き、カジュアルなセットアップ
ティペットのようなショルダーケープのような
新しいアクセサリーが肩や袖を覆いながら着こなしのアクセントになっています。

そこにアンクルブーツやゴールドの金具が付いたハンドバッグが
豪華に完成度を高めて行きます。

MiuMiuはどんなにカジュアルなスタイルでも、決して若過ぎはせず
ゴージャスに見せてしまうところが作り手の品の良が表れるのではと
常々思っています。

セメントグレーの明るいグレーのバリエーションが
様々なテクスチャーで組み合わされ、軽快でありながら落ちついた印象に
組み合わされています。

そしてモノトーンの世界から一転して
ピンクに彩られたカラーの世界に転換します。

パッチワークアップリケ、幾何から、更紗などの
プリントジャカードなどが色とりどりに登場してきます。

レースもたくさん色んなアイテムに登場しました
そう、白黒写真が急にカラー写真になったような不思議な感覚です・

ショルダーケープも素材、バランス様々です

可愛いな!次のコレクションの時はきっとこれを来ている人は多いだろうな!
合わせやすくて、着やすそうだもの!

イブニングもレースシャーリング使いで可愛いし
ボリュームも配色もアイディアが新しい

MiuMiuを見ていると本当のアヴァンギャルドはこういう風にして
身近に忍び寄ってくるのだろうなと
しみじみと感じます。

パリコレクションの最終日はこうでなくちゃね
ではまた来年の2月会いましょうね、パリ

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愛と生きる喜び、純粋な楽しさを求めて ルイ ヴィトン

ルーブルでコレクションを開く唯一のブランドとなったヴィトンですが
いつも20分ぐらいのショーのために、贅沢に大きなテントを張ります。

前回はテントの中にエレベーターを作って驚かせましたが
今回はなんと本物のメリーゴーランドがステージいっぱいに廻っていました。


でもテントに入る前にもヴィトンらしいこだわりがあちこちに
散りばめられています。

メイド姿は定番になりそうですが、今回は白に変わりました。

トレンドの白のユニフォームはリボンタイ付きのシャツにサロンエプロン
白のフレアースカートにバレーシューズという可愛くもヨーロッパの
定番メイドスタイル。と思いきや案内する手先を見ると
なんとLVのレース編み地の手袋をしているんです!可愛い~!欲しい~!

売るのかな?なんて期待しながら中に入ると、朝10時前というのに
アルコールドリンクがサーブされました。

朝ご飯抜きで駆けつけた人も多いので、みんなアルコールがほどよく廻って
朝からみんなよい機嫌。

コレクションはパリの贅沢さをこれでもかと見せてくれました

と水彩画のような淡いパステル、そこにふわふわしたオーガンジーや輝き素材
2枚重ねレースのロマンティックな雰囲気と

髪に付けたカチューシャやティアラ
まるでお伽の国のプリンセスのようでした

生きる喜び」これが今回のルイヴィトンのテーマです

まずスタートしたのは、ティアラを付けた白いレースのドレス
そこにオーガンジーをもう一枚重ねて、ふんわり揺れ、透明のようで
すりガラスを通したような不思議なエアリーな感じを演出しています

レースの柄そのものも大きいのですが、シャツの大きなアイレットレースにもびっくり。
大きな丸いボタンもアクセントですが、先シーズンに較べると
ぐっとラブリークチュールな感じが増しています

カラーはからペールピンクイエローコーラルミントグリーンなど
トレンドカラーが透明感のある素材で表現されています
シャツにレースやクロコのタイトスカートとなんて粋でお洒落!

レースや光る素材の上にシフォンやオーガンジーを重ねるなどの
素材レイヤードも多く使われました
薄く霧がかかったようなフェアリーな雰囲気です
デイタイムからイブニングまで登場しています

ボディスやセーターとショーツもティアラを付けてラブリーに

グレンチェックのコートにはレース刺繍が施され、コントラストを効かせて
また黒も少数ですが登場し、淡い印象のコレクションにアクセントを付けています

最後に登場したのは友情出演??のケイト・モス
オフィシャルフォトには登場していないので、急遽出演したのかも知れません

マークも白のシャツに白いパンツで登場し、「白の季節」を
印象づけました

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シャネル グランパレが幻想的な深海に 

このところグランパレのコレクションが定着したシャネル

毎シーズンシャネルの日が近づくと
今回は何を見せてくれるのか、わくわくした気分になり、
疲れてきた心と体を一気に上げてくれます。

今回は会場は白一色に染め上げられました。

白い、白い、白い魚にヒトデ海藻珊瑚も真っ白
ガラスと鉄でできたグランパレの中に一歩入ると
白のファンタジーの世界が広がります。

ショーのオープニングは意外にもピンク味のベージュのドレスでスタートです。

張りのあるサマーツィードジャケットにエナメルのショートパンツを合わせて
フリル付きのセーターが可愛いでしょ!

ミラノやロンドンではカラーが定着してバリエーション豊かに登場しましたが
パリに入ると、どっと白が増えました
そのパリらしさを象徴したのがシャネルです。

白もニュアンスを含んだ様々な白、砂金が光るような白から
ビニールオパールのような虹色の光沢まで
ほとんどの白が光を反射するような、存在感のある「カラー」になっています。

白い開襟ジャケットはサイドがギャザーで
新しいボリューム感。
下に合わせているのはボトムにボリュームのあるニットドレス

ロールカラーのスクエアドレス。今季はロールカラーが
とても増えています
白のツィードが青く発光するようなテープが織り込んであります

シンプルなスクエアドレスに海藻のように
揺らめく発光ラインがアクセントに

サマーツィードのノースリーブジャケットの下にも
海藻状のオパールテープが。

白の服にパールボタンとベルト、足元はシルバーの輝き

もう一つの白は、白の素材に大胆に黒で直線的なステッチングや
パイピングを施し、ジオメトリックなシャープさをデザインしたもの

これがフィッシュネットや、サマーツィードなど
エアリー凹凸感のある素材に用いられ
シャネルらしいクチュール感にカール・ラガフェルドの
アヴァンギャルドさが組み合わさった、2012春夏のハイライトです。

透明ビニールもワンルックだけ登場しました

サマーツィードからジャージーに至るまで
黒のシャープなアクセントが使われ
硬軟自在なコントラストを見せています

スラブヤーン使いのツィードにも黒のジオアクセントが不思議なコントラストを見せ
ます

今回のトレンドに張りのある軽量の素材、オーガンジー
薄手のタフタなどがたくさん出ていますが、シャネルでも
ふわふわしたふくらみのあるデザインディテールがたくさん出てきました。
シンプルなドレスにお袖やポケットが大きく膨らんだ
素材変化で見せるシルエットも天使の羽根のようで新鮮!

イブニングはミニが多かったのですが、さすがに素材は豪華!
ミントグリーンのオーストリッチがパフスリーブのように
スカートのふわふわ感を強調しています
今シーズンはパールのベルトが復活です

前から見ると、ひだがまるで貝殻のように重なっています。
後ろ姿ですが、お袖とスカートのバッスルシルエットは
今シーズンのシャネルの特徴が良くわかります。

スカートはニットのポンポンつかいでふわふわ
切り替えはすべてパール使いというシャネルらしいアイコンデザインです

オーガンジーをたたんで貝殻の幾重にも重なった層のように
仕立てています

白の延長でベージュのバリエーションも魅力的でした
特にピンク味のベージュはほんのりと甘く女らしく
しかもベーシックな感じもあり、ウエアラブルという点ではピカイチです。

グレーも白に近いセメントグレーがシルバーと一緒に登場しています。

白に近いセメントグレーも、ジオメトリックに分割され
部分的に小さいひだやドレープ、パイピングが施されています

セメントグレーにはシルバーのアクセントが胸元とヘムラインに。
シルバーのテーピングもアクセントです

グレーのサマーツィードもクールに輝き、パールのアクセントが生きています

シャネルらしいイブニングドレスも健在です
プリントをたたんで波のような揺らめき見せたり、フィッシュネットに
パールや光るテープを絡ませたり
インスピレーションはどこまでも海の底のファンタジーです。

海藻のようなユラユラした感じを演出するためか、プリントが
タックでプリーツ状にたたまれています
トップスにはシルバーに輝くフィッシュネットが。

フィナーレのトップに登場したのはピンク味のベージュ
パールアクセンントをあしらったクラッシックドレス
白を従え圧巻でした

ラグジュアリーブランドには 必ず撮影で飛び回るブライアンの姿が。
今日はさすがに特注のシャネルジャケットで決めています

シャネルを見るとパリコレクションを見た充足感が
味わえるとある雑誌の編集長が言っていましたが
まさにその通り、ダイナミックでゴージャス、世界中どこへ持っていっても
通用するラグジュアリー感こそ、パリコレクションの醍醐味です。

だから、シャネルのブティックは、いつ行っても
世界中のお金持ち国の言葉が飛び交っています
日本語が聞こえなくなってきたのがさびしい限りですが。

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