藤岡篤子BLOG
CATEGORY : Milan

アートとフォルムと音楽と。ジルサンダー

ジル・サンダーのコレクションは、

ミラノの中心にあるスフォルツェスコ城を望む、最高のロケーションにある、

ミニマルモダンなショールームで開催されます

ショーの席に着くとあれっ!見たことある人がお隣に。

ファッションブロガーとして注目のブライアンボウイ

パイソンのコートを着て座っていました。

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ご存知の方も多いと思いますがブライアンボウイは

フィリッピン人で、ブログを見たマーク・ジェイコブスが面白いので

電話が欲しいと連絡してきたといいます。

そしてブライアンボウイはマークジェイコブスはてっきり偽物に違いないと

思いながら連絡したら本人だったというありそうな逸話の持ち主です。

感じの良い人で「サングラス外した方がもっと素敵よ」と言うと

にっこり笑ってすぐ外してくれました。

素顔はお坊ちゃまでした。

今シーズンは彼に代表されるブロガー(自称??)が大量発生

パパラッチのようにプロに混じってスナップ写真を撮り、

プロのカメラマンに向かって「君良いカメラ持ってるね!」などと話しかける。

光景が多々繰り広げられ、プロに「仕事の邪魔!」と嘆かれていましたが

ブライアンボウイは、フロントローに座り、一眼レフで速射砲のように

全ルックを撮影していました。

今回のコレクションのテーマは「ニューダイナミックテーラリング

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デザイナーのラフ・シモンズは一言で言うと「趣味の良いアヴァンギャルド」の人

音楽は先シーズンに引き続き、

バーナード・ハーマンのサイコのサウンドトラックが中心に。

静謐なドラマを盛り上げるようなBGMに呑み込まれそうになりながら

レトロなフード付きスキーセーターに大きなタック入りのタイトスカートや、

スキーパンツの裾ベルトを船底ブーツに通した、

スポーティでほっそりしたシルエット。

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と思えばバルキーだけど、フィットしたニットなど

意表を突かれながらCOOLさに驚くばかり!

そこに、「マキシマイズド」されたビッグボリューム

ダイナミックテーラード」の登場です。

テーラードだけではなくクチュール感。

溢れるスカルプチャーなチュニックやドレスが次々に登場。

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ほぐしの技術を使ったはなプリントや、

大きさを表現する薄く中綿入り のトップスやマキシスカートも新鮮です。

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ラフ・シモンズ日本の素材が大好きで毎回コレクションに

日本の素材が登場しています。

ひょっとしたらこのほぐしもそうかも知れませんね

シャイで知的なラフのファンは凄く多いです。

以前パリのクラブでバッタリ会ったときも恋人を静にでもしっかりガードしていて

好感度がぐっと上がったのを覚えています。

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プラダは60年代のフューチャーと20年代

プラダには珍しく、なんと70分の遅れでスタート

後で聞いたら、直前まで服の登場順番が決まらなかったそう!

クリエイターは自分の世界の表現にとことんこだわりますから

納得できるまで決められなかったのでしょうね。

会場はいつものプラダのショールーム。

今回は2階建てランウエイが中に作られ、日本人は

2階に案内されました。

上から見ると下のステージはこんな感じです。

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グラマー×フェミニンが、公式なテーマです。

1920年代のフェミニンンさと60年代のグラマラスがミックス

されて、20年代のフラッパーを思わせるローウエストのドレス

ひらひらのロングファーオパールのように輝くビッグスパングルなどの

ドレスが次々と登場。

ファーストルックは黒のウールに大きなはめ込みのボタンです
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黒を基調にオレンジのフロント、パープルのジャイアントウインドペン のコートドレス。

手にはオレンジのクラッチと手袋。カラフルだけど、落ち着いています。
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構築的なコートドレス、頭にぴったりかぶったキャップのような帽子などは

60年代のカルダンやクレージュのようなモダンスペーシーな感じです。

60年代的なスペーシーなコートドレス
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ウールのコートにこちらは本物のフォックス
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今シーズンはボタン使いがデザインアクセンントになっています、

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靴は新しいバナナヒールの変形が登場、

バッグは腕にはめる小さなクラッチも登場しています。

詳細は次号の展示会をご紹介するメルマガをご覧ください。

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グラフィックがキュート!! D&Gの新たな世界

ショーの会場に一歩はいると、もう今シーズンの

世界が目の前に広がっているD&Gのコレクション。

先シーズンは会場いっぱいにお花が咲き乱れるガーデンが

作られていたのですが、今シーズンはDとGを中心に置いた

色々なタイポグラフィーが、ステージからバックステージまで

カラフルに描かれていました。

グラフィティとは違い、リズミカルでとても楽しくハッピーな雰囲気です。

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登場してきたお洋服も、柄はをベースにした

カラフルなタイポグラフィーが中心です。

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カラーもオレンジからピンクのハッピーカラーが主役です。

タイポグラフィーからピアノの鍵盤のようにもみえる、エスニックな幾何柄で展開され、

不思議なパターンオンパターンのコーディネートです。

ちなみにもう日本での展開がないので、展示会で確認することができませんが

ドルチエ&ガバナでは、音符やピアノの鍵盤が登場してきたので

関連はあるとにらんでいますが。

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オレンジのビッグジャケットは80年代的な感じ

ボーイジョージとか1,吉川浩司(DのGのプレスいわく)みたいな

カラフルでビッグショルダーをスリムなパンツとフラットシューズに

合わせています。
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イエローにオレンジすべてがモチーフ使い、黒でしめています。

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サングラスに小さなクラッチバッグは、必携の小物です。

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コレクションでも毛皮が増加しています。

D&Gではカジュアルにイエローのパーカに毛皮をライナーにつけました。

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大きな文字から小さな文字まで、

カラフルな大小のタイポグラフィーがとってもリズミカル

新しいモチーフの誕生を感じさせます。

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フィナーレでは、今シーズンのトレンドカラーがずらりと勢ぞろい。

オーストリッチのミニスカートにジャカードセーター

ソックスにサンダルです。

 

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フィナーレ
ニットのセーターからカットソー、シャツまで

カジュアルなイブニングはいかにもD&Gらしいひねり方です。

もう日本で展開されないなんて本当に残念です。
今シーズンはスリムからワイドまでパンツの季節が到来です。

 

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ミューズはアンジェリカ・ヒューストン

今シーズンのインスピレーションは

写真家ボブ・リチャードソンが撮影した退廃的で官能的な

アンジェリカ・ヒューストンガウチョスタイル。

フリーダは一目に見てひらめいたそうです。

それはネットで検索していただくとして、

今回のショーは本当にさまざまなカラーが色々な素材感で

組み合わされ、フリーダも色と素材のミックスは「チャレンジ

だったと言っていました。

翌日の新聞は一面中面もグッチばかりです。

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展示会でもカラー別に分けられたラックが、

今シーズンのカラートレンドを伝えてきます。

ジェイドグリーンからバーガンディティールグリーンなど

女らしさが、濃厚にセンシュアルに漂います。

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いかにもフリーダらしいのは、ちょっとお嬢様っぽい

クラッシーな雰囲気があること。

水玉ボウ使いブラウスやひざ丈の柔らかいドレス、

そこにボリュームたっぷりのカラーファーを組み合わせます。

テキスタイルミックスとカラーのマッチンングは見事です。

シフォンニットツィード毛皮

オレンジにパープル、ブラウン、アクセントに必ず

カラーバッグが合わせられます。

キュロットにひざ丈タイト スカート、そしてイブ二ンングのマキシドレス

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今シーズンのバッグはショルダーとハンドバッグの

二個持ちがフリーダの提案です。

働く女性には、仕事とプライベートの両方のバッグの

使い分けが必要でしょう!!と言っていました

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バッグは小型になりつつあり、カラフルになっています

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どれををとっても「フィルム・ノアール」のヒロインのように

強く自信に満ちて、エロティック。官能的な女らしさです

圧巻はイブ二ンングドレス。

フローラスカルプチャー」と呼ばれるお花のオブジェが

首から肩にかけて華やかに彩りました。

花弁を一つずつハンドクラフトで仕立てたものです。

クチュールのハイテクニックを使いながら

若さの魅力を伝えるものです。

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今シーズンは帽子がとても増えてきましたが

それをいち早く、つば広中折れ帽で、最もフェミニンに

見せてくれたのがフリーダ・ジャン二―二でした。

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グッチ90周年記念フィアットチンクエチェントの発表

先シーズンのモーターボートに続いて

今回はイタリアの国民的名車「フィアット チンクエチェント

をグッチが手掛けました。

発表会では、黒に赤とグリーンのWEBカラー

入った黒のフィアットが発表されました。

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実際は黒に加えて、白も制作されているそうです。

内装もGGのロゴが入った白のレザーシートで

お洒落度はかなり高いです。

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これで街を走ったら、かなり目立つこと請け合いです。

日本でも発売予定

まだ確定ではありませんが、1500万円ぐらいとのこと。

グッチファンには必須のコレクターアイテムです

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プラダ Made in projectが教えてくれること

創業者であるマリオ・プラダの好奇心に満ちた目利きの精神が受け継がれ、
現在も卓越した技術を持つ信頼できる工房を常にリサーチしています。

最高の品質を求めるプラダに国境はなく
世界中から、優れたサステナアイテム
集めたMade in Project を発足しました。

プロジェクトはインド、ペルー、ニッポン、スコットランドから

伝統と歴史のあるとびきりのサステナアイテムが6つ集められました。
2011年春夏のコレクションでも、
このMade in Project の引用を見ることできます。

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例えば Made in Indiaの手差しの刺繍はラテンムードサマードレス
バレーシューズで展開予定のMade in Indiaのメッシュ編み
コレクションではこんな厚底のサンダルに2 (3)1.jpg
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これはマドラスゴートベジタブルヤーンダイにして、
手工芸のように編んだ物です。

バッグも、小さな工房で、型の上から編み込んでいった物で
100年以上続いてきたクラフツマンシップによる物です。

このほかにも日本のDOVAによるジーンズペルーのセーター、
スコットランドキルトスカート(これはMIUMIUでも登場)
などがあり、きっと「ホリデー&ブラウン」のシャツ地のように
プラダの定番になって行きそうです。
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トライバルなミラノは大胆モチーフ

大きな幾何柄大胆なボーダーストライプ
中心に強烈なブライトカラーが彩ったミラノ。
代表的なテキスタイルコントラスト配色
ディテールをご紹介します。

プッチではロックテースト満載の
スタイリッシュなショーの中に
少しトライバルテーストが入っています。

プッチプリントの上にインドミラーの刺繍が施され
70年代のヒッピーのイメージが、
洗練されたテクニックで蘇っています。

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メンズライクに仕立てられた
きれいなピンクのテイラードジャケットには、
柔らかいドレスとともに、こんなに可愛い
インディアンタッセル付きのスカーフが巻かれていました。
今季のトライバルはこういう風にパーツで取り入れるのが気分です。

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ジル・サンダーエレクトリックカラー

花柄はいくつかのアイテムに使われましたが、
写真プリントはまさにエレクトリックカラーそのもの。
まるでアート作品です。

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ジル・サンダーではこんな蛍光色の写真プリントが!
Tシャツがたくさん登場しましたが、無地の中に
こんな大きな花柄が隠れていました。
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マルニテクノ素材

マルニでは、カラフルなで大胆なモチーフが使われ
懐かしいような新しいような
不思議な感覚がとっても素敵でした。

この花柄は70年代調ですね
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花ともサイケデリックともつかない不思議なモチーフを
懐かしいと感じるのは70年代を知っている人か、
ヴィンテージショップ大好きな人だけでしょうか?
こういう服や生地が大好きだった時がありました。
ピンクオレンジは今シーズンのキーカラーです。

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こんな大胆なアフリカンなチュニックも登場しています。
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ファッションのミューズには欠かせない、
70年代女王ビアンカ
素敵なマダムになりました。

いまでも知的で意志的な感じは変わりません 。
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ドルチェ&ガバナのセレクトショップがオープン

世界中で大人気!
レインシューズドルチエ&ガバナのアイコンです。
今季はいろんなアイテムにカラフルに登場しています。
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シックレディライク。でも若くて可愛いラック。
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レディライク
が結構好きということもわかりました。
ドルチエ&ガバナは、セクシーでも
見かけは淑女というのは実は好み、、なんですね。
 
35.jpgアイフォンケースもアニマル柄です。
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今やどのブランドでも出しているアイパッドケース
でもショー会場ではほとんど見かけませんでした
でもアイフォンとブラックベリーで90%入ってる感じ。
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デザイナーたちのお友達もたくさん集って、
外はどしゃぶりでしたが店内は大賑わいでした。
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Tシャツにメタルメッシュのかぶり物
ちょっとハード系カジュアルです。
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プラダのハッピーラテンを堪能

コレクションすべてをコットンで仕立てたプラダ
南米がお金持ちで栄えていた
1940年代がテーマになりました。
ミュージカル」のように音楽も動きも
南米風にしたかったということです。

最初は強烈なシングルカラーでスタート
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それから、次第にボーダープリントに変化しています。

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ラテンアメリカハワイハッピーな感じが狙いです
ラテンバロックのプリントも大胆で素敵でした 。

プラダの展示会がある日はちょっと緊張して動きます。
展示会はしっかり見たいし、コレクションは
朝9時半から一時間おきに一日13本もありますし、
その合間にできるだけ時間を割きたいから
いつ行くかが問題です。
考え抜いて、一つショーを飛ばしてゆくと
あんがいみんな同じことを考えていて
同じ顔触れがそろったりします。

まず入り口には今シーズンのキーアイテムが並んでいます。
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単なるボーダーではありません
先染めに見えますが

実は色別にはぎ合わせてあるのです。
シンプルに見えるものほど凝った仕立てです。
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ボーダーバロックプリントのアロハシャツ
スカートはバナナプリントで気分は楽園。
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バナナプリントのアロハシャツ。
スカートはスパニッシュ風のバロックプリント。
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キモノスリーブ丸い大きな肩
リトルブラックドレスはプラダのアイコンです。
今シーズンは、ひざ下丈が圧倒的に多いです。
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こんなラテンなお気楽刺繍がなんとも可愛くて。パイナップル娘です。
フリンジの南米風ポンポンにも注目!
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今シーズンはバッグも全部コットンキャンバスです。
服と同じで大胆な色使い
コントラストでカジュアルで
ラテンの陽気さが伝わってきます。
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モデルがほとんど持っていたのが、このサマーファー
カラフルボーダー使いで、
これがあるだけで今シーズンの世界が
ポップレディライクになります。
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展示会ではこんなに無造作に置かれていました。

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