藤岡篤子BLOG
CATEGORY : PARIS

北マレーの火付け役セレクトショップ merci!

高級子供服「ボンポアン」のオーナーであったマリーフランス&ベルナール・コーエン夫妻
ボンポアンを売却し、その後ボーマルシェ通りに開いたのがライフスタイル全般を意識した
セレクトショップmerciです。

マレーの中心からはかなり離れたボーマルシェ大通りにぽつんと出来たのが
最初でした
今でも、生活と若者の匂いが強く、モードの通りというより
昔ながらのお店と混在しているところが不思議な魅力を醸し出しています。

この通りには昔から、オートバイショップなどが軒を連ねます
ハーレーダビッドソンからトランアイフまでバイク野郎が集っています。

フランブルジョア通りから曲がった所にあるL`AIR DU BAIN  (ラルドュバン)は、こぶりですが
パリらしい可愛いお店です。

お洒落なラウンジウエアやバス関連のお店も街の人に
愛されてきた歴史があるようで、マダムとお客様とはご近所づきあいって感じでした。

洗練された無造作なディスプレイと品揃えが、いかにもパリ的!
ここはsaleをやってましたが、日常生活のお店らしく街中とは異なり
割引率は少々、、、それでも、ファインコットンやリネンの膚触りが良く
寝るときのシャツドレスとオーナーが着ていた膚触りの良いティーシャツを即購入!




ボーマルシェ通りをこうやってぶらぶら歩いていると
次第に本丸のMerciに近づきますが、見えてくるまで
本当にこんなところにあるの?と疑ってしまうほど普通の通りです。

でもこんなお店も最近出来たんですよ!

XURY・Bet」(ズリー・ベ)!!憶えていらっしゃる(あるいはご存知の)方は素晴らしい!
と思います。

セネガル出身の新進デザイナーでした。デビューしたのは1990年代初期のパリコレクション
ちょうど90年代初頭の景気低迷と相まって、リサイクルの素材や
古着をアレンジした独特の若いファッションは「お金がなくてもファッションは楽しめる
「ファッションの民主化」などと話題になりました。

あれから20年?(あら、、もう!)こんなトレンドスポットのブティックを開いてたんですね。
歳月を感じさせない、変わらぬカラフルさにしみじみと見入ってしまいました。

私は、この通りを密かに「コーエン通り」と呼んでいます。
まずコーエン夫妻が開いたmerciが通りのメインになっていること
更にコーエン夫妻の息子が開いたお店もmerciを囲むように2店揃っている事

そのひとつが、可愛いウエイターがポーズを取ってくれた
イタリアンレストラン「グラッツェ」です。コーエン夫妻の息子さんが経営
夜の仕込みの真っ最中でしたが、少し暮れた頃に行ってアペリティフ飲んで
くつろぐのにぴったりの雰囲気です。

コーエン親子のDNAは、くつろぎと開放感を求めて!と見ました。

そしていよいよmerciに到着!
外にもカフェがありますが、ブティックのエントランスは中庭にあります。

昔のお屋敷をそのまま使用している広大なブティックです。
中にはmerciの象徴のような存在のミニクーパーが置かれています。
イベントやプロモーションによって、ミニクーパーは様々な装飾やペイントが施されます。


まず何はともあれ昼ご飯!下のカフェに直行!
地下ですが坪庭が見えて開放的で気持ちの良い空間です。

フレッシュで美味しいサラダがmerciの売りですが、
それぞれに繊細に味付けされた手の込んだサラダが何種類もずらりと!

見ているだけで迷います。なので6種類の盛り合わせを注文!

お喋りしていたら、何とマリーフランス・コーエンさんが昼食にいらして
息子さんと打ち合わせランチでした。

さり気なくまとめたシニヨンが、いかにもパリのある種の知的階級の雰囲気で
素敵なマダムです。

デザートは別のお店でと考えていたのですが、美味しそうなスィーツの魅力に
負けてしまい、サクランボのケーキをチョイス、、豪快に種入りでした。
フランスは甘いお菓子が多いのですが、ここのは甘過ぎなくて、美味しい~!完食

いよいよ店内探索開始!日本の亀の子だわしマッチカモ井マスキングテープなど
日本独自のプロダクトにいち早く目を付け、品揃えしたのもmerciが最初です。

特に倉敷のカモ井のマスキングテープは本来プロ使用だったのですが
今は和紙独特の透け感の美しさと、「銀鼠」「薄藤」「萌黄」など日本の伝統色の
素晴らしいコラボレーションで、「MT」と名付けられ大ヒット商品になっています。

リバティとのコラボも話題を呼びましたね!

地下の日用雑貨売り場はこんな感じです。
廃木のかけらを集めたロウソクは、リサイクルペーパーバッグに入れられ
フォークとピンチが一緒になったツーウエイアイテムは、本当にフォークで使うの!?

インダストリアルなホーロー食器やコーヒーカップも
カラフルなプラスチックの運送用ケースカラーブロックでディスプレイされ
お金をかけるのではなくセンスとアイディアでこんなにスタイリッシュな
ディスプレイにしています。

土に還る素材で作ったプランターケースもmerciが始めて火がつきました。

一気に3階のインテリアフロアに向かいます

居心地良さそうなインテリアが並びます
飾らないのに、よく見ると凝ったモノが並び、いかにもパリっぽいですね!
シャンデリアもゴージャスではなけれど可愛い!

merciから発信されたトレンドのひとつに、服と同じように
ファッションの雰囲気のあるプリントやジャカード、刺繍などのパッチワーク
家具を張り替える手法。

このソファーもプリントからレースまで使ってあります。
服を着替えるのと同じ発想です。
5月のサローネでも、このやり方が提案されていました !恐るべし影響力!

食器は想像通りシンプルな物が並びます
私はもう少しゴージャス感がある方が好き!

2階は回廊になっており、ステーショナリー類がおいてあります
これはシンプルで可愛い!(日本製です)

2階からエントランスフロアを見おろすとカラフルに整然と雑貨が配置されています。
照明器具も素敵です。


一階には雑貨と同時に、大好きなアニックゴータルの香水の量り売りショップも併設
オリジナルな香水も作ってくれるそう!

一番好きだったのがエントランスに向かって細長く伸びる書斎のようなカフェ
片側が書棚になっていて、全部古本。売ってもくれますが
好きな本を読みながらのんびり休める、照明も落ち着くカフェです。


merciをでて、しばらく行くともう一人の息子さんがやっている「BONTON」があります
ボントンは、子供用のライフスタイルショップですが
女子心を見事に掴む、可愛い雑貨類で溢れ、むしろ大人の女性用?の雑貨屋さん。
カシミアのニットから絵本まで揃っています。


英国製のカラフルなパーティグッズの品揃えの見事なこと!
ビバ キッズ!キャス・キッドソン製も目立ちます。

足跡が怪獣に見える下駄、他にも色んな足跡が楽しめます
ひとつ裏を向けてみました。

雪の日なんか楽しそう!
トートバッグからステーショナリーまで揃います。

M子さんの話によると、日本の女性バイヤーが訪れるとボントンに夢中になり
雑貨の買い上げ率がめちゃ高いそう!

ボントンの通りを隔てた隣にオープンしたのが話題のACNE
北欧らしい大きな1枚ドア。ガラスの向こうにミロのヴィーナスがお迎えです。

さすがにsaleは終わり、綺麗に秋物が立ち上がっていました。
整理されたクリーンな売り場では、販売員のかたがとても親切でフレンドリー
デニムコーナーで撮影は終わりです!


アクネの通りをそのまま歩くと、サンジェルマンにあるパンの名店「ポワラーヌ
のカフェが名前を出さずに営業しています 知る人ぞ知る、、というのでOKらしい。

あまりにも本店と違うモダンなイメージに戸惑いましたが
ここではもちろん美味しいアップルタルトなどがお茶と一緒にいただけます。

欄間?にパンでクラフトワークが施してあったインテリアがモダンな内装と溶け合い
ポワラーヌらしさがそこはかと漂います。

そのほか数え切れないほどセレクトショップ多数
人気の靴リビエラとコラボした surface to airなど話題のお店がたくさん

その合間にお洒落な花やさんとお喋りしたり、リールの伝統的なお菓子を売る
スィーツショップで柔らかなゴーフルを一枚買って食べながら歩いたり。


極め付けはジョン・ガリアーノが例の事件を起こしたラ・ペルルを見物??したり
もちろん、新しいレ・クレルールCOS(超混雑!)にも行きましたが
北マレーの魅力は、ぶらり街歩き。

ギャラリーに飾ってあるローリングストーンズの写真にハローを言ったり
寄り道の魅力です
日本よりも涼しいパリ。夏休みに如何ですか?

CATEGORY : PARIS

ルイ ヴィトンとマーク ジェイコブス! 耽美的なフェティシズムにうっとり!

パリコレクション最終日の夜。
朝一番で見たルイヴィトンのコレクション
蒸気機関車の強烈な印象がしっかりとまぶたに焼き付いている夜

ルイヴィトンとマークジェイコブスがコラボし「LOUIS VUTTON – MARC JACOBS」展の
オープニングレセプションが開かれました。

場所はルーブル宮の直ぐ側の装飾芸術美術館です。
雨上がりのリボリ通りに沿って行くと、赤い垂れ幕の一角にもう人だかりがしています。

なにしろ人気実力ともにパリを征しているブランドだけに オープニングパーティには、
関係者を始め、マークとコラボレーションしたアーティストも詰めかけます。

カトリーヌ・ドヌーブやサラ・ジェシカ・パーカーなど、
コレクション会場でお馴染みの顔ぶれが勢揃い

入ってまず最初にお目にかかったのは村上隆さん。
もちろん村上隆さんの作品も展示されています。

マークとお揃い?の半ズボンのスーツにネクタイを締めて素足という「マーク風ドレスアップ」
「可愛いですね~!全身取らせてください」というと おどけてポーズ!大サービス??

今日はなんだかとびきりご機嫌です。

展覧会場では、ルイヴィトンの服を着たセレブリティや大きな羽根扇をもったモデルさんが
あちらこちらにいて、雰囲気を盛り上げます。

展覧会は見応え充分!もう時間が足りないって感じ!
この夜そのまま空港へ行くためスーツケースをのせた車を待たせてのレセプション。
コレクション取材の人は殆ど同じ便でしたので皆急ぎ足、、。

ア~もっといたいと思いました。

展覧会の何が凄いかというと、マークジェイコブスの内面が、
演出や展示物にあらわに露呈されているところです。

凄くフェティッシュ

マネキンが四つん這いになって、檻の中に入っていたり、
脚だけが万華鏡のように 鏡に反射して錯綜した脚だけの世界を作っていたり、
顔をマスクや動物の仮面で覆っていたり 性的興奮を煽るような演出も含めて、
マークジェイコブスの真骨頂と言えるでしょう。

ルイヴィトンの世界をマークジェイコブスが編集し、演出した作品がこの展覧会なのです。

私が一番好きだったのが、このコーナーです

マークジェイコブスがインスパイアされた物や人、映画、アートなどが
コラージュのように次々に映し出され、あまりのフィールドの広さに感服!

同時に私が好きな人や物もいっぱい入っていて、嬉しくなりました。
マークは映画も大好きなよう!

先ずハリウッドの60年代を中心に活躍したウルトラ美女、
エリザベス・テーラーの写真が何枚もあるのが印象的です。

ジヴァンシーの衣装を着て話題になった「予期せぬ出来事」、
これもまたリチャードバートンと競演したシェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」、
テネシー・ウイリアム作ポールニューマン競演の「熱いトタン屋根の猫

よほどリズ・テーラーはお気に入りなのでしょう ひょっとして全作品見ているのかも!
アンディ・ウォーホールが描いた肖像画も飾ってあります。

美人好きが判明したと同時に、成熟した女性の魅力に反応するというのも見て取れます。
「卒業」のアン・バンクロフトのセクシーな姿やバーバラ・ストレイザントも!

親友のソフィ・コッポラが監督した「マリーアントワネット」の
キルステン・ダンストの写真も(キルステンは若いです)

そして70年代の名作「暗殺の森」のドミニク・サンダとジャンルイ・トランティニアンという
黄金の顔ぶれ!ドミニク・サンダは、超美人!何回もこのコーナーには登場しています。

やっぱり美人好き! というかとびきりの美女じゃないと、反応しなかったのかな?
1963年生まれのマークジェイコブスにとっては子供時代の映画ですから
少年のこころをきゅっと鷲掴みにされたのでしょうか?

ミック・ジャガーが美少年だった頃、ベッドで口紅を塗られている写真も妖しい!
素敵! 小さくですが、ミックの最初の夫人ビアンカの写真もありました。

アート作品も多く登場します。

1917年 ニューヨークアンデパンダン展で物議を醸し出したマルセル・デュシャンの「泉」や、
エゴン・シーレの人物画なども

そして真打ちはやはりこの二人

マーク・ジェイコブスが敬愛する女性クリエイター二人の写真が飾られています。
ミウッチャ・プラダ川久保玲 ココ・シャネルやクリスチャンディオールも並んでいます。

川久保さんより、ジュディ・ガーランドの写真の方が大きいのはご愛敬ですね。 マークは、「虹の彼方に」を見て育ったのかしら?

もちろん展覧会ですからルイヴィトンの歴代のスーツケースや 特注の子供服など、
面白い展示物は満載ですが、私が一番気になったコーナーのご紹介でした。

やっぱり映画って、創造力を刺激するのですね!
そしてとびきりの美女も、時代を超えて愛され続け、
美しいモノは永遠の命を持つということを改めて感じました。

この展覧会は、ルイヴィトンの普遍的な価値観をこういう方法で見せてくれました。

それにしても、リチャード・プリンスとコラボしたこの看護婦さん達は
今見ても倒錯的で、マークジェイコブスの本質を見せています。

この展覧会は3月9日から2012年9月16日まで開催されています。
とてもおもしろいのでパリに行かれる機会がございましたら、是非ご覧になったらいかがでしょう?
おススメいたします。

CATEGORY : PARIS

ルイ ヴィトンの原点 贅沢な旅

ルーブルの中庭に入ると、あれっと拍子抜けするような
何の変哲もないテントが張られています。

先シーズンは黒いバルーンが浮かんだり、メイドさんが掃除したりと
場外演出も雰囲気を醸し出していたのですが、今回はするすると中に入場しました。

中に入るともう混雑するぐらいの人が入っており、それをまたパパラッチする人が
歩き回り、雑然としながら熱気が立ちこめています。

朝ご飯抜きで駆けつける人も多いので
美味しそうなサンドイッチと飲み物のサービスもありますが
朝からシャンパンはきついので写真だけ

色んな情報が駆け巡り、「あっちの席にマークの恋人とアンドレ・レオンタリンがいるよ」と
教えられ、そこにいったら、まさに二人の真ん中にアナ・ウイントァーが座ったところ
凄い3ショットになりました。

途中で見かけたタイのお姫様もぱちり。
お姫様はパリコレが大好きなようで良くおいでになっています。
でもこの白いレースの服は、確かドルチエ&ガッバーナでは??

セキュリティが囲んでいる怪しい白い布、、、波打っています
この時点で私はひょっとして、機関車が出るのではとにらみました。

おまけによく見ると鉄格子の駅舎のような造りに、大きな時計もかかっています。

そうこうしているうちに一瞬の静寂が訪れ、席の右側から白い蒸気がシューと
吹き出してきました!

え!ええっ! 側の席の人達は唖然!!
アガサ・クリスティの小説に出てくるオリエント急行のような本物の
蒸機関気車が蒸気を吐き、大きな車輪を動かしながら

舞台の袖から堂々の入場です

もうこの時点で、全員気持ち的にはノックアウト
完全にルイヴィトンの仕掛けにのまれてしまいました。

列車にはモデルが乗客として乗り、ページボーイにスーツケースやバッグを持たせ
プラットフォームに見立てたランウエイを歩きます
ページボーイも、本格的なユニフォームに身を包み、まるで本物のよう!

ファーストルックはキャメルカラーのコートにミモレスカート
その下にスリムな足首丈のパンツをはいています
今シーズンはこの重ねプラダでもでています。

ちょうど正面に座っていたので、連写、、、カメラよりノートを取るべきなんですが
ついつい新しいカメラを持っていたばかりに撮影に熱中してしまいました。

キャメル、ベージュ、ソフトなブラウン、そして高いエレガントな帽子の貴婦人

ヌーボーの蔓草柄ややウイリアム・モリスの「アーツ&クラフツ運動に出てくる植物柄」を
思わせる曲線的な連続柄が大聞く小さくに登場します。

カーディガンやセーターと合わせたカジュアルなコーディネート
ツィードのコートもメンズタッチではありません

装飾感たっぷりなコートや煌めくブロケードのイブニングドレスも

フィナーレを飾ったイブニング
車掌が見守る中でのモデルパレード

マークは黒のティーシャツに黒のショーパン
駅舎を走り抜けました

あまりの衝撃に拍手が続いた後も、立ち去りがたく蒸気機関車のまわりには
観客が群がり
観光スポットのような撮影ポイントに!

凄い迫力!しかも正面にはLVマークがしっかりと刻まれています

私も記念撮影しました.
UAのK氏とツーショット!

この日はパリコレ最終日で19時からルイ ヴィトンマーク ジェイコブス
コラボレーションの展覧会のパーティがあります

私はパーティによって深夜便でパリを発ちますので
又次号でその模様をレポートいたします。

楽しみにしていて下さい

CATEGORY : PARIS

水晶の柱がそびえ立つシャネルの透明な輝き

最近はシャネルのショー会場グランパレに入ってゆくのが楽しみです。

マリー・アントワネットのプチトリアノンに始まって、氷山や深海を
あの広大なグランパレいっぱいに創造して
そこにいるだけで、見る人をうっとりとシャネルの世界に誘ってくれます。

舞台装置が一体となった素晴らしいパフォーマンスが、最近の
シャネルの醍醐味と言えるでしょう!

足を踏み入れたら、なんと今シーズンはクリスタル、つまり水晶の
巨大な柱があちこちに建てられ、きらきらと光を放っています。


お洋服も光沢が多いのかな?と想像していたら
オープニングから黒のキラキラした素材のスーツ

そして結果的にすべての素材が輝いて、ドレスからニット、ジャンバースカート
等のデイリーな服からイブニングまで、
すべてが、ラメフィルムコーティングなどで輝いていました。

まるで水晶のパウダーをまぶしたように!

ブルーの輝きも新鮮でしたし、シルバーブロンズも黒のレース
すべてが砂金のように輝き繊細な光を放っています。

子供服も登場
本当のママに手をひかれて、おちびちゃんはパリコレデビュー!
長いランウエイをきょろきょろと珍しそうに歩いていました。

夜の服はさすがに黒が多かったのですが、ニットはカラフルでした。
フィナーレの写真でまとめてご覧ください


カール・ラガーフェルドは、いつものフロックコートスタイルで
今回一人で登場

いつもモデルやミューズと一緒なのですが
一人だとさみしいのか、あっという間に引っこんでしまいました。

CATEGORY : PARIS

セ・シ・ボン アルベール・エルバスが歌った!!

ランバンのコレクション会場は、パリの中心からちょっと離れた
シテ・ド・ラ・モードというショールームの近くにある倉庫街でした。

ここ数シーズンずっとここでやっています。
巨大倉庫なので、長いランウエイが好きなアルベール・エルバスが愛する理由もわかります。

会場に足踏み入れると、もうすでにパーティの熱気でむせかえるよう!
大きなバースデーケーキがランウエイにいくつも飾られ
その周りにはフォーションからケータリングされた美味しいお菓子やおつまみがたくさん。

お祝いのシャンパンがショーの前というのに盛大に開けられています。

8時半始まりのショーは9時半過ぎても始まらず
みんなシャンパン片手に華やいだ気分が会場いっぱいに溢れています。

そして衝撃的なオープニングは、パリのトレンドカラー
強烈なグリーン!!

今シーズンのグリーンは、深い緑の色で自然の優しさより
強さたくましさを感じさせるキャラクターが強い色です

もう黒がトレンドとは言わせない、カラフルなカラーが続きます

イエロー、ロイヤルブルーと前半はカラフルな色のドレス、

これらのドレスは、すごく構築的なラインだったので
ショーの時はタフタかなと思っていましたが
展示会でわかったのは、ブラジャーの裏地の素材を使っていました。
だから張りがありながら、弾力性と厚さがあります。

そして後半の黒へとつながってゆきます。

後半は10年間の集大成を感じさせる、張りのあるビッグシルエット
バックボリュームのドレス、ドレープが美しいドレスなど

アルベールが得意とする「女性の強さと美しさ」を兼ね備えた
ドレスがずらりと勢ぞろい

50点以上の力作のフィナーレには、それぞれのモデルにピンスポット
当たる幻想的な演出で、もう盛り上がりはピークに達します。

モデルパレードが終わった後には
愛されキャラのアルベールを呼ぶ歓声が湧き上がり、
同時に正面のステージの幕が開き
そこで何とアルベール・エルバスが「セ・シ・ボン」を歌い始めたのです

最初は吹き替えかと思うほど、素敵な声でした!びっくり!
後で聞いたら、結構本番に向けて練習していたそうです。

「座れ」とカメラマンの怒号が飛びましたが、みんなそんな声に振り向きもせず
ランウエイま出ていってスタンディングオベーション!

凄い熱気でした

今シーズン観客がランウエイまで占拠して
デザイナーを歓呼の声で包んだのはミラノのラフ・シモンズ(ジル・サンダー)に
続いて2回目の光景でした

20~80歳までの女性に着てほしい」とアルベール・エルバスが言うように
ランバンの服は大人の女性に向けた服

それを象徴するように、日本からは黒木瞳さんが駆けつけ、
黒のレースの素敵なドレス姿でフロントローを飾っていました。

CATEGORY : PARIS

今週の招待状

インビテーションカードはブランドの顔
それぞれ趣向を凝らしたカードが届きます

今シーズンもっともユーモラスだったのが
ステラ・マッカートニーです。

いつも可愛くてユーモアとウィットに富んでいて
私は大好きなので、保存版として、何時もとっておくのですが
今回はピンクの筒が届き、中を開けたら花火が出てきました。

それだけでも、ウフフ、、な感じなのですが
ショー前日にメールが来て、危険物だからショー会場に持って入れないので
花火は抜いてくるようにとのお達し!

会場は今回、いつものオペラ座から、パリ市庁舎に移りましたが
それでも荷物検査してはいるような素晴らしい建物です。

そこまで、考えてなかったのでしょうね
冬の線香花火。日本に持って帰ります。

ロエベは、ブランドのアイコンバッグ「アマソナ」を
で作ったバッグでした。

丈夫な紙なので、その日は時折持っている人を見かけました
キーだけは金属製というのが、ワンポイントです。

コレクションでは「トロンプルイユ」が出てきましたので
紙でトロンプルイユのアマソナを作ったのかもしれません


CATEGORY : PARIS

ドリス・ヴァン・ノッテンは、V&A美術館とコラボ

最近は定番になってきたパリ市庁舎のホールでのコレクション
素晴らしいシャンデリアと天井画の装飾は何時見ても、うっとりしてしまいます。

ミラノでは黒でオープニングが多かったのですが
ドリスは、白地に黒とブルーのスカーフ調のプリント
軽やかにスタートしました。

スカーフ柄のように見えたのですが、いまひとつ何の文様だかわからず、
展示会に行って初めて、ヴィクトリア&アルバート美術館にある
シノワズリーのアーカイブから採られた文様の
一部を連続柄のように、散らしてあることがわかりました

今回はロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館とコラボレーションした
アーカイブのプリントがコレクションのハイライトでした

バティックや、ドラゴン、フェニックス(不死鳥)を描いたシノワズリー、

韓国の貴族が着ていた韓服のカラフルなストライプや立ち襟などの
ディテーールもあちこちに取り入れられています。

圧巻は日本の浮世絵でした
歌麿?写楽?春信?画家の名前はわかりませんでしたが
V&A美術館に所有されている浮世絵を大きく写真プリントしてあります。

着物風の花柄や鎧を着た武者絵もあります。

これらが、シルクサテン、シルククレープ等のシンプルなドレスに
大きなパネルプリントで用いられています。

こういったオリエンタルなモチーフと同時に
私が好きだったのは、トレンチのディテールやミリタリー感覚を
取り入れたワークジャケットや、コーティングしたカーキに
同化するような褪せた金色テープでドラゴンなどの刺繍を施したディテールです。

ミラノでは「黒VS金」のわかりやすい組み合わせが多かったのですが
さすがにもう一つ洗練させた繊細な「ゴールド」の使い方です。

CATEGORY : PARIS

カルヴェン キリアム・ヘンリー

キリアム・ヘンリー率いるデザインチームになってめきめき若く
可愛いブルジョアタイプのコレクションで人気上昇中のカルヴェン!

デザイナーが交代するとこうも変化するのかという、良い例です。

プリントからスタートしましたが、黒のオープ二ングを見慣れていただけに
とっても新鮮!

ビッグなチェスターコートやフリルのようなパフ袖のボクシードレスや、
フォルムを丸く出した、ややバルーンのスカート等、
張りのある可愛いらしくも強さのあるシルエット

カラーもオレンジスカーレットなど、明るく主張のある色使いが
なんだか幸せなお嬢様の雰囲気を漂わせます。

CATEGORY : PARIS

春の花のようなショルダーケープのアクセント

白の季節と宣言したパリコレクションの最終日、
ミウミウがどんな変化球を投げてくるのか?

それを見届けるのは、ジャーナリストとしての醍醐味でもあります。

場所は先シーズンから使っている社会経済評議会ビルとでも訳しましょうか、

イエナにある素晴らしい石造りの由緒ある建造物が舞台です。

天井が高くゆったりした美しい階段があって
そこをモデルさんがウォーキングします。

今回は柱が真紅に塗られていました
ミウチャさん何をやる気でしょうか?

中ではウエイターがシャンパンやスィーツのサービスをしていますが
そろそろ胃が疲れてきていたので、見るだけ、、、。

スィーッは春色で見るからに美味しそうでした。

ファーストルックを見てびっくり!

なんとのシャツにグレーのハイウエストのフレアースカート
足元はベルベットのミュール
モデルには赤いシャドウで強いメイクが施されています。

白の季節が吹っ飛んだ瞬間です。

その後も黒とグレーの配色が続き、カジュアルなセットアップ
ティペットのようなショルダーケープのような
新しいアクセサリーが肩や袖を覆いながら着こなしのアクセントになっています。

そこにアンクルブーツやゴールドの金具が付いたハンドバッグが
豪華に完成度を高めて行きます。

MiuMiuはどんなにカジュアルなスタイルでも、決して若過ぎはせず
ゴージャスに見せてしまうところが作り手の品の良が表れるのではと
常々思っています。

セメントグレーの明るいグレーのバリエーションが
様々なテクスチャーで組み合わされ、軽快でありながら落ちついた印象に
組み合わされています。

そしてモノトーンの世界から一転して
ピンクに彩られたカラーの世界に転換します。

パッチワークアップリケ、幾何から、更紗などの
プリントジャカードなどが色とりどりに登場してきます。

レースもたくさん色んなアイテムに登場しました
そう、白黒写真が急にカラー写真になったような不思議な感覚です・

ショルダーケープも素材、バランス様々です

可愛いな!次のコレクションの時はきっとこれを来ている人は多いだろうな!
合わせやすくて、着やすそうだもの!

イブニングもレースシャーリング使いで可愛いし
ボリュームも配色もアイディアが新しい

MiuMiuを見ていると本当のアヴァンギャルドはこういう風にして
身近に忍び寄ってくるのだろうなと
しみじみと感じます。

パリコレクションの最終日はこうでなくちゃね
ではまた来年の2月会いましょうね、パリ

4 / 9« TOP...23456...LAST »