藤岡篤子BLOG
CATEGORY : PARIS

ジンジャーとアステア ドリス・ヴァン・ノッテンはダンス!

オテル・ドュ・ヴィルの豪華な市庁舎の大ホールを舞台に
軽快なダンスのステップの音楽でスタート。

ジャズっぽいBGMが大人っぽく、ドリスにしては色っぽいなと思ってたら
テーマは、フレッド・アステアジンジャー・ロジャースのダンス映画でした。
チークダンスがイメージです。

オープニンングはビッグチェスターコートにインド刺繍をアクセントに施したもの
メンズ仕立てのメンズ素材。そこに女らしい刺繍やフェザーをカラフルにあしらった
ドリスらしいマスキュリン&フェミニン

今シーズンはFred&Ginger、チークダンスとなずけられ
50年代のフレッドアステアとジンジャー・ロジャースが出演した映画音楽が流れ、
ノスタルジックで楽天的な雰囲気で溢れます。

大きな肩のメンズのチェスターコートは大きさを強調するように、
細いベルトでさっくり結ばれています。

(みんなオジサンコートと呼んでいました!愛情をこめて)
ドリスもボーイフレンドの服を借り着したような着方を提案しています。

ライトグレーのフェルトやメルトンなどフォルムをしっかり作ることができる素材が主流
ソフトンベージュのブークレーツィードやフェイクのボアも可愛かった!
壁紙柄をジャカードにした花柄もトーンを抑えたシックな雰囲気でした。

メンズのクラブストライプなどカレッジタイプのストライプも薄地素材にプリントされ
部分刺繍が施されたり、ミックスが絶妙です。

そしてダンスに欠かせない、フリンジマラブーの羽根が華やか!
マラブーはメンズストライプのトップスやタイトスカートのフロント部分につけられ
なかなか新鮮!もちろんイブニングにも!

ピンクが今季はたくさん出ていますが、このボケボケピンクドレスの向こうには
ちょうど真向かいに座っていたアナ・ウインターがばっちり映っています。
今シーズンアナの出席率はロンドンコレクションから異常によく
理由はなんなんでしょうか?

ビーズ刺繍はドリスのお得意ですが、今季はジャンパーや
タイトスカートにも使われ、もちろんメンズ素材に刺繍が施されています。
グレンチェックやメンズツィードにビーズ刺繍!
新鮮なコントラスト。これぞパリって感じがしました。

この展示会でドレスを2枚発注、、、一枚はビーズびっしりドレス、もう一枚は
メンズ素材のシンプルなタウンドレスです。
素敵だったので抵抗できませんんでした(笑)

CATEGORY : PARIS

今週の一皿

ドリス・ヴァン・ノッテンのショールームはマレーにあり
いつも帰りに、近くのお気に入りのカフェでお昼を食べます。
ちょうど時間がある日なので、ちょっとゆっくり。

いつもお薦めの定食を食べるのですが
今日はブーダンノワール(血のソーセージ)「おいしいよ~」と
言われ、食べたら日本で食べるより、ずっと柔らかくてジューシー!
美味しかったです。

その後、夕食代わりに、超人気店コントワーを通りかかったら
まだティータイムをやっていて、席も空いていたので、ショー会場の近くだった事もあり即入店
夕食代わりに、大好きなババを山盛りのシャンティクリームとラム酒で食べてしまいました
ミラノで食べられなかった分を取り戻している感じです。


こんな写真がとれるのも、そろそろ難しくなってきそうです。
ディオール、サンローランとこれからメジロ押しですから!

CATEGORY : PARIS

ステラとクロエ祭り ガールズパワーが炸裂!

ガーリーブームを巻き起こした起爆剤の2人。
甘さスポーティさを兼ね備えながら全く異なる個性の持ち主です。

まず「サー ポール・マッカートニーの愛娘」と言う肩書きはとっくに取れ
今はポールがステラのパパと言うわけで、コレクションには必ずフロントローに着席です。

場所はステラが愛するパリのオペラ座。前回はパリ市庁舎の格調のある会場でしたが
ステラは、ゴージャスで風格のある場所が好きなようですね!

国宝級の建物に悠々と入場できるのもステラのショーがあるから!
Thank you STELLA!
シャンデリアも素敵です。

オープニングはスポーツメッシュの透けるジャンパーとマキシスカート
オーバーサイズのトップスにスリムボトムの組み合わせ

白のメッシュに白のポリエステルのドレスやスカート、ゆったりパンツが合わされます。

今シーズンはオーバル(楕円)の大きなカラーブロッキングがグラフィカルに
合わせられ、人工的な白と鮮やかでスポーティなコントラストを描きます。


白黒、白オレンジ、白グリーン
細かいプリーツのドレスに、大きなオーバルの切り替え、あるいは
プリーツ風に見えるシフォンテープをびっしりと打ち付けていたり展示会で見てびっくり!

一見グラフィック処理に見える箇所も、ハンドクラフトで有機的な暖かさを感じさせます

もう一つはレースがとても可愛らしく、
甘さ控えめスポーティなアイテムに用いられ、爽やかでした。

こちらはシルクコットン製のアイレットレースでした。
色は白と黒ですが、直線裁ちでも可愛く見えるところがステラの持ち味です。

今季はオーバーサイズのスポーツウエアというステラの定番に
ローウエスト使いで更にリラックス感を漂わせ
肩肘張らない軽快な女子力を披露しています。

アクセサリーや雑貨類ではルーサイトというアクリル樹脂を大きく使い
クリスタルのような効果を出し、新たな展開に広がっています。

さて、日にちが変わり、場所もチュルリー公園のテント

クロエの日はなぜか何時もピーカンで、陽射しの強い席に座った人は
暑いは、眩しいは、日に焼けるはで、防御策が大変です。
景色は綺麗ですが、今回の日本人席は日陰側で良かった!

クロエもリラックスした抜け感が魅力ですが、ぐっと甘さが増し、女の子っぽいのが特徴
今回はオーバーサイズ、あるいは逆にクロップド丈のトップスにミニという
バランスの新しいカジュアルセットアップが多く登場しました。

プリントはバイカラー配色のボタニカル

クリーンな白が様々な素材で用いられ、改めて2013年春夏は「白」と確信。
コットンのポプリンなどハリ素材が中心です。
プリーツやフリルなど透けながら揺れるアイテム!注目して下さい!


服と同素材で作られた小花のコサージュがパンツやブラウス、
スカートに付けられているのが服がシンプルなだけにとても効果的です。

透けるプリーツのアシンメトリーやレイヤーが造形的でロマンティック

ベージュやピンクの優しい色が添えられました。

フィナーレも壮観です!山のような観客の間に揺れる白のシフォン
可憐です

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ワイルドじゃない! 洗練のトーマス・ワイルド

もとスーパーモデルのポーラ・ワイルドが手掛ける「トーマス・ワイルド」は
インディアンの聖地パームスプリングスから発信されています。

ストリート感覚とセレブリティ感がミックスされたリッチな
大人のちょい悪女感が雰囲気を作っています。

フロアに入ると、まず目に付くのが、スカルのスタッズが付けられた靴やバッグ
キルティングもスタイリッシュです。

真紅とゴールドのコントラストがゴージャス!

ポーラがお薦めのフリンジ付きショルダーバッグをかけて見せてくれました
最近気になるこのタイプが増えてきました。
フォークロア調にならないところがカッコ良いですね!

お洋服は白、黒、赤のパートに分けられ、
やはりゴールドスタッズチェーンがアクセントに。

かなり大人の洗練が漂います。
十字架を思わせる刺繍やアクセントが多く、洗練にゴスの雰囲気が合わさって
日本にはなかなかないデザインです。

もう一つ気になったのが、大きなフリルラッフル
ハリのあるダッチェスサテンでアシンメトリーなネックのドレスや、
グレーのブラウスにグレーシフォンのリボン刺繍が施され、
立体的でシャープな印象。光るドッツに留められエレガントな雰囲気に

このドレス大好きです。
買える価格でしょうか?気になります

赤いドレスはかなり「オレンジカウンティの妻達(リッチでお洒落なロスのセレブ妻達を描いた
アメリカの人気ドラマ)」を彷彿させます。

女友達同士のランチでも、結構マキシドレスを着たりしているのを見ました
ロスは結構自由な雰囲気ですね。

大人のお洒落ショーツはふりふりだったり、ドローストリングだったり
セクシーで可愛らしさも!

私が一番素敵だと思ったブラウス シルクジョーゼットの2枚重ねでスワローテール
シンプルでエレガント、、、だけど平凡じゃない!
多分購入???

ジュエリーもボリュームがあって、さり気なくダイアモンド使い
ご本人の指がもっとも似合います。

パリの展示会はミラノと違いビジネスライクな対応が多いのですが
トーマス・ワイルドでは、ポーラの人柄を反映してか
お洒落で美味しいスィーツも用意され、優雅な雰囲気のなかでゆっくり
見ることが出来ました

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ダミエル・ビュレンに啓示! ルイ・ヴィトン

遅刻しないようにドキドキと早起きして、
恒例となったコレクション会場ルーブルの庭へと急ぎます.。
今回のエントランスはサンジェルマン通りからです。

30分前に着いたというのに、エントランスはすでに大混雑
ルーブルに一歩足を踏み入れると、大きな市松柄が目に飛び込んできました。
江戸のふすま柄のようです。

昨日まで覆われていたルーブルでは、こんなテントが立てられていたのですね
テントが市松なら、階段も市松、、、「和」かしら???

ルイ・ヴィトンのロゴももとはと言えば、日本の紋様から取られたものだし、、
などと思いながら会場に入るとビックリ!

今度は蒸気機関車に続いて、予想した飛びものではなく
エスカレーターが4機キラキラ輝く黄色の星が
またたく天井の下に設置され、広い会場は黄色と白
大きく塗り分けられた市松になっています。

朝からシャンペンが振る舞われますが、私はお水かコーヒーが欲しい派です。

10時きっかりに暗くなりショースタート

煌めく星の下エスカレーターが一斉に動き出します
モデルさんが二人ずつペアで登場

ペアは今トレンドですね!
数歩歩いて、左右に分かれてグルリとランウエイを廻ります。

まず市松というより「ダミエ」柄のお洋服が次々に登場
今回は、コンセプチュアルアーティストのダニエル・ビュレンがインスピレーション

ダニエル・ビュレンは、あのパレロワイヤルを260本のストライプの円柱で飾ったアーティスト。世界文化遺産に指定されています。フランスの5本の指に入る現代作家です。
ストライプを用いたアートやインスタレーションで有名

黄色と白から始まり、ベージュと白の組み合わせが新鮮
カーペットのように繊維をパイルのように立てたものからカットワークまで
シルエットがシンプルなだけ、素材は3Dで触感が伝わります。

丈は先シーズンに引き続いてミディ丈から膝が隠れる丈が多く
夜の服はほっそりとしたマキシ丈です。

最後に黒が登場しましたが、ぬめり感のある素材の輝きで、
先シーズンのようなオーナメントの輝きではありません。

どの服にもリボン付きのカチューシャを付け、バッグはお洋服と同系色など
比較的おとなしめになっています。

フィナーレにはエレベータいっぱいにモデルさんが並んでおりてきて圧巻でした。

そしてマークが駆け下りてきて、また駆け上がり約10分でショーは終わりました。
張り詰めた緊張感とともに思い切りエンターテーメントで楽しませてくれました。

さて、次はMIUMIUへGO!

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風力発電とソーラーパネル シャネル

原子力大国フランスへのアンチテーゼかと思うほど、
舞台には風力発電機がずらりと立ち並び
ランウエイにはソーラーパネルが敷き詰めてあります。

グランパレが、太陽光と風力発電の聖地になりました。

これが今シーズンの招待状とプレスリリースです。

「前回の水晶の時はミネラルがテーマだったんですが、今度はエコとは関係ないんですよ」
と広報のYさん。じゃあテーマは?と聞くと「今回はないんですよ」、、、

ファーストルックを見てすぐにわかりました。

今回は純粋に綺麗なもの、そしてシャネルが、カールが愛した
シャネルのアイコンがずらりと揃ったのです。
大粒の真珠を散りばめたドレスやスーツ、パールの大ぶりのネックレス、ブレスレット、髪飾り
服も黒か白のどちらか。あるいは白黒です
まさに古典的なシャネルルック

パンツスーツはぐんとスリムになり、トップスは、クロップド丈です
アクリルの透明のツバ簿広いカンカン帽(ココシャネルが愛したカノチエ帽の巨大版!)
をバッグのように各自手に持っています

そして、ここからが多分カールが一番見せたかった箇所ですね
カラフルで軽やかなシャネルツィードの数々
コバルトブルーやコーラルピンク、アクア、グリーン、赤など
春らしい華やかな色がミニ丈の軽やかなプロポーションで登場してきます。

白襟は大きな丸襟やシャツドレス風もあり、カフスも白
シャネルの原点的なアイコニックなデザインです
白いパネル風に見せたクロップドトップとの組み合わせも
他には見られない大胆さ!

白の太いトリミングなど白を効かせた配色がデザインされています。

デニムが大きく取り上げられたのも今季のシャネルの特徴です
パールが付けられ、エレガントな感じに。
シリーズとしてショーで展開したのはシャネルとミュウミュウだけでした。

夜の服はソーラーパネル柄のタンクドレスや、テント型の大きなメッシュレースドレス

シフォンのプリント地を割いてフリンジのように使った花びらのトリミングのように
みえるドレスや幅広のパンツスーツも幻想的で素敵でした

リゾートっぽい白地に刺繍のエスニックなスリムマキシや

フラフープのような巨大なシャネルバッグを持った水着は
いかにもカールらしいユーモラスなもの

こういう物がぽんと混じるとシャネルらしい粋な感じが漂うんですよね!

100メートルはあるランウエイをモデルパレード
多分一人一点で体数分だけモデルさんがいます。

余裕たっぷりのカール・ラガーフェルド
ネクタイが異様に大きく思えたのですが
メンズ的には、これでよいのかしら??


コレクションを通して見えてきたのは
未来への明るい展望

本来のマドモアゼルらしいユーモアとウィットを取り戻した。
シャネルは、「エコ」と言う手段を提示しながら
その先に見えてくる明るい未来を
軽快なカラフルさに託したように思えました。

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エディ・スリマンの夜 YSLコレクション

今シーズンは、毎日のようにショーが開かれるグランパレ
サンローランもグランパレでしたが、大会場ではなく2階の小さなサロンで開かれました。

エントランスには、黒字に大きくYSLと書かれた布が張られ
暮れなずむパリの夜に、期待はわくわくと膨らみます。

ですが問題が一つ! 小さなサロンを会場に選ぶという事は、、、、
見たい人は山ほどいるけれど、 会場は小さく、、、限定された人数しか招待されない
という事です。 いわゆるプラチナチケットというわけです!

編集長でさえ2列目、ただでさえ狭い会場のフロントローにだれが座っているのか
思わずチェックしてしまいました。 なんと座った前の席がフラッシュの嵐で、真っ白!

誰かと思えば、イブ・サンローランのパートナーであったピエールベルジェ
ミューズであったベティ・カルトローが。

その隣には、オランド大統領のパートナー
(名前失念、、失礼! 写真で見るよりずっと美人、女優並みの美貌でびっくり)
アナ・ウインターと続く豪華ラインナップ!の後ろの席だったんです。

後姿しか見えないのが残念ですが、盛り上がりの臨場感がひしひしと伝わってきます。
マークジェイコブス(ルイヴィトンのショーの前というのに!)
アルベール・エルバスが次々にフロントの方々に

挨拶に来るのをまぶしい中で眺め 向かい側には、ケイト・モス夫妻、
ヴィヴィアン・ウエストウッド夫妻、 オーナーであるサルマ・ハイエックと
フランソワ・ピノー夫妻とこちらも豪華な顔ぶれが。

フラッシュでフロントローはもう真っ白!!!

 

ショーは素晴らしい演出でした。 暗闇の中、天井の黒いパネルが次つぎと斜めに角度を作り、その間から スペースオデッセイのように照明メカが降りて、強く輝くのです。

もうこれだけで、会場は「うわぁーお」と息をのみました もちろん私も写真を撮りましたが、
順調だったのはこの辺りまで、、。

ショーは暗い中でモデルが駆け抜けるので、 撮ってもと撮ってもすべてぼけてしまうのです。

残念です!メカ音痴の私。いったいどうすればこういう状況に対応できるのか
次回までにuccieに習っておきます

でも、すごいショーでした。

広いつばのフェードラ帽をかぶったモデルたちは サンローランの黄金時代も
こうだったのではと思わせるほどの スタイリッシュさ!!

黒のスモーキングジャケットにスリマン得意のスリムパンツでスタート
合わせたボウブラウスの、たっぷりした魅力的なボリューム。
ブランドアイコンのサファリジャケットを思わせるスエードのマキシドレス

ほとんどが黒で統一され、最後にサンローラン独自の配色といえる ビリディアングリーンと
コバルトブルーなどモロッコ風のマキシケープや チュニックなどが登場し、ほっそりした
素敵なマキシスカートも多く提案され、ボウブラウスとともに
来季は絶対欲しいウイッシュアイテムになりました。

いったい幾らぐらいにあるのかしら?ちょっとドキドキです。

イブ・サンローランへの敬意とエディ・スリマンの挑戦と才能が生み出した
新たなサンローランは、これからのパリコレクションをますます刺激的にしてくれそうで、
次回も早く見た~い。楽しみ~!

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北マレーの火付け役セレクトショップ merci!

高級子供服「ボンポアン」のオーナーであったマリーフランス&ベルナール・コーエン夫妻
ボンポアンを売却し、その後ボーマルシェ通りに開いたのがライフスタイル全般を意識した
セレクトショップmerciです。

マレーの中心からはかなり離れたボーマルシェ大通りにぽつんと出来たのが
最初でした
今でも、生活と若者の匂いが強く、モードの通りというより
昔ながらのお店と混在しているところが不思議な魅力を醸し出しています。

この通りには昔から、オートバイショップなどが軒を連ねます
ハーレーダビッドソンからトランアイフまでバイク野郎が集っています。

フランブルジョア通りから曲がった所にあるL`AIR DU BAIN  (ラルドュバン)は、こぶりですが
パリらしい可愛いお店です。

お洒落なラウンジウエアやバス関連のお店も街の人に
愛されてきた歴史があるようで、マダムとお客様とはご近所づきあいって感じでした。

洗練された無造作なディスプレイと品揃えが、いかにもパリ的!
ここはsaleをやってましたが、日常生活のお店らしく街中とは異なり
割引率は少々、、、それでも、ファインコットンやリネンの膚触りが良く
寝るときのシャツドレスとオーナーが着ていた膚触りの良いティーシャツを即購入!




ボーマルシェ通りをこうやってぶらぶら歩いていると
次第に本丸のMerciに近づきますが、見えてくるまで
本当にこんなところにあるの?と疑ってしまうほど普通の通りです。

でもこんなお店も最近出来たんですよ!

XURY・Bet」(ズリー・ベ)!!憶えていらっしゃる(あるいはご存知の)方は素晴らしい!
と思います。

セネガル出身の新進デザイナーでした。デビューしたのは1990年代初期のパリコレクション
ちょうど90年代初頭の景気低迷と相まって、リサイクルの素材や
古着をアレンジした独特の若いファッションは「お金がなくてもファッションは楽しめる
「ファッションの民主化」などと話題になりました。

あれから20年?(あら、、もう!)こんなトレンドスポットのブティックを開いてたんですね。
歳月を感じさせない、変わらぬカラフルさにしみじみと見入ってしまいました。

私は、この通りを密かに「コーエン通り」と呼んでいます。
まずコーエン夫妻が開いたmerciが通りのメインになっていること
更にコーエン夫妻の息子が開いたお店もmerciを囲むように2店揃っている事

そのひとつが、可愛いウエイターがポーズを取ってくれた
イタリアンレストラン「グラッツェ」です。コーエン夫妻の息子さんが経営
夜の仕込みの真っ最中でしたが、少し暮れた頃に行ってアペリティフ飲んで
くつろぐのにぴったりの雰囲気です。

コーエン親子のDNAは、くつろぎと開放感を求めて!と見ました。

そしていよいよmerciに到着!
外にもカフェがありますが、ブティックのエントランスは中庭にあります。

昔のお屋敷をそのまま使用している広大なブティックです。
中にはmerciの象徴のような存在のミニクーパーが置かれています。
イベントやプロモーションによって、ミニクーパーは様々な装飾やペイントが施されます。


まず何はともあれ昼ご飯!下のカフェに直行!
地下ですが坪庭が見えて開放的で気持ちの良い空間です。

フレッシュで美味しいサラダがmerciの売りですが、
それぞれに繊細に味付けされた手の込んだサラダが何種類もずらりと!

見ているだけで迷います。なので6種類の盛り合わせを注文!

お喋りしていたら、何とマリーフランス・コーエンさんが昼食にいらして
息子さんと打ち合わせランチでした。

さり気なくまとめたシニヨンが、いかにもパリのある種の知的階級の雰囲気で
素敵なマダムです。

デザートは別のお店でと考えていたのですが、美味しそうなスィーツの魅力に
負けてしまい、サクランボのケーキをチョイス、、豪快に種入りでした。
フランスは甘いお菓子が多いのですが、ここのは甘過ぎなくて、美味しい~!完食

いよいよ店内探索開始!日本の亀の子だわしマッチカモ井マスキングテープなど
日本独自のプロダクトにいち早く目を付け、品揃えしたのもmerciが最初です。

特に倉敷のカモ井のマスキングテープは本来プロ使用だったのですが
今は和紙独特の透け感の美しさと、「銀鼠」「薄藤」「萌黄」など日本の伝統色の
素晴らしいコラボレーションで、「MT」と名付けられ大ヒット商品になっています。

リバティとのコラボも話題を呼びましたね!

地下の日用雑貨売り場はこんな感じです。
廃木のかけらを集めたロウソクは、リサイクルペーパーバッグに入れられ
フォークとピンチが一緒になったツーウエイアイテムは、本当にフォークで使うの!?

インダストリアルなホーロー食器やコーヒーカップも
カラフルなプラスチックの運送用ケースカラーブロックでディスプレイされ
お金をかけるのではなくセンスとアイディアでこんなにスタイリッシュな
ディスプレイにしています。

土に還る素材で作ったプランターケースもmerciが始めて火がつきました。

一気に3階のインテリアフロアに向かいます

居心地良さそうなインテリアが並びます
飾らないのに、よく見ると凝ったモノが並び、いかにもパリっぽいですね!
シャンデリアもゴージャスではなけれど可愛い!

merciから発信されたトレンドのひとつに、服と同じように
ファッションの雰囲気のあるプリントやジャカード、刺繍などのパッチワーク
家具を張り替える手法。

このソファーもプリントからレースまで使ってあります。
服を着替えるのと同じ発想です。
5月のサローネでも、このやり方が提案されていました !恐るべし影響力!

食器は想像通りシンプルな物が並びます
私はもう少しゴージャス感がある方が好き!

2階は回廊になっており、ステーショナリー類がおいてあります
これはシンプルで可愛い!(日本製です)

2階からエントランスフロアを見おろすとカラフルに整然と雑貨が配置されています。
照明器具も素敵です。


一階には雑貨と同時に、大好きなアニックゴータルの香水の量り売りショップも併設
オリジナルな香水も作ってくれるそう!

一番好きだったのがエントランスに向かって細長く伸びる書斎のようなカフェ
片側が書棚になっていて、全部古本。売ってもくれますが
好きな本を読みながらのんびり休める、照明も落ち着くカフェです。


merciをでて、しばらく行くともう一人の息子さんがやっている「BONTON」があります
ボントンは、子供用のライフスタイルショップですが
女子心を見事に掴む、可愛い雑貨類で溢れ、むしろ大人の女性用?の雑貨屋さん。
カシミアのニットから絵本まで揃っています。


英国製のカラフルなパーティグッズの品揃えの見事なこと!
ビバ キッズ!キャス・キッドソン製も目立ちます。

足跡が怪獣に見える下駄、他にも色んな足跡が楽しめます
ひとつ裏を向けてみました。

雪の日なんか楽しそう!
トートバッグからステーショナリーまで揃います。

M子さんの話によると、日本の女性バイヤーが訪れるとボントンに夢中になり
雑貨の買い上げ率がめちゃ高いそう!

ボントンの通りを隔てた隣にオープンしたのが話題のACNE
北欧らしい大きな1枚ドア。ガラスの向こうにミロのヴィーナスがお迎えです。

さすがにsaleは終わり、綺麗に秋物が立ち上がっていました。
整理されたクリーンな売り場では、販売員のかたがとても親切でフレンドリー
デニムコーナーで撮影は終わりです!


アクネの通りをそのまま歩くと、サンジェルマンにあるパンの名店「ポワラーヌ
のカフェが名前を出さずに営業しています 知る人ぞ知る、、というのでOKらしい。

あまりにも本店と違うモダンなイメージに戸惑いましたが
ここではもちろん美味しいアップルタルトなどがお茶と一緒にいただけます。

欄間?にパンでクラフトワークが施してあったインテリアがモダンな内装と溶け合い
ポワラーヌらしさがそこはかと漂います。

そのほか数え切れないほどセレクトショップ多数
人気の靴リビエラとコラボした surface to airなど話題のお店がたくさん

その合間にお洒落な花やさんとお喋りしたり、リールの伝統的なお菓子を売る
スィーツショップで柔らかなゴーフルを一枚買って食べながら歩いたり。


極め付けはジョン・ガリアーノが例の事件を起こしたラ・ペルルを見物??したり
もちろん、新しいレ・クレルールCOS(超混雑!)にも行きましたが
北マレーの魅力は、ぶらり街歩き。

ギャラリーに飾ってあるローリングストーンズの写真にハローを言ったり
寄り道の魅力です
日本よりも涼しいパリ。夏休みに如何ですか?

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ルイ ヴィトンとマーク ジェイコブス! 耽美的なフェティシズムにうっとり!

パリコレクション最終日の夜。
朝一番で見たルイヴィトンのコレクション
蒸気機関車の強烈な印象がしっかりとまぶたに焼き付いている夜

ルイヴィトンとマークジェイコブスがコラボし「LOUIS VUTTON – MARC JACOBS」展の
オープニングレセプションが開かれました。

場所はルーブル宮の直ぐ側の装飾芸術美術館です。
雨上がりのリボリ通りに沿って行くと、赤い垂れ幕の一角にもう人だかりがしています。

なにしろ人気実力ともにパリを征しているブランドだけに オープニングパーティには、
関係者を始め、マークとコラボレーションしたアーティストも詰めかけます。

カトリーヌ・ドヌーブやサラ・ジェシカ・パーカーなど、
コレクション会場でお馴染みの顔ぶれが勢揃い

入ってまず最初にお目にかかったのは村上隆さん。
もちろん村上隆さんの作品も展示されています。

マークとお揃い?の半ズボンのスーツにネクタイを締めて素足という「マーク風ドレスアップ」
「可愛いですね~!全身取らせてください」というと おどけてポーズ!大サービス??

今日はなんだかとびきりご機嫌です。

展覧会場では、ルイヴィトンの服を着たセレブリティや大きな羽根扇をもったモデルさんが
あちらこちらにいて、雰囲気を盛り上げます。

展覧会は見応え充分!もう時間が足りないって感じ!
この夜そのまま空港へ行くためスーツケースをのせた車を待たせてのレセプション。
コレクション取材の人は殆ど同じ便でしたので皆急ぎ足、、。

ア~もっといたいと思いました。

展覧会の何が凄いかというと、マークジェイコブスの内面が、
演出や展示物にあらわに露呈されているところです。

凄くフェティッシュ

マネキンが四つん這いになって、檻の中に入っていたり、
脚だけが万華鏡のように 鏡に反射して錯綜した脚だけの世界を作っていたり、
顔をマスクや動物の仮面で覆っていたり 性的興奮を煽るような演出も含めて、
マークジェイコブスの真骨頂と言えるでしょう。

ルイヴィトンの世界をマークジェイコブスが編集し、演出した作品がこの展覧会なのです。

私が一番好きだったのが、このコーナーです

マークジェイコブスがインスパイアされた物や人、映画、アートなどが
コラージュのように次々に映し出され、あまりのフィールドの広さに感服!

同時に私が好きな人や物もいっぱい入っていて、嬉しくなりました。
マークは映画も大好きなよう!

先ずハリウッドの60年代を中心に活躍したウルトラ美女、
エリザベス・テーラーの写真が何枚もあるのが印象的です。

ジヴァンシーの衣装を着て話題になった「予期せぬ出来事」、
これもまたリチャードバートンと競演したシェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」、
テネシー・ウイリアム作ポールニューマン競演の「熱いトタン屋根の猫

よほどリズ・テーラーはお気に入りなのでしょう ひょっとして全作品見ているのかも!
アンディ・ウォーホールが描いた肖像画も飾ってあります。

美人好きが判明したと同時に、成熟した女性の魅力に反応するというのも見て取れます。
「卒業」のアン・バンクロフトのセクシーな姿やバーバラ・ストレイザントも!

親友のソフィ・コッポラが監督した「マリーアントワネット」の
キルステン・ダンストの写真も(キルステンは若いです)

そして70年代の名作「暗殺の森」のドミニク・サンダとジャンルイ・トランティニアンという
黄金の顔ぶれ!ドミニク・サンダは、超美人!何回もこのコーナーには登場しています。

やっぱり美人好き! というかとびきりの美女じゃないと、反応しなかったのかな?
1963年生まれのマークジェイコブスにとっては子供時代の映画ですから
少年のこころをきゅっと鷲掴みにされたのでしょうか?

ミック・ジャガーが美少年だった頃、ベッドで口紅を塗られている写真も妖しい!
素敵! 小さくですが、ミックの最初の夫人ビアンカの写真もありました。

アート作品も多く登場します。

1917年 ニューヨークアンデパンダン展で物議を醸し出したマルセル・デュシャンの「泉」や、
エゴン・シーレの人物画なども

そして真打ちはやはりこの二人

マーク・ジェイコブスが敬愛する女性クリエイター二人の写真が飾られています。
ミウッチャ・プラダ川久保玲 ココ・シャネルやクリスチャンディオールも並んでいます。

川久保さんより、ジュディ・ガーランドの写真の方が大きいのはご愛敬ですね。 マークは、「虹の彼方に」を見て育ったのかしら?

もちろん展覧会ですからルイヴィトンの歴代のスーツケースや 特注の子供服など、
面白い展示物は満載ですが、私が一番気になったコーナーのご紹介でした。

やっぱり映画って、創造力を刺激するのですね!
そしてとびきりの美女も、時代を超えて愛され続け、
美しいモノは永遠の命を持つということを改めて感じました。

この展覧会は、ルイヴィトンの普遍的な価値観をこういう方法で見せてくれました。

それにしても、リチャード・プリンスとコラボしたこの看護婦さん達は
今見ても倒錯的で、マークジェイコブスの本質を見せています。

この展覧会は3月9日から2012年9月16日まで開催されています。
とてもおもしろいのでパリに行かれる機会がございましたら、是非ご覧になったらいかがでしょう?
おススメいたします。

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