藤岡篤子BLOG
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ディオール初めての女性デザイナー マリア・グラッチア・キウリ

ディオール史上初めての女性デザイナーが就任しました。
元バレンティノのデュオの一人、マリア・グラッチア・キウリです。

バレンティノには、デュオの片方であるピエロ・パウロ・ピッチョーリが残り
デザインを担当しています。

パリを代表する2大クチュールブランドに、長らくデュオを続けてきた2人が
分かれて就任するとは前代未聞の事件!

その意味でも、ファッション界にとって興味津々なコレクションでした。

 

取り急ぎ速報をお送りします

ファーストコレクションのオープニングは「ホワイト」

Christian Dior Paris Fashion Week Ready to Wear Spring Summer 2017

Christian Dior Paris Fashion Week Ready to Wear Spring Summer 2017

フェンシングの胴衣を思わせる、スポーティで清潔感のある白が前半を彩ります。
後半は繊細な手仕事のビーズ刺繍のイブニングなど、バレンティノの遺産を思わせる
クチュールのアトリエ技術を感じさせる美しさに拍手がわきました。

私も、とても繊細で華麗でクチュールブランドらしい品格にあふれ、美しいと思いましたが
モデルのドレッドのアップヘアが、あれ!1年前のバレンティノと同じ?などと
変なところに目がいってしまいました。

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何はともあれ、大成功のディオールでした
あとはバレンティノを待つのが楽しみです。

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今回の2017春夏コレクションキーワード AORとは?

ロンドン、ミラノ、パリと移り、まだパリは中盤にさしかかってきたところですが
そろそろトレンドの方向性が見え始めました。

気分はAOR(Adult Oriented Rock)のファッション版です。

最近は音楽もボズ・スキャッグスなどAORな音楽が大復活していて、
復刻版のCDなどが日本でも発売され人気を呼んでいます。

肩の力を抜きながら、洗練と落ち着き、華やいだリッチな雰囲気をかすかに
漂わせる大人のミュージック!

 

2017春夏コレクションでは、まさにぴったりのトレンドが主流になっています。
Adult Oriented Rockのファッション版と言えると思います。

過剰な装飾は、次第に程よい女らしい分量へと変化し、
大人の女性が肩肘張らずに楽しめる服へと変化。

楽なシルエットだけど、美しいプリントや配色、
ボーダーやストライプでビジュアル効果は華やかに!
主張は強くないけれど、存在感は豊か。

これまでの子供っぽい可愛らしさに変わって、大人の時代がやってきそうです。

写真等は今パリコレクションの最中で、綺麗な写真がないので、改めて配信致します。

お楽しみに!

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LVやアンリアレイジ! デジタルエイジ登場@パリ

パリ初日に開催されたアンリアレイジのショーでは、開催前から

スマートフォンを持参するかどうかを聞かれ、持ってない人には貸与する旨が告げられ
いったいなにが起きるの??と期待に胸が膨らみました。

会場のパレ ド トーキョにはiPhoneを詰めたビニール袋を下げたスタッフが
iPhoneを配り、これまで無い緊張感が高まります

一人ずつヘッドフォンも渡され、BGMならぬサウンドトラックが
立体的な音響で響きこれも新鮮でした。

登場してきたお洋服は、生成を中心にしたモノトーン。

そこにリフレクターをパッチワーク、またはプリントして複雑な柄を出し
カメラのフラッシュに反応して、柄が浮き出るという趣向でした。

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花火のような柄、メタリックシルバーから千鳥格子、万華鏡のようなパズル柄まで
モチーフが多彩で飽きさせません

サカナクションのサウンドも、雑踏や手拍子など意表を突いたサウンドが
このフューチャリスティックを更に猥雑なアナログ感を与え
カオス感がいっそう高まります。

フィナーレに登場した森永さんもサカナクションへの敬意を表し、
コラボレーションの素晴らしさを讃えていました。

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ロエベの「スーパーハイテク」など進化するテクノロジーを駆使したコレクションが
若手にちらりちらりと見え始めていますが
会場毎デジタル感を演出したのが、ルイ・ヴィトン

黑いキューブ状の会場に入ると、そこはデジタルワールド!
510平米に渡り、HDスクリーンが設置され、それは32トンにもなっているとか。
2600のスクリーンンモジュールが使用され、28キロメートルのケーブルでつながれています。

何だかぴんと来ない数字ですが会場内はこんな感じです
開始前とフィナーレでは点滅せず。

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コレクションが始まると壁面はビジュアル化し、ヘッドマスクをしてゲームをする男性の
脳内に侵入するかのようにスクリーンが点滅し、閃光が走ります

アニメ風ドレスにはぴったりはまるバーチャルな世界が次から次へと展開されます。
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パリでは、デジタルではありませんが光りを意識したショー演出が目立ち
最終日のミュウミュウでは、金と銀のシワ加工された紙が会場全体の入り巡らされ
不思議な輝きの中でコレクションが披露されました。

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近未来、バーチャル、シグナル、主流となった大自然を意識した草木や土をひいた会場とは
真逆の、こんなコレクションが増えてきたのも、今季を象徴する新しい流れです。

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花に彩られたディオール

バッグのデルボーの展示会はセーヌ川の河岸のギャラリーであります。
そこからポンデザールの橋を渡ると目の前が会場のルーブル。

パリに入ってから、お天気が良いので昼間は日焼けしそうなぐらい日差しが強く、
でも気持ちの良い日です。

橋を渡りながら、セーヌ川をパチリ。
のんびりした一瞬でした。

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結構早めについたと思ったのに、会場の近くは、警察が交通整理に入り、あたりは騒然!
街行く人もこの週は慣れてるとは言え、何事かと立ち止まるので、ますます混雑するばかり!

入口の外には、右手にパパラッチ、左手に素人のカメラを抱えた人たち、、野次馬?
とにかく、メゾンの人気ぶりを象徴するような騒乱状態です。

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ゲートを入ると、ええーっブルーがかったお花の山が出現!
この巨大なお花の山に大きく「DIOR」と書かれたエントランスがあり、
そこを抜けて会場に入ります。

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会場内でも大きなお花の山がエントランス
私たちもそこから入りますが
モデルさんも、お花に囲まれたランウエイから登場します。

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コレクションは、ラフシモンズ得意のミニマルなテーラードからロマンティックなホワイトが
たくさん登場しました。

白もピュアな白からクリームの柔らかく温かいホワイトを重ねて、
ニュアンスのあるホワイトがとても素敵でした。
後半には立体的なコサージュを重ねたロマンティックなテーラードもイブニングのように登場。

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カラフルなニットやジャカードセーターも可愛くてラフ・シモンズらしいミニマルな中に
「花」に象徴されるフェミニンな雰囲気が溢れています。

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フィナーレに登場したラフはなんだか上機嫌!!
胸にハートマークを作っていたり、余裕の表情でした(見とれて写真取れませんでした、、)

客席にもディオールのドレスを着た美しい人たちがいっぱいでした。

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CHANEL ブラッセリー ガブリエル

シャネルの招待状が着いたとき、予感はしていました。
ギャルソンのイラストに、「シャネルがブラッスリーガブリエルにご招待します」
と書いてありましたから!

どうなるんだろう?わくわく期待が高まります

いつものグランパレに足を踏み入れると、赤いテントが張られた
「ブラッスリーガブリエル」が開店していました。

外にはカフェテーブルが並べられ、テントにはシャネルマーク
エプロン姿のギャルソンが出迎えてくれます

フロントローのセレブリティ席には赤いソファにテーブルセッティング。

中央に作られたバーカウンターにはシャンペンからカフェから
カフェメニューがずらり!
卯で卵にクロワッサン、パン ォショコラにオレンジジュース
朝ご飯がしっかりいただけます

メニューブックのようにさり気なく、プレスリリースが店内に置かれています

白いお皿にCCマークが描かれるお洒落なスピリッツ♡

こんなに立派なマホガニー仕上げのカウンターを背景に
記念写真を撮る人が続出 気持判ります〜!

全長240メートルのグランパレの床がこんなにカフェのような
モザイク模様に敷き詰められ
その細かい心配りに、ため息が出ます。

ショーの前というのに思いっきりくつろぐ人も多く
本物のカフェにいるような心地よさ。

ちなみに私はカフェクレームをいただきました
豆をひいて、キチンとエスプレッソマシンで入れてくれ
本当に美味しかったです!
ファッションウィーク中ずっとやっていれば良いのに(心の声)

そしてショースタート!

今季のシャネルは、バランスが軽快で、膝上丈を中心に
ツィードからブラウスにスカート、コートの組合せと

いう王道コーディネートが何とも若々しく新鮮!

ショーの後半はモデルさんもカフェに立ち寄り、お喋りに興じます。

モデルさんが和んでいるとそっとカールが一人で登場し
そっと消えました。

なので、恒例のモデルパレードはなく、モデルはカフェに残されて
観客の激写の的になってしまいました。

もちろん私も激写!

アイシャドーがきいています

最後にカールが自ら撮影した今季の代表的なルックを御紹介します

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リアルな未来は、最高にクール LOEWE

デビューショーの時から、ステージとなったモダン建築の
ユネスコが今回も会場でした。

樹木に囲まれた名建築として有名なユネスコは、朝の澄んだ空気の中で、
冴え冴えと聳え立ています。

朝9時半からのショーは、まだ肌寒く、会場にはそれぞれのお席にLOEWEの毛布が置かれていて、コンクリートのシートの冷たさが身に染みる時間には本当に嬉しい心遣いでした。

身体をくるむ人あり、ひざ掛けにする人あり、私は椅子にひいて見ました。
もちろん「お持ち帰りください」、、、嬉しいけれどもうスーツケースがいっぱい!どうしよう、、。


コレクションは前回に引き続き大人っぽい粋な感覚のフューチャリズム。
今回のテーマは「リアルさのあるフューチャリズム」
未来的な感覚は、冷たい輝き素材で表現されました。

ラメやエナメル加工、リキッド感のあるコーティングなど
光沢素材が、ナチュラル素材に合わされ、異素材のコントラストのある
組み合わせが圧倒的に増加しています.

アイテムで目についたのがパンツスタイル。
ストレートワイドのゆったりのストレートラインです。

今年はレギンスタイプかこのストレートワイドが圧倒的の多くなっています。

今季は膝丈ドレスにパンツを合わせるチュニックドレスの着こなしが増加。
こんなにたっぷりとした、ジャージーのティアードドレスにもパンツ。
またゆったりしたシルエットが多いのは、ニットのプリーツ非常に増えているから。



ニットが横ニットからジャージーまでとても多くて一見布帛のようですが
展示会で見るとニットでびっくり!

このボーダーは、ロングベストから、ジャケットまで
様々なアイテムに用いられました

ミニスカートも一部登場しましたがこれもフューチャリスティックな幾何学柄。
60年代風のベルトが必ず合わせられます

キーホルダーやバッグなど小物も大充実
「サイエンスウーマン」のキーワードも出ていましたが
秋冬なのに、こんなにスィートなドラジェカラーの新作小物がいっぱいです。

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新生ロエベ J・W・アンダーソン

コレクションの当日がJ(ジョナサン)・W・アンダーソンの
30才の誕生日だったという事です。

ファッション界のアンダー30アレキサンダー・ワンだけと思っていた私は、
ちょっとビックリ!

若手だとされていたラフ・シモンズがすでに40才代後半ですものね
更に次世代が育ってきても不思議はありません

30才のアレックスや、ジョナサンからカール・ラガフェルド(81才)、
ジョルジョ・アルマーニ(80才)まで幅広い年齢層の、
それぞれが、独特の個性でキャラクターを確立しているというのが
ファッションをよりエキサイティングに、奥深い物にしていると思います。

なのに、ゴルチエのように62才でプレタポルテ引退する人もいて
ファッション業界って、本当に自由な感じがします。

さて、話題のジョナサンですが、ロンドンのシグネチャーコレクションとは
一線を画した、素晴らしく洗練された大人のコレクションを見せました。

テーマは「本当のラグジュアリーを知る女性

ショーの舞台に選ばれたのは、名建築で有名なユネスコイサム・ノグチの庭園です
安藤忠雄のメディテーションルームを背景に
朝一番の清々しい空気に包まれた開放感溢れるコレクションでした。

上質で着心地が良く、リラックスしたロエベにぴったりのコレクションは
ロエベならではのとろけるようなスェード、レザー
リネン、コットンを合わせたナチュラルな素材感が特徴でした。

まずファーストルックは、黒のコラムラインのシンプルなドレスに
胸元にひらひらのリボン飾り!と思いきや

スェードのカラーサンプルのような端切れを無造作に重ねたアクセント

バッグにも注目!スペインの扇子のようなデザインです
他にもバッグは豊作!新作がたくさん出ています。

ドローストリングのフリンジをアクセントに!
ポケットに大きく布をたたんで捻ったようなディテールでボリュームを付けたり
ニットと麻のマキシスカートを、さらりとテキスチャーコントラストで見せたり
素材を扱いなれた、30才とは思えない手練れぶりです!

最も印象的だったのはロエベらしいスェードとレザーの表裏をひらひらと
打ち寄せる波のようアシンメトリーに扱ったデザインのトップスやドレスで
かなり多く登場したので、ジョナサンのお気に入りの逸品なのではと推測しました!

シャープなスポーツグラフィックのカラーコントラストも
若々しくて素敵でした。

柔道着の帯のようなステッチの入ったベルトの大きな結び目がアクセントです。

私のお気に入りはこのティーシャツ!ボタニカルな風景画にバンビ
いたりするのですが、なんとなく可愛い!
レザーパンツに合わせるなんてスタイリッシュです。

屋外と屋内を使用したコレクションでしたので
モデルが近くから遠くまでよく見えます。

コンクリートの打ちっ放しとオーガニックな服が素敵なコントラストです。

30才の誕生日を迎えたジョナスは、ジーンズにコンバースオールスターでした
若者ですね!

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ディオールは、白、小花、ロマンティック

ディオールのコレクションは、これまでルイヴィトンがテントを張っていた、
ルーブルの中庭に、な、なんと鏡張りのテントを張って
廻りのルーブル宮を映し出すという、素晴らしいアイディアで、
まず息をのませました。

鏡張りなので、モダンな趣向にクラッシックな建造物がゆがんで映り込み
迷宮に迷い込んだような不思議な感覚に包まれます。

なかはいくつかのサロンに分かれています
まずトップに登場してきたのは、「」!
パリに入ってからは、このオプティカルな白のオープニングがとても目立ちます。

全身白のこーディーネート!パンツスーツから
シャツドレスまで、力強く、清潔感とシャープさがあふれる白。

中盤から白にアイボリーやペールなスカイブルーが加わり、デリケートなニュアンスのあるペザント風の小花柄のプリントや刺繍が加わってゆきます。
70年代のペザントルックを思わせるファンタジーな雰囲気です。

風をはらむように揺れる透ける素材はロマンティックで、
夢見るガーデンガールのよう!

ムッシュのニュールックを思わせる大きく膨らんだバッスルスカートも登場し、フィット&フレアーのシルエットを強調しています。
ディオールの伝統はどんなモダンな解釈にもしのばせてあります。

フィナーレは、イブニングドレスではなく、ラフ・シモンズが大好きな
カラフルメタリックサテンロングベストを着た、
白いTシャツと黒のバミューダパンツのカジュアルだけど
最高にスノビッシュな大人のカクテルルック!

スタイリッシュなエンディングでした
展示会はまだですけれど

正確な情報は、またその時に!

今回はアナ・ウインターをあちこちで見つけました
プラダだけではなく、ルイ・ヴィトンをよく着ているのが
なんとなくアナらしいというか、らしくないというか、、!

まあどちらもよく似合っていましたが!
一生懸命お仕事をしている感が伝わってきました。

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ドリス・ヴァン・ノッテン 素足のまま草原を!

ランパレでのショーは初めてですが、ちょうどニキ・ド・サンファールの展覧会も
やっていて、一般の方も同じ入場口で大賑わいでした。

なので「アート」がらみのコレクションかなと予想していたら

やっぱり「芸術と手仕事への情熱」が大きく謳われていました。
会場には、ドリス・ヴァン・ノッテンがエクスクルーシブにオーダーした
4週間以上もの時間をかけた手織りのカーペットが敷かれ
まるで、草原のような芝生を思わせるテクスチャーで
ナチュラルな雰囲気が漂います。

これは、ブエノスアイレスを拠点に活動するビジュアルアーティスト
アレキサンドラ」の作品をランウエイとして使用したもの。

凝った、本物のアート作品です

草原を歩くように、ほっそりしたシルエットのドレスや、パンツとジャケット。
コートとパンツ姿のモデルさんが、最初と最後はBGMなし
素足のように歩きました

素材はほとんどがジャカート、ブロケードのボタニカルコーディネートでした。

特に、きらりと光沢を加えたブルーの魅力はひときわ輝いています。

今回もっとも大きく打ち出されたのは
ボーダーです。

デッキチェアのようなボーダーから、ぼかしのようなぼんやりした切り替えの
だけど大胆な配色、エスニックな配色、シンプルなボーダーまで
モチーフはボーダーが主役です

ルネッサンス初期や、ラファエロ前派、真夏の夜のロマンスとミステリーなど
愛の戦士」たちを思わせる言葉が書留められたプレスリリースは

とても詩的で、、ドリスらしいウィットに富んでいました

さあ、本格的なパリコレクションの幕が開きました!

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